2023重賞的予言・フェブラリーS
先週の共同通信杯は◎ファントムシーフ(1着)、○タッチウッド(2着)、△ダノンザタイガー(3着)でほぼ完璧な的中。展開も血統もハマってくれた会心の予想でした。
2023.2.19 フェブラリーS
G1予想はしっかり分析してみます。まずは過去10年のタイム分析から。
良馬場の場合、テン3Fが34.0~35.8とかなりの差があるが、35秒台の2レースは戦前から逃げ馬不在と言われていた。今年は逃げ馬が揃っているため、34秒前半で流れて差し馬有利とみる。
次に過去5年の1~3着馬分析。
まず枠順。一見して好走馬は中~外枠に固まっている。19年のみ内枠決着だが、この年はテン35秒台のスローペース。ミドル~ハイペースになれば中~外枠がかなり有利で間違いない。
続いて血統。ペースの速いマイルダートで米血が強く、Storm Cat系、Deputy Minister系、Nijinsky系といった米血ノーザンダンサー系が注目血統。Forty Niner系、キングカメハメハ系も悪くない。
最後にリピーターレースであることも付け加えておく。東京ダート1600mは特徴的なコース形態だからだろう、カフェファラオ、コパノリッキー、ゴールドドリームなどが連続好走している。去年、一昨年の好走馬には要注意。
最後にステップレース分析。
根岸Sはハイレベル。1.22.5は良馬場での過去最速タイムで、ラップバランスが2021フェブラリーSに酷似しているのもいい。モズアスコットやテイエムサウスダンでも勝負になったのなら、いくら距離不安のあるレモンポップでも、マークを外すわけにはいかないか。
武蔵野Sは低レベル。テン5Fは過去10年で最も遅く、上がり勝負になった。フェブラリーSにも直結しそうにない。
チャンピオンSも低レベル。テン5F62.4、勝ち時計1.51.9ともに過去10年で最も遅い。しかもスローなのに差し馬が1着、全体的にレベルが低い。
東海Sは平凡。勝ったプロミストウォリアはドスローでの楽逃げ。また2着以下は千切られており、ステップレースとして参考にならない。
すばるSは例年並み。中盤が緩まない厳しい流れで、従来ならフェブラリーSには直結はしにくいが、今年は他路線が軒並み低レベル。相対的にこのレースの価値が上がるかも。
以上をまとめると、ポイントは以下3点。
今年は逃げ先行馬が揃い、テンが速そう。枠は中~外枠が有利。
血統は米血ノーザンダンサー系に注目。Storm Cat系、Deputy Minister系、Nijinsky系が合う。Forty Niner系、キングカメハメハ系も悪くない。
リピーターレース。過去のフェブラリー好走馬は要注意。他の重賞は根岸S>すばるS=その他重賞という序列と見る。
参考動画は、重馬場の2022年ではなく2021年の方で。中~外枠からロスなく好位を取れる馬が強い。
はい結論。
◎レッドルゼル
ロードカナロア×フレンチデピュティ。Storm Cat、Deputy Ministerにキンカメと血統はドンピシャ。外枠差し馬で、鞍上川田も心強い。さらにこの馬はリピーターでもあり、近年で最もレベルの高かった2021年の4着馬。力の衰えもまだ見えておらず、巻き返しは十分可能。
○ドライスタウト
シニスターミニスター×アフリートでDeputy Minister持ち。マイルG1勝ちがあるように、本質的にはマイル以上あった方がいい血統で距離延長は向く。すばるSは勝ち馬にうまく乗られた「負けて強し」の内容で、着順以上に強さを感じた。内枠は気になるが、能力的には十分足りるはず。
▲レモンポップ
Lemon Drop Kid×Giant's Causeway。こちらもStorm Catを持つ米血。1400mを続けて使われており、マイルでパフォーマンスを上げることはなさそう。それでもハイレベルの根岸Sを勝っているし、大きく割り引く必要もなく。
△ケイアイターコイズ
キンシャサノキセキ×クロフネ。絶好の大外枠を引けた。先行馬だが無理に行く必要はなく、持ち前のスピードで好位を取れるはず。すばるSではハイペースを4番手追走して最後まで抵抗しており、今年のメンバーなら適性でひっくり返す場面もありそう。
今回は堅そう。馬連ワイド3連複で。
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