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香港チャンピオンズデー🏇いついて

 こんにちは。

 新型コロナウイルス感染の感染拡大が止まらない中、大阪、兵庫、京都、東京で緊急事態宣言が出される見込みです。ここまで来たら、個人単位でしっかり感染予防に努めるしかないですね。私自身も来月の連休明けに大事な選考試験があるので、感染しないようにしっかり予防したいと考えています。

 さて、そんな中でも競馬は行われます。今週末は、国内でこそGⅠはありませんが、香港で香港チャンピオンズデーということでチェアマンズスプリント、香港チャンピオンズマイル、クイーンエリザベス2世カップの3競走が行われます。その中で、日本馬が出走するチェアマンズスプリントとクイーンエリザベス2世Cで馬券発売が行われます。

 今回は、それぞれの競走について展望を書きたいと思います。

1、チェアマンズスプリント GⅠ シャティン 1200M

  まずは、ダノンスマッシュが出走予定のチェアマンズスプリントです。

 地元の有力馬ホットキングプローン、クラシックレジェンドの2頭が回避したことで、ダノンスマッシュが去年暮れの香港スプリントに続き香港スプリントGⅠ2冠を達成し、国内外のGⅠ3連勝を達成できるかに焦点が当たるでしょう。出走メンバーを見ても去年の香港スプリントの顔ぶれとほとんど変わらず有力馬2頭が回避したことでメンバー的にかなり手薄な印象です。スプリントが強い香港スプリント馬が手薄な状態のここは、ダノンスマッシュにとっては大チャンスと言っていいでしょう。

 さて迎え撃つ地元馬です。去年の香港スプリントでダノンスマッシュの2着に入ったジョリーバナーは、次走のGⅠセンテナリースプリントで10着と大敗しそれ以来のレースになります。状態面が非常に気になるところですが、万全の状態でレースに望めれば打倒ダノンスマッシュ1番手になりそうでしょうか。

 去年の香港スプリント3着馬ラタンは、去年以来のレースでこちらも状態面が気になりところでしょうか。プレミアムボウル、ジョッキークラブスプリント、香港スプリントと3戦連続で3着に入っており、相手なりに走る印象の馬です。去年と同じ状態でレースに望めればメンバーレベルも大きく変わっていないので好勝負でしょう。

 去年出ていない馬の中では、今年のハンデ戦で2連勝し、前走GⅡスプリントカップ5着に入ったウェリントンでしょうか。ただ、前走GⅡで敗れてしまった内容は物足りない気がしますが、このメンバーでどこまでやれるでしょうか。

 やはり顔ぶれを見てもダノンスマッシュにとっては負けられない1戦になりそうです。ただ、前回の香港スプリントでは6番人気と低評価でしたが、今回は地元の香港でも1番人気に推され、マークは香港スプリントの時よりも明らかに厳しくなるでしょう。そのマークを跳ね除けてダノンスマッシュが勝利することができれば、一気に種牡馬としての評価も上がるところでしょう。ダノンスマッシュの走りには注目です。

2、香港チャンピオンズマイル

 続いて、香港チャンピオンズマイルについてです。

 このレースの焦点はなんと言ってもゴールデンシックスティが連勝を伸ばすことができるかでしょう。現在13連勝中、追い込み馬ながら展開問わず大外から鋭い末脚を駆使して勝ち切る姿は本当に強いの一言です。前走の香港ゴールドカップでは、地元の雄エグザルタント、フローレ相手に大外から脚を繰り出し、最後はフローレとの叩き合いを制して、13連勝を達成しました。強敵は、香港スチュワーズカップでアタマ差2着のサザンレジェンドくらいでしょうか。それでも通ったコースの差を見てもアタマ差以上の力差を感じました。是非、ここを勝利して日本のGⅠ安田記念でその走りを見たい1頭です。

 おそらく地元香港ではこのレースの方が注目度が高いと思います。日本馬は出走しませんが、今後の香港競馬や日本のGⅠを占う上でも注目のレースです。

3、クイーンエリザベス2世カップ

 最後は、日本馬4頭が出走するクイーンエリザベス2世カップです。地元の有力馬フローレの回避によってこのレースも日本馬にとって追い風が吹いている印象です。

 まず、日本馬の最大の注目は去年無敗の牝馬三冠を達成したデアリングタクトのパフォーマンスでしょう。今年初戦の金鯱賞では伏兵ギベオンの逃げ切りを許したものの2着は確保し、最低限の走りを見せました。去年のパフォーマンスを見れば連敗はしたくないでしょうから、ここでメイチの仕上げでくるでしょう。鞍上の松山騎手は海外GⅠ初勝利がかかっています。状態面も問題なくレースに望めているとのコメントがあるので、自信を持って騎乗して欲しいですね。

  続いて、シャティン競馬場では一昨年の香港ヴァーズ勝利の実績があるグローリーヴェイズです。一昨年のこのレースで破った馬は、ラッキーライラックと全盛期のエグザルタントですから、この勝利は非常に価値が高いです。過去2戦は、今回出走するデアリングタクトに先着は許していますが、大きな差をつけられているわけではないので、逆転の可能性も十分にありそうです。追い切りに騎乗したティータン騎手のコメントからも好印象を抱いているので本番でも非常に楽しみです。

 そして、ドバイシーマクラシックでは、ミシュリフ、クロノジェネシス相手に差のない3着に入ったラヴズオンリーユーも本来の調子を取り戻してきており、前走のパフォーマンスを見てもここでも当然上位候補でしょう。海外連戦ということでコンディションんは気になるところですが、陣営のコメントを見る限り問題はなさそうです。おそらく、日本の馬券ではデアリングタクト、グローリーヴェイズ、ラヴズオンリーユーの3頭が上位人気に支持されるでしょう。

 日本馬の最後に紹介するのはキセキです。3歳時に菊花賞を勝利し、その後一度は調子を崩しながらも、復調し長い活躍を見せています。近走ではゲートや気性の問題が出ているので、いかにテンションを上げずに走らせることができれば力はあるので一発があってもおかしくない1頭だと思います。

 最後に紹介するのは地元香港の雄エグザルタントです。7歳になった今でも地元香港のGⅠで好走を続けており、本当に強い馬の1頭です。迎え撃つ香港馬の中では総大将はこの馬でしょう。ただ、去年の香港ヴァーズでは、モーグル相手に2着も3馬身差をつけられて完敗、前走香港ゴールドカップもゴールデンシックスティ、フローレ相手に3着と敗れており、一時期の勢いは落ちている印象です。香港ヴァーズで差をつけられたモーグルは次走ドバイシーマクラシックで7着と大敗しており、ラヴズオンリーユーとの着差を考えると分は悪い印象は否めません。ただ、地元のシャティンコースという地元コースの利を考えると無視はできない1頭でしょう。

4、まとめ

 以上、香港チャンピオンズデーの3競走を取り上げました。どのレースも注目ですが、日本馬が出走するチェアマンズスプリント、クイーン・エリザベス2世カップは地元の有力馬回避で共に大チャンスです。

 私は、馬券はクイーン・エリザベス2世カップの1レースに今週は絞って勝負するので、こちらの予想も取り上げたいと思います。

 今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

 

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