ChatGPTをつかいこなす為のプロンプトエンジニアリング入門
プロンプトエンジニアリングとは
今回は、AIとのコミュニケーションを効果的に行うための重要な概念、「プロンプトエンジニアリング」について解説します。
プロンプトとプロンプトエンジニアリングとは
まず、基本的な用語を押さえておきましょう。
プロンプトとは?
プロンプトとは、ChatGPTなどのAIシステムに対して与える指示や質問のことです。
例えば、ChatGPTに「猫について教えて」と入力する場合、この「猫について教えて」という文がプロンプトになります。
よくある相談として、ChatGPTを利用してみたけど、自分の想定した回答が得られないというケースがよくあります。
その理由として、プロンプトの指示が不適切であることが多いです。
適切なプロンプト指示分を与えることで精度の高い回答を得ることができます。
プロンプトエンジニアリングとは?
プロンプトエンジニアリングは、AIから望ましい結果を得るために、このプロンプトを効果的に設計・作成する技術や過程を指します。
言わば、AIとの「上手な会話の仕方」を追求する分野といえるでしょう。
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優れたプロンプトがもたらす効果
適切なプロンプトを使用することで、以下のような効果が期待できます
より正確で役立つ答えがもらえる: はっきりした質問をすると、AIがより的確な答えを出しやすくなります。
欲しい情報が早く手に入る: 上手な質問をすれば、少ないやりとりで必要な情報を素早く得られます。
新しいアイデアが生まれやすくなる: 工夫した質問をすることで、AIからより面白いアイデアや解決方法が出てくることがあります。
難しい仕事も上手く進められる: 複雑な作業も、適切な質問で小分けにすれば、スムーズに進めやすくなります。
明確で適切なプロンプト作成のコツ
では、どのようにして効果的なプロンプトを作成すればよいのでしょうか?以下に、いくつかのコツをご紹介します。
具体的に指示する
曖昧な表現を避け、求める内容や形式を明確に伝えましょう。
悪い例:「最近の天気について教えて」
良い例:「昨日の東京の天気と、今日の東京の天気予報を教えてください」
詳細な情報を提供する
背景情報や目的を説明することで、より適切な回答を引き出せます。
悪い例:「ダイエットのアドバイスをください」
良い例:「30代女性で、仕事がデスクワーク中心の人向けに、健康的なダイエットプランのアドバイスをください。特に、1週間の食事メニュー例と適切な運動の提案を含めてください」
制約条件を設定する
文字数や使用する言葉、スタイルなどの制限を加えることで、より焦点を絞った回答を得られます。
悪い例:「ブログ記事を書いてください」
良い例:「ブログ記事を書いてください。テーマは『リモートワークの利点と欠点』で、500字以内にまとめてください」
段階的にアプローチする
複雑な課題は、小さなステップに分けて指示を出すと良いでしょう。
悪い例:「プロジェクトの計画を立ててください」
良い例:「プロジェクトの計画を段階的に立ててください。まず、プロジェクトの目的と目標を定義してください。次に、主要なマイルストーンと期限を設定してください。最後に、必要なリソースと担当者を割り当ててください」
まとめ
プロンプトエンジニアリングは、生成AIの力を最大限に引き出すための重要なスキル。
適切なプロンプトを設計することで、AIが高品質な出力を生成し、さまざまなタスクにおいて効果的に活用できるようになります。
人間と同じで曖昧な指示を与えると、想定外のアウトプットが出力される。プロンプト指示文は今回学んだ内容を参考に指示すると、精度の高い回答を得ることが可能です。
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