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ヴィクトリアマイル回顧

 こんにちは。

 今日は、東京競馬場でヴィクトリアマイルが行われたので、その回顧記事を書きます。

1、レース前の雰囲気

 東京競馬場、雨が心配されましたが、途中小雨は降ったものの、馬場は持ってくれ良馬場で開催できました。

 8Rにヴィクトリアマイルと同じ距離で2勝クラスのレースが行われたので参考に振り返ります。勝ったのはルメール騎手騎乗の1番人気アオイクレアトール、2着は内から伸びた6番人気レッドライデン、3着は外から差し脚を伸ばした2番人気リーガルバトルでした。1000M通過は、58.9と馬場状態を考えるとミドル〜スローペースで流れました。勝ったアオイクレアトールは馬場の外を選択、一方の2着レッドライデンは内から伸びてきました。Bコース替わりで内の馬場からも伸びています。このレースの結果から、メインレース各騎手がどのような馬場を選ぶのか、非常に注目されますね。

 8、9R連勝したルメール騎手、ともに1番人気ですが、両馬とも馬場の外目に出しました。グランアレグリアでも外に出すと思いましたね。グランアレグリアも去年、外から鋭い末脚を繰り出して安田記念を勝利した実績があるので自信を持って乗ってくるでしょう。

 発表された馬体重も人気各馬に大きな増減はなく、順調に調整されていることが窺えますね。パドックでは、グランアレグリアのテンションが若干高い印象もありましたが、前走からの距離短縮で許容範囲のように思えました。他の人気馬の雰囲気は非常によ勝ったです。印を打たなかった馬ではリアアメリアが気合が入っており、非常に怖いなと感じました。

2、ヴィクトリアマイルレース回顧

 レースは、予想通りスタートから押してスマイルカナが逃げ、内からイベリス、外からレシステンシアが追走しました。人気どころでは、マジックキャッスルが最内枠から先行集団の後ろにつけました。グランアレグリアはその直後を追走、デゼル、ランブリングアレーもグランアレグリアの直後を追走しました。

 1000M通過は、57.6と思ったよりは落ち着いた印象があります。このペースなら先行馬の粘り込みもあるかもとおもいました。

 最後の直線に入ると、グランアレグリアがただ1頭次元の違う末脚を繰り出し、混戦の2着争いを4馬身差突き放し圧勝しました。これは、もう力が2枚も3枚も抜けていると言っていいでしょう。勝ちタイムは1.31.0予想通りのスピード決着でした。

 混戦の2着争いは、レシステンシアがゴール前いっぱいになったところで内からマジックキャッスル、真ん中からランブリングアレーが脚を伸ばして際どい接戦となりました。これは、ランブリングアレーがこの争いを制して2着、マジックキャッスルは3着でした。

 人気どころでは、2番人気レシステンシアは最後止まって6着、デゼルは伸びきれず8着に敗れました。

 グランアレグリアの強さが際立ちましたが、2着以降は大混戦で、やはり一筋縄ではいかないレースだと改めて感じました。

 私の馬券は、2着ランブリングアレーが抜け、外れました。記事を購入された方本当に申し訳ありませんでした。ただ、GⅠは来週以降もオークス、日本ダービーと続くので気持ちを切り替えて予想したいと思います。

3、各馬ごとの回顧

1着 グランアレグリア

 外から1頭、次元の違う末脚でした。去年のアーモンドアイも非常に強かったですが、それに匹敵するぐらいの圧勝でした。牝馬GⅠで、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユー、デアリングタクト、レイパパレがいなけれ馬これだけ力が抜けているんだ、と改めてその強さを実感しました。今日の勝利は本当にお見事でした。

 今後ですが、次走候補の本命は去年制している安田記念でしょうか。マイル以下の距離では、圧巻のレースパフォーマンスを披露しているだけあり、出走してくれば連覇の可能性も非常に高そうです。

2着 ランブリングアレー

 今年に入ってから愛知杯2着、中山牝馬S1着と急成長している馬だけに人気の盲点でした。私もスピード決着に適応できるかが未知数で早々に切ってしまいました。牝馬は格より調子、という格言がありますが、2着以降はまさにその通りの結果になりましたね。

 もちろんこのメンバーの中でグランアレグリア以外の馬に先着したのは、もうフロックでもなんでもありません。この調子を維持し、メンバー次第では重賞はもちろん牝馬GⅠも狙える馬だと思います。

 今回は、かなりのスピード決着だったので、まずゆっくり休んで夏以降の活躍を期待したい馬ですね。

3着 マジックキャッスル

 マジックキャッスルも最内枠から上手に立ち回りましたね。最後は、逃げるレシステンシアを捉えて2着かと思いましたが、外からさらにいい脚を使った馬がいましたね。

 去年の秋華賞でデアリングタクトの2着以降、愛知杯を勝利、阪神牝馬Sで2着としっかり結果を出しているだけに、この調子を維持して夏以降の活躍を期待したいですね。

4着 ディアンドル

 ディアンドルも馬場の外からしっかり脚を伸ばして頑張りましたね。団野騎手非常に上手に乗ったと思います。

 馬自体もしっかり力をつけているので、夏のサマーシリーズあたりで注目の馬になるかもしれません。

5着 シゲルピンクダイヤ

 シゲルピンクダイヤも内から上手に立ち回りましたね。レシステンシアにはしっかり先着しているので、この馬もまだまだ衰えていないですね。

 6着以降です。6着のレシステンシアはペースが思ったより早くなかったので内で粘るかと思いましたが、最後止まったしまいましたね。これまでの実績を考えrと少し物足りない内容ですが、現時点では1200〜1400Mのスピードを生かす距離の方がいいかもしれません。

 7着ダノンファンタジー、9着マルターズディオサも現時点での力は出し切っていると思います。8着デゼルはグランアレグリアを徹底的にマークしましたが、それによって仕掛けが少し遅れてしまった印象です。ただ、力はつけているので今後の巻き返しは当然あるでしょう。

 期待したサウンドキアラは11着でした。去年のいい頃より、馬体の張りもいまひとつでしたから、立て直しに時間がかかりそうですね。テルツェットは14着でした。ペースが思ったより早くならず、先行〜中団の馬がしっかり脚を残していたので厳しかったですね。

 以上、各馬ごとの振り返りでした。

4、まとめと来週のオークスについて

 今日のレースはグランアレグリアの強さがきわだったレースでしたね。前走は道悪に泣かされましたが、やはり良馬場のスピード決着は強いですね。2000Mも十分対応できると思いますし、天皇賞・秋での走りを見てみたいですね

 さて、来週は3歳牝馬クラッシック第2弾オークスが東京競馬場2400Mを舞台に行われます。桜花賞2着のサトノレイナスが日本ダービーに向かうため、桜花賞馬ソダシの圧倒的な人気が予想されます。ソダシの桜花賞のパフォーマンスを見るとサトノレイナスが出走しないオークスでは頭ひとつ抜けている印象ですが、オークスはほとんどの牝馬にとっては未知の距離です。波乱の可能性も十分考えられるので、1週間しっかり考えたいですね。

 記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

 

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