2024POG的預言・ローブティサージュの22（ラトラース）

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今回はプチノワール牝系のＧ１馬を母にもつこの馬で一本。中内田×シルクでこれも人気するんだろうなぁ。

ラトラース

父キズナ×母ローブティサージュ　牡　美浦　中内田充正

ラトラースの意味は「轍」らしい。二の轍を踏みたくないってこと？

【血統分析】

キズナ×ウォーエンブレム×Singspielの配合。母母プチノワール産駒の重賞勝ち馬はローブティサージュだけで、他の産駒は勝ち上がりこそすれど、人気ほどは走れていないのが現状。思ったより走れない理由は米欧混血のズブさ。ダート血統×重厚な芝血統という配合に一貫性がなく、突き抜けた特長がないため、勝ちきれない競馬が多くなるのだ。母ローブティサージュもこの傾向は強く出ていて、ハイペースや短距離などのキレ不要なレースでのハマり待ちだった。

当馬の父はキズナだが、父母キャットクイルがStorm Cat×Damascusのゴリゴリの米血で、これがウォーエンブレムと強く反応する（Damascus4×6）。その割にディープインパクトとBusted系という重厚な芝血統も併せ持つため、いかにもプチノワール牝系っぽく、勝ちきれない競馬が多くなるだろう。キレの要らない1200ｍ～1400ｍベスト、1600ｍ以上だとキレ不足を補えるようなドスローか超ハイペースが必要。コースはあまり問わない。重やダートはこなす程度。

【個体分析】

入厩前だが順調。1月27日と早生まれ、かつ空胎明けと、健康面では問題なし。早期デビューで短距離路線を使っていけば、POGでも稼げる場面はありそう。ただしスプリント路線がベストの牡馬なので、POG期間内はマイル前後のOP～重賞でコツコツ稼ぐタイプになる。中内田厩舎で期待が増しているが、活躍の場所は恐らく古馬の1200-1400路線。POG的には、速攻系としての情報があれば、下位でこっそり指名する価値はある。

【結論】