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52.ローマ3:21-22a 神の義がすでに示されている

21,しかし今や、律法とは関わりなく、律法と預言者たちの書によって証しされて、神の義が示されました。
22,すなわち、イエス・キリストを信じることによって、信じるすべての人に与えられる神の義です。

ローマ人への手紙3章21₋22節、新改訳聖書2017

 神は絶対的に正しく、公正な方。

 旧約聖書の時代、人間はモーセの律法を通してこの神の義を知らされていたのです。しかし、ヘブライ語がわかるイスラエル民族に限られていたのです。

 「しかし今や」、律法を守っているかどうかとは関わりなく、神の義はイエス・キリストにおいてすべての人のために明らかにされ、与えられている、とパウロは言います。

 それは、そういうモノがあることを知るだけではなく、人間のうちにその義が与えられる、ということです。

 イエスが人に義をもたらすキリストであることを信じる、だけで。

 パウロが「しかし今」と書いたのは、パウロがこの手紙を書く約25年前に、イエス・キリストが預言の通りに十字架にかけられ、復活したからです。もうすでに、そのような時代に移り変わっているのだ、と。

 その結果、この「神の義」は、もはや神の約束を受けたイスラエルの正統な子孫だというユダヤ人だけにではなく、「信じるすべての人」に対して「今や」与えられるようになったのです。

 ユダヤ人と異邦人の間には、罪においても、神の義を受けることにおいても、何の違いもありません。

 神は本当に正しく、公正な方ですから、神の義を知識として知るだけでなく、「神の義」を自分のものとして生きていくようになれるのは、すべての民のために神に遣わされたイエス・キリストを信じる「今」「すべて」の人なのです。

考えてみましょう:あなたは神の義を知り、また神の義の中に生きていますか?あなたは、イエス・キリストなしに神の義に生きることができるでしょうか?


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