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凱旋門賞注目馬について2

こんにちは。前回は、凱旋門賞注目馬について、スノーフォール、タルナワ、アダイヤー、ハリケーンレーンについて4頭取り上げました。今回はそれ以外の馬について取り上げたいと思います。

1、クロノジェネシス、ディープボンド

まずは、日本から参戦するクロノジェネシスとディープボンドの2頭を取り上げます。

戦績についてはご存知かと思うのでその点は割愛します。

クロノジェネシスは、去年の宝塚記念、有馬記念、今年の宝塚記念と現在グランプリ3連覇中です。日本でも屈指の力を持っている馬ですし、バゴ産駒で重馬場も非常に得意としており、ロンシャンの力のいる馬場は適正としては合うと思います。追い切りは2週連続でCWを4F50秒台の好タイムをマークし、状態面は申し分ないと思います。先週フランスに出国し、現地の環境になれて適応できるかが鍵になるでしょう。出走してくれば上位人気に支持されていたであろうミシュリフとも好勝負を演じているだけに、初のロンシャンでもタフなロンシャン競馬場に適応できればワンチャンスはあると思います。

一方のディープボンドはロンシャンで行われた前哨戦のフォワ賞を逃げ切り快勝して、一躍注目馬に名乗りをあげました。6頭立てのレースでしたが、逃げの手に出て、フォルスストレートを超えても脚色衰えることなく追い縋るブルームを振り切って勝利しました。

フォワ賞のメンバーレベルとしては、決して高いとは言えませんが、それでも初のロンシャンを攻略して勝って凱旋門賞に臨むことができる点は魅力ですね。

日本でもタフな馬場は得意にしていますし、展開次第では一発あっても不思議ではないと思います。

今年は、現地の馬も混戦模様なので、日本馬2頭にも十分にチャンスはあると思います。

以上、日本から出走するクロノジェネシスとディープボンドについてでした。

2、ティオーナ

続いて、ヴェルメイユ賞でスノーフォールの追撃を振り切り勝利したティオーナについてです。

前走のヴェルメイユ賞がとにかく鮮やかな勝利でしたね。しかもやぶった相手はスノーフォール。一気に6番人気まで人気が上がるのも頷けます。

そのヴェルメイユ賞、好位でレースを進め、直線では最内の進路を選択、ロンシャンの長い直線でも脚色衰えることなくスノーフォール以下の追撃を凌ぎ切りました。この価値は非常に大きいですね。

英オークスでは10着に大敗したのち、オーガストS、ヴェルメイユ賞を連勝して凱旋門賞に出走します。今回は他にも強力な先行馬がいるので、それらの馬との折り合いは鍵になりますが、ヴェルメイユ賞で見せた粘りを凱旋門賞でも見せて欲しいですね。

3、ラービアー

続いて、去年の凱旋門賞5着以来安定して結果を残しているラービアーについてです。

その去年の凱旋門賞は中団馬群の中で追走し、最後の直線では完全に前が壁になり外に進路を変更してしっかりと脚を使って5着に入りました。

去年の走りを見る限りロンシャンの馬場はあっています。ただ、今年はGⅠに出走せずGⅢ、GⅡでも2着の実績があるようだと厳しいかもしれませんね。もちろん馬場が、重や不良なら一発の可能性も十分あります。

先週の神戸新聞杯でもそうですが、馬場状態は現代競馬では相当な影響を及ぼすので馬場状態は当日まで要チェックだと思います。

4、ラブ

続いては、ラブ。去年は英1000ギニー、英オークス、ヨークシャーオークスと3連勝し、エネイブルと人気を分け合った馬ですが、直前で重馬場予想で回避しました。実際に不良馬場での開催だったので、回避は英断だったかもしれませんね。

英1000ギニーは外追走から最後は馬場の真ん中をのびて快勝。続く英オークスでは逃げ馬2頭が後方を離す中、中団後方を追走し、最後の直線では馬場の真ん中から一気に伸びて快勝。ヨークシャーオークスでは一転して先行2番手を追走する形を取りました。最後の直線では逃げ馬を捉えると馬場の真ん中から危なげなく抜け出してこちらも圧勝。去年のこの馬のパフォーマンスは凱旋門賞直前で1番人気に推されるのも納得の非常に強いパフォーマンスだったと思います。

今年に入ってからのラブの成績ですが復帰戦で選んだのはプリンスオブウェールズS。ここでは一転してハナを切る競馬を選択しました。最後の直線でも何んとか後続の馬の追撃を凌いで逃げ切りました。ただ。今年初戦とえいえかなりギリギリの勝利に写りました。

次走のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは勝ち馬アダイヤーから3馬身以上離され、3着に敗れました。続く英インターナショナルSも勝ち馬ミシュリフから6馬身以上離され3着と大敗してしまいました。

9月のGⅡブランドフォードSでも2着に敗れてしまい、なかなか歯車が噛み合わない印象です。

パリの天気予報を見ると日曜に雨予報が出ているので、馬場が悪化するのであれば2年連続で回避もあり得そうです。

5、まとめ

以上日本馬2頭を含む5頭を取り上げました。

日曜のロンシャンは雨予報なので、良馬場での開催は難しいかもしれません。そうなると日本から参戦のクロノジェネシス、ディープボンドにもチャンスはあるかもしれません。

ただ、他の欧州馬も重馬場も難なくこなしますし、雨が日本馬2頭の大きなアドバンテージにはならないかもしれません。

個人的には、昨日取り上げた4頭の上位拮抗の様相だと思います。それに日本馬2頭がどこまで食い下がることができるかになると思います。

凱旋門賞、日本でも馬券が発売されるのでしっかりと馬券検討したいですね。海外競馬発売になるとやはり日本馬の方が売れるので、その分地元の馬の単勝オッズの配当は非常に美味しいと思います。

今週はスプリンターズSとともに予想的中目指したいと思います。

記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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