2023POG的予言・アイムユアーズの21（ラファミリア）

今回はPOG期間内に大活躍した母の産駒で一本。そしてレイデオロ産駒の初レビュー。新種牡馬でも「予言」はできますし、それなりに当たります。

ラファミリア

父レイデオロ×母アイムユアーズ　牡　栗東　矢作芳人

アイムユアーズちゃんマジ天使。わかる人はベテランを名乗っていいです。

【血統分析】

レイデオロ×ファルブラヴ×エルコンドルパサーの配合。母アイムユアーズは意図的にキンカメ系を多くつけられているが、近親配合の影響か、体質が弱い馬が多い。そこにきて今回の父馬はキンカメ系レイデオロ。Mr.Prospectorの4+5×5も加わり、やはり体質の弱さは出やすいだろう。また父母ラドラーダと母父ファルブラヴから米血Seattle Slewの影響が強いが、一方でKingmamboの3×4もあり、米欧混血でズブいタイプ。中距離では勝ちきれず、将来的には短距離にシフトして花開くタイプと見る。芝でパワーの必要な条件、中山や阪神内回りが合う。特に阪神1400ｍはベスト。一方でキレの必要な条件、東京や京都外回りはあまり合わない。

【個体分析】

4月末時点で未入厩。矢作厩舎が渋滞しているからかもしれないが、生年月日が1月24日なのに未入厩だと、体質の弱さを疑った方がよい。また矢作厩舎の使い方も合わない。この厩舎は使って調子を上げていくのが基本であり、ある程度のタフさが必要だからだ。その一方、矢作厩舎は固定観念に囚われることがないので、短距離を早めに試してくれそうな点はよい。総合すると、勝ち上がりはできそうだがクラシック向きではなく、大きくは稼げないと見る。

【結論】