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【OCG 2021年10月環境】デスフェニをぶっ飛ばせ!進め勇者プランキッズ!

◼️はじめに

皆様、noteをご覧に来ていただき誠にありがとうございます。
本noteはプランキッズ普及の足がかりになるよう、2021年10月環境開始時、私の使用しているプランキッズの構築を紹介するものとなります。
勝ったからnoteにしました!負けたからしません!という意味ではなく、あくまで私がデッキを作る上で文字に起こした方が整理できるため行なったものです。「この理論で勝ってるなら参考に」「負けているからこのプランは間違っている」「この中でも一部は取り入れられるだろう」というように、プランキッズの構築に悩んでる方の一助になれば幸いです。

なお、構築には色々な考え方がある中、私も軸となってる考え方があり、それを前提に話しが進むことをご承知おきください。
興味のある方は下記のリンクよりご一読いただけると幸いです。

◼️プランキッズの課題について

今期の最重要課題は「D-HERO デストロイフェニックスガイが重い」ということです。
プランキッズのギミックでは正直対処しきれず、出来たとしてもリソース差が生まれ負けてしまいます。そのため、NS権に依存しない、汎用的なカードに頼り、デスフェニを踏んだ後にプランキッズの展開を行なう必要があります。
下記に対策を列記しますが、どれか一つではなく、うまくチョイスすることで貫通力を高めることに繋がるかと存じます。
なお、屋敷わらしやスカルマイスターなどの採用も検討できますが、結局1度何かで踏まなければ自ターンで展開が出来ないため、あくまで環境にも刺さるから採用するという認識を持つことをお勧めします。

●禁じられた一滴等のチェーン出来ない無効系札の採用
●壊獣の採用
●融合の採用
●死者蘇生、ワンフォーワンなどのプラス1する札の採用
●勇者ギミックの採用
●デステニーフュージョンの採用

◼️プランキッズ視点の環境について

デスフェニが増えているという点はありますが、不利対面であった電脳堺を意識する必要がなくなったと言う点は大きいです。新しい型の電脳堺が現れるかも知れませんが、シェアが下がることを考えると、無理に対応せず、他展開系のLL鉄獣、ドライトロン、幻影勇者とあわせて対応を練ると良いでしょう。(先行展開されたらなんでもキツいです)
また、全体的にやることがデスフェニ中心になっており、環境初期ということもあいまって展開系が増える予想です。展開系に寄せることが容易なため、サイドのプランの幅が広がります。

総じて1枚初動の安定と、そこからの破格な展開、スロットの柔軟性を活かすテーマということで、前期からの立ち位置と変わりない認識で良いかと存じます。

◼️構築について

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今回の比率は43枚構築の下記配分の選択を取りました。課題への選択はメインから壊獣と勇者ギミックを採用し、スモールワールドで柔軟にサーチする形にしています。

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●スモールワールドは「全てのモンスターをプランキッズに変換できる」という点からプランキッズ札にカウント
●壊獣は「相手の展開を抑える」と言う観点から手札誘発札にカウント(あと引き、スモールワールドからサーチできる点も評価)
●聖殿の水遣い、アラメシアの儀は「流離のグリフォンライダーにより手札誘発を貫通できる」と言う点で貫通札にカウント(後手では指名者系には無い踏む力がある点も評価)
●勇者ギミックは増殖するGに弱いため、指名者系の他、増えるであろう展開系に有効な灰流うらら、ドロール&ロックバードを採用

プランキッズ自体の枚数を抑えている点については、踏む力が弱く、融合で貫通するにしても要求値が高くなってしまう点を認識し、1枚でサンダーボルト2回+1ドロー+1マリガンまでの期待に留めています。相手がフュージョンデステニー1枚で成すことをプランキッズ1枚でこれだけやれると言うこととしてポジティブに捉えましょう。
スモールワールドを採用することで貫通力の高い札の採用、プランキッズ展開の安定、手札誘発増し増しによる禁じられた一滴対策を実現しています。
青赤、緑黄の比率を3:2にしているのは、後者はコストの要求が多少なりとも発生してしまうため、展開を返されたあとを維持するのが厳しいと判断したためです。
緑黄を優先するとデスフェニに多少強気に行ける面もありますが、蘇生自体を許しているとリソース差がどうしても生まれ続けてしまう点と2種類引いていたら同じことができるのも踏まえて優先度を低くしました。

大暴走1枚をサイドに落とす点については、プランキッズを減らしていることにより、貫通札としての期待値が減ったためです。大暴走×2のプレイは相手が展開系だと分かっている上での先行時に行なうため、サイチェン後からでも問題はないとし、サイドに落としています。

ロアゴン不採用ついては、可能であれば入れたかったのが正直なところです。
ただ、先行ロアゴンの構えも大暴走×2と同じ理論であるため使用頻度が低く、今期ロアゴンを先行で絶対に構えたいテーマがエンディミオンしか思い当たらず、また大暴走×2をしたあとのアナコンダでの雷竜融合を行なうためのバトラー3枚目とを天秤にかけた結果、バトラー3枚目を選択した形となります。
エンディミオンが環境に多い場合はロアゴンを優先した方が良いかと存じます。

聖殿の水遣い3枚に対し、アラメシアの儀1枚についてですが、

●聖殿の水遣いとアラメシアの儀が被った際に生み出すパワーがプランキッズの場合、高くない
●アラメシアの儀は聖殿の水遣いの効果で墓地から拾える
●運命の旅路がない状態ではさほど機能しない

と、初動以降の強さに欠けるため、貫通札として十分に期待できる枚数まで採用しています。
3:1なのは聖殿の水遣いがスモールワールドでの関係性が良好なためですが、環境にサンダードラゴンが多い、ドロール&ロックバードが多い場合は、スモールワールドが不利に働いてしまう状況であれば比率を変えると良いでしょう。

墓穴の指名者が1枚なのは、貫通札が勇者ギミック4、抹殺2、墓穴2となった際、必要枚数は7枚であるためどれを削るか、という点で、最終的に4:2:1の選択を取りました。
先手後手関係なく貫通札として使える勇者ギミックの比率を高くしたいため4枚の採用。指名者系は基本的に先行でしか投入しない点を踏まえ、ニビルや墓穴などの魔法への耐性を上げたいと言う意図で抹殺を優先して2枚の採用。残った枠に墓穴1枚の採用。という思考です。
ちなみに貫通札と言う点で、増殖するGに対しては指名者系3、灰流うらら3、ドロバ2の構成であるため手札誘発1枚に対しての期待値は十分に確保できている認識です。

デステニーフュージョンをメイン採用しなかった理由ですが、まずメリットが

①デスフェニを出せる
②-1ディバインで2ドローできる
②-2ダッシュでモンスターをSSできる
③ディアボとディナイアルでリンク数を3伸ばすことができる
④ダッシュとディナイアルでリンク数を2伸ばすことができる
⑤抹殺の指名者でデステニーフュージョンを選択できる

非常に魅力的です。
①が主目的なるため、②③は副産物でしかありませんが、十分に強力です。
②-1の良いところは手札が0枚になっても2枚増やすことができる点です。一見強力に見えますが、プランキッズでは手札0になるほど窮地に追い込まれている場合、手札2枚からリソースを爆発的に増やすことが出来ないため狙って行なうのではなく、ワンチャンその効果がある程度の認識の方が良いでしょう。手札誘発の関係で打ち尽くすのも難しいので。
②-2については引いたプランキッズがそのまま1度踏む力となるため非常強いです。デッキの残プランキッズの数と手札の手数でいつ使うのか検討するのが良いでしょう。展開後に残ってるプランキッズの数にもよりますが、ドローで引ける確率は20%くらいだと思っておくとちょうど良いかと。
③プランキッズでは②に比べるとさほど強い効果とは言えませんが、アナコンダを使用していない場合やアクセスコードトーカーをプランキッズの余った部分で作れたりと意外と重宝することがあります。ただしプランキッズと噛み合うとリンク数自体が増え過ぎてしまい飽和してしまうのが難点です。
④③のコンパクト版です。リンク数が2つ分確保できると、鳥efでプランクを拾い、プランクefでリンク数4まで確保できます。トークンを含めてユニコーンをLS、その後アクセスまで繋げられます。
⑤先行時であれば抹殺の無効範囲が広がってます。抹殺自体も先行用のカードであるため、相手のデスフェニを抑えるのを期待できます。

これに対してデメリットが

❶後出しの手数にしかならない(展開の順番がプランキッズ→デスフェニになる)
❷融合素材を黄で除外するとデッキ内の有効札を4枚失い、アナコンダでのケアプランが取れなくなる
❸アナコンダを使用することで雷竜融合に触りづらくなる

こう言った点が挙げられます。
❶は実は結構致命的です。プランキッズを複数手札に抱えている場合は問題ないのですが、1枚しか無い場合、プランキッズで踏む=プランキッズを今後のドローで素引きすると言うことになります。40:14の比率で1枚使い、残りを素引きできる確率は40%くらいです。安定したゲームメイクをするには少々心許ないため、プランキッズで踏むことは考えない方が良いかと存じます。
特に後手では少しでも手数を増やすため、大暴走も絡めたいのですが、制約上有効な手になりません。プランキッズで踏み、デスフェニだけで盤面を返せるのであれば問題ありませんが、そう言う状況も少ないかと存じます。
❷はイ-番外編でも述べておりますが、「プランキッズはゴミを持っていても黄でマリガンできるのでゴミを1枚引いても大丈夫、ゴミを2枚引くことは確率として低いから無駄に増やさなければ安定性は欠けない」という理論ですが、融合素材を引いてしまった場合、これには該当しません。1枚素材をかかえることでデッキ内にゴミを大量に産んでしまうため、安定性とはほど遠いものとなってしまいます。(この点については旨味は少ないですが③を選択する手もありだと思います。)
❸はあくまでプランキッズで戦うことを想定しているため、プランキッズを2,3順した際に発生します。出し過ぎないよう調整することでケアができますし、あまり大きなデメリットとはならないかと存じます。

以上をざっくり総評すると、デスフェニは強いが選択によっては安定感に欠けるということになります。
冒頭でも述べておりますが、今期最初はサイドにかなり余裕があります。
その点を踏まえ、

❶対策:先行用サイチェンに用いることでデスフェニを最大限活かす
❷対策:フュージョンデステニーを1枚だけにすることで融合素材を黄で切ったとしてもデッキに残るゴミは2枚(抹殺用として用途は残る)
❸対策:アナコンダを使ってしまった場合はプランキッズを節約気味に戦う

と言うことで、フュージョンデステニー1枚と素材④をサイドに計3枚入れるプランを取りました。先行展開の勅命や虚無のような感覚です。

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◼️実際に環境でプレイしてみて(2021/9/29 追加)

自分はCSに出るごとに各試合をどう勝ったのか、負けたのかのレポートを書いています。少々手間ではありますが、自分の試したプランがどこまで通用したのか、負けに直結した原因は何なのかを把握するための材料となります。
またその際、勝敗の要因を

1.想定していたプラン通りだったか
2.プレイミスが関係しているか
3.お互いのプラン、プレイに関わらず、試合がもつれた上でどうなったのか
4.事故により勝敗が決まったのか
5.投入したメタカードが作用したのか

と言う様に区分わけしています。2021年10月環境が始まり、9月中に4回CSに参加した結果が下記の様になります。

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反省に入る前に一番気になるであろう、デスフェニに何回負けたかですが、❶の内4回程度しかありませんでした。この構築であれば懸念していたデスフェニ程度はクリア出来ているかと存じます。

さて、イロハ編にて、デッキで勝率50%はプラン通り行く想定とし、それに沿った構築をしています。結果の内、構築による勝率は①③⑤の合計と考えると48%なので、概ね想定通りと言ったところでしょう。負け星の中でも❷は0が望ましいので精進したいところです。
今回の負けで注目したいのは❶❺となります。
❶は概ね相手の妨害が3手あり、それを超えることができなかった結果となりました。相手の手数が完全に上回った場合は結果が①に、ギリギリ届いて競り合いになった場合は③となります。もつれた場合は1枚初動かつ多数初動を採用できる点はプランキッズが優れている点であり、相手がリソースを枯らすほどのダメージを与えられるのはカードを強く打てるような比率で構築しているためです。
話しは逸れましたが、課題の一つとして手数が重要になることを認識しました。今期はプランキッズ、勇者、壊獣ではまだ足りないと言うことです。
❺は深淵に潜む者やディメンションアトラクターによる墓地を強力に縛る効果を持っているメタがTier1であろう幻影勇者の増加に伴い増えたこと。コストを有効に使うことができるテーマ(幻影勇者等)が増えたことによるツインツイスターの採用の増加。辺りが伺えます。
Tier1とメタが被ってしまう点は非常に頭を抱えてしまう点ではありますが、使用してくるテーマがどちらも限られる点を認識し、多少サイドで意識するのは良いかと存じます。また、ツイツイについては微妙な選択肢ではありますが、プレイの中で3伏せするようにカードを調整するのも念頭に入れて良いかと存じます。
以上問題点をまとめると

●手数が1手ほど足りない
●墓地メタが重い
●ツイツイケアを念頭に入れる必要がある

となります。
問題点を踏まえた上で少し構築をいじるとするならば

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手札誘発を2枚減らし、貫通力を上げる札を2枚追加しました。減らすことにより手札誘発2枚を引く確率が7%下がりますが、後手ドローによる6枚目でも機能するカードとして壊獣のような立ち位置を提案します。簡易融合、三戦の才ともに先行でも使用でき、後攻でも1回踏む機能を持っています。しかしこの2枚については、勇者ギミック・壊獣の増加、爆発力の高い融合、汎用性のある禁じられた一滴など天秤にかける選択肢は多いと存じます。研鑽がまだまだ足りないとは思いますが、その一助となれば幸いです。

◼️最後に

本noteの解説はいかがだったでしょうか。
新しいパックも控えていますし、環境は刻一刻と変化していくのでどこまでこの理論が通るかはわかりませんが、皆様の思考の一助となれたのであれば幸いです。

プランキッズに関して他にも記事がありますので、興味のある方は是非ご参考にしていただけると非常に嬉しいです。



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