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【日経225OP】2種類ロングストラングル

以前、下記記事で紹介した2種類のロングストラングルを実際の相場でどのような損益になるか検証する企画。

しばらく、実際の相場で検証しながら、どんな相場の時に有効なのかヒントが使えればと思っております。

今後のルール

あまり、ズルズルと検証しても意味がないので、月曜日の大引け(15:15)の時点で建玉を組んで、その週の金曜日の大引け(15:15)で決済した条件で検証を行っていきたいと思います。

相場状況と建玉

10/25(月)の日経平均は約200円下げる展開となりました。日経VIも少し上昇してきております。今週末は衆議院選挙が実施されますが、どのような相場になるかな。

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①最小IVロンスト
月曜日の引けの時点では11C30000のIVが最小値(15.51)でしたので、2枚買って、先物Mでヘッジしました。

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②OTMロンスト
OTMはATMから約3,000円下の11P25750を選択。残日数も少なくなってくるのでセータ的には厳しいかもしれませんね。

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さて、1週間でどのような損益となるかな?

検証結果

1週間の相場、IVの変動、損益の変化は下記表のとおりとなりました。初日に相場が大きく動いてプラ転しましたが、その後はマイナスなっております。

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日経平均は500円上げたり、270円下げたりとボラの激しい展開でしたが、今週の日経VIは-0.81と下落。ただ、個別のIVは上昇となりました。

ベガプラスであるので、IVの上昇はこのポジにはいい影響があったかな。
11C30000 21.948(ベガ)×1.54(IV)=20.4
11P25750 14.468(ベガ)×3.75(IV)=54.3

一方、セータによる減価は下記のとおり、セータを超えるベガの収益が得られなかったのが負けの理由かな。
11C30000 -13.349(セータ)×4(日)=-53.4
11P25750 -16.797(セータ)×4(日)=-67.2

まとめ

今回の結果は、前回同様にOTMロンストに軍配が上がりました。ただ、日経VIの変動が1ポイントくらい動かないと損益得るには難しそうですね。

また、残日数が少ないとセータの影響が強くなるので、大相場にならない限り利益とるのは難しいそうですね。

もう少し、相場検証してみようと思います。最小IVロンストがプラスとなるケースも経験したいな。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ありがとうございました!