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香港国際競走注目馬その2

こんにちは。

前回記事では、香港スプリントと香港マイルの出走注目馬について触れました。短距離レースなので、香港馬VS日本馬の対決を主眼に書きました。

一方、香港カップ、香港ヴァーズでは欧州からの有力馬も出走を予定しているので、その点にも注目しながら進めたいと思います。

1、香港カップ出走注目馬について

まず、香港カップの注目馬についてです。

このレースは、日本馬が非常に有力なレースだと思います。日本からは、このレースで引退となるラヴズオンリーユー、レイパパレ、ヒシイグアスの3頭が出走を予定しています。

この3頭が1~3着を独占してもおかしくないくらいのメンバー構成だと思います。

その中でも特に注目はラヴズオンリーユーでしょう。今年は京都記念を勝利し、次走のドバイシーマクラシックでは、勝利したミシュリフ、2着のクロノジェネシスとは差のない3着と力のあるところを見せました。

次走のQE2世Cでは、強力な日本馬4頭の追い比べを制して、海外GⅠ初勝利となりました。その後休養し、札幌記念で2着のあとアメリカに遠征しました。そのアメリカのBCF&Mターフで小回りの非常に器用さが求められるサラトガ競馬場のコースを克服し勝利しました。一瞬狭くなるところがあった中で差し切った内容は非常に強いの一言です。今回の香港で引退となりますが、引退レースを同世代のグランアレグリアと同様勝利して飾ることができるか注目ですね。

もう1頭の注目の日本馬はレイパパレ。去年は5戦無敗でシーズンを終えて、迎えた今年初戦の大阪杯では、重馬場でグランアレグリア、コントレイル、サリオスという強力な馬たち相手に果敢に逃げて最後の直線では、逆に突き放す快勝ぶりでした。しかし、秋は復帰戦のオールカマー4着のあと、エリザベス女王杯でも6着と非常に苦しいレースが続いています。今回は鞍上に世界で活躍しているスミヨン騎手を迎えます。個人的には思い切って逃げた方がこの馬の持ち味が出ると思いますが、今回はどんなレースを見せるか非常に注目ですね。大阪杯のパフォーマンスを見る限りこのまま終わるような牝馬ではないと思いますし、復活の兆しを見せたいですね。

日本馬として最後に紹介するのは、ヒシイグアス。今年は中山金杯、中山記念と中山で行われた重賞を連勝し、4連勝で今後の活躍を期待されていましたが、その後はなかなかレースを使うことができず天皇賞・秋で8ヶ月ぶりの実戦となりました。相手も非常に強力で流石に厳しいと思われましたが、そんな中での5着は非常に立派な内容だと思います。今年力は一気につけている馬ですし、前走の内容を香港でも発揮するようなことができればラヴズオンリーユーとも十分に勝負できる内容だと思います。鞍上の雷神Jモレイラ騎手というのも魅力ですし、ここでいいレースを見せて来年に繋げたいですね。

このレースの日本馬3頭が非常に強力ですが、この日本馬に対抗できるのはやはり欧州馬でしょうか。ドバイオナーは前走の英チャンピオンSで2着と好走しました。このレースは、前走インターナショナルSを圧勝し、ドバイシーマクラシックではラヴズオンリーユーにも勝利したミシュリフが人気を集めていましたが、そのミシュリフにも先着を果たしています。香港の馬場状態に適応することができれば日本馬3頭とも十分に渡り合う力のある馬だと思います。

ここで挙げた4頭がやはり有力でしょうか。メンバー的にはかなり手薄な印象があるので日本馬が勝利するチャンスは非常に高いと思います。

以上、香港カップについてでした。

2、香港ヴァーズ注目馬について

続いて、日本で馬券発売がされる香港国際競走のGⅠの中では1番早い時間に行われる香港ヴァーズ注目馬について記事にしたいと思います。

このレースについても日本馬VS欧州馬とはなりますが、正直なところ欧州からも一流どころの出走はないので注目となるとやはり2年前のこのレースの勝ち馬グローリーヴェイズとなるでしょう。

2019年のメンバーを見ると3 1/2馬身差の2着にラッキーライラック、3着にエグザルタント、4着ディアドラという錚々たるメンバー構成です。今年のメンバー構成を見るとこの年より明らかに劣るので、勝利するチャンスは十分にあると思います。秋復帰戦のオールカマー3着は休み明けで初の中山コースということを考えると悲観する内容ではないと思います。今年は、QE2世Cも脚元の不安が囁かれる中でラヴズオンリーユーの2着と結果を残しましたし、コース適性も問題なし。今年のメンバー構成を見る限りでは、最有力はこの馬でしょう。

ただ、2番手以降は大混戦だと思われます。日本から出走するステイフーリッシュにも勝ち切るまでは難しいかもしれませんが、馬券圏内に食い込むチャンスは十分にあると思います。今年のレースでは京都記念2着以降は厳しいレースが続いていますが、使いながらも着実に状態は良くなっているので、香港の馬場に適性があれば。

欧州の注目馬は去年のこのレースの勝ち馬モーグルとなるでしょうか。去年はエグザルタントとの一騎打ちの様相でしたが、しっかりと勝ち切りました。その後、なかなかレースで結果を残せてはいませんが、去年のパフォーマンスを見ると再度の好走の可能性は十分に考えられると思います。

あとは、コロネーションC、チャーチルSと連勝しているパイルドライヴァーでしょうか。コロネーションCはジャパンやモーグルに先着していますし、グローリーヴェイズが伸びを欠くようなら勝利するチャンスは十分に勝利する可能性はあります。

以上、注目馬として4頭を取り上げましたが、やはりグローリーヴェイズが中心となるでしょう。得意の香港コースでその能力を存分に発揮してほしいですね。

3、まとめ

以上、香港カップ、香港ヴァーズの2レースの注目馬について取り上げました。

やはり、欧州馬の一流どころは新型コロナの影響やアメリカのブリーダーズCに遠征したこともありかなり手薄な印象は拭えません。そうなると日本馬がかなり優勢だと思いますね。

今年の香港国際競走は、マイルのゴールデンシックスティが強敵ですが、それ以外のレースではかなり日本馬が有利な印象があります。

マイルでゴールデンシックスティを破ることができれば日本馬による香港国際競走完全制覇の可能性も十分にありうると思います。

今週は、日本でも2歳牝馬のGⅠ阪神JFが行われますが、香港にも注目したいですね。

香港のレースからは、どれか1レースを勝負したいと考えているので、予想記事はその時にあげたいと思います。

香港国際競走の注目馬の記事は以上になります。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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