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どうしようもないときの振る舞い方

 こんにちは。

 今日は、何をやってもうまくいかなかったり批判されたときに考えることを書きたいと思います。人生、何をやっても裏目に出たり批判されてしまう場面があると思います。日常でも様々な出来事があり、大人になると自分の力でどうにもならないことを受け入れてを適応する能力も求められます。

 今回は、一昨日行われたMリーグ🀄️を例にして記事にしたいと思います。麻雀のことが全く分からなくても参考になる記事なのでぜひ読んでいただけると幸いです。

1、Mリーグ決勝での出来事

 一昨日行われたMリーグ決勝最終戦について簡単に書きたいと思います。4チームが優勝を目指して半荘(スポーツでいうところの試合)を打って、優勝チームには賞金5000万円、2位のチームには賞金3000万円、3位のチームには賞金1000万円、4位のチームには賞金0円という賞金が与えられます。もちろん各チームとも目指すのは優勝です。

 最終半荘開始時のポイント状況は1位EX風林火山231.1pt、2位KADOKAWAサクラナイツ163.8pt、3位渋谷ABEMAS125.6pt、4位赤坂ドリブンズ-132.8ptとなってました。

 これだと状況がわからない人もいると思うので、麻雀は4人でやるゲームで半荘が終わったときの持ち点で1位〜4位まで決まりその順位に応じて順位点が与えられチームポイントとなります。順位点についての説明は省きますが、ざっくり1位と4位で100ptの差が開くと考えて貰えばいいです(もちろん持ち点次第ではもっと開きますが)。

 それを考えると最終戦開始時で1位から3位までは、順位次第では優勝の可能性も残り、4位の赤坂ドリブンズは優勝も非常に厳しいですし、3位になるのも200pt以上の差が開いており、4位以上の順位浮上もかなり厳しい状況です。

 つまり、1〜3位は1位の可能性もあり2位と3位で賞金が2000万円違うので、かなり激しい争いになっています。一方で、最終戦開始時4位の赤坂ドリブンズは仮に最終半荘で10万点トップを取ったとしても3位浮上する厳しいという状況でした。こういう状況を目無しと言います。

2、チームとして着順浮上の可能性が極めてない可能性の麻雀

 麻雀というのは、他のスポーツや競技とは違い4人で対戦するゲームです。1位〜3位までの3人は激しいトップ、トップの可能性がなくなっても2位争いをしてる最中、4位のチームは最後の半荘でトップを取ったとしてもトータル4位ということは変わりません。

 こういう状況の中、これまでの定説となっていたのは目無し4位のチームの人の打ち方としては、とにかく優勝争いをしている3人の迷惑をかけないように何もしないように打つというものです。親番では、自分が上がるかテンパイ(あと1枚で上げれる状態)で連荘ができ、可能性が残るので頑張りますが、それ以外の場面では他の3人に邪魔しないように打つというのが麻雀の考え方でした。

 しかし、この前の赤坂ドリブンズの村上プロは、自分がどう打っても4位という状況は変わらないにもかかわらず、その半荘で上がりを重ね最終戦でトップになりました。この打ち方は、これまでの定説を覆す打ち方でAbemaのコメント欄で批判的なコメントが目立ち、この打ち方を批判する意見が多数でした。

 確かに、優勝争いをしている2位のサクラナイツ、3位の渋谷アベマズにとって4位の赤坂ドリブンズのトップ=優勝争いからは陥落ということになるので、このサクラナイツとアベマズファンに取っては非常に面白くない展開です。自分はサクラナイツとドリブンズを応援しており、少し複雑な気分でしたが、村上選手の打ち方を批判している人の気持ちもわからなくもないです。

 しかし、客観的に考えると、まず麻雀というのは4人で打ち、不確定情報が多いゲームである以上誰かに迷惑をかけないように打つというのは不可能でどんな打ち方をしても不利益を被る人はいるのです。例えば、自分が上がりにもいかない、他人に鳴かれる牌も切らない(麻雀にはポン、チー、カンと言って他人の捨てた牌で自分の手を進めることができます)と役牌を鳴きたい人には不利益を被りますし、1人が参加しないとオーラス(半荘最後の局)で親になった人が相対的に有利になってしまいます。

 なので、他のチームに迷惑をかけないというのは不可能であれば、対戦相手に敬意を払いつつも自分の利益を考えて打った打ち方というのは決して間違いではないと思います

 また、Mリーグの舞台で打っているプロ雀士の方々は他のスポーツ同様、そのシーズンで結果を出せなければ選手契約を切られる可能性だって当然あるわけです。実際、今シーズン優勝したEX風林火山はチームが4位以下だと来期は所属選手の総入れ替えを宣言していました。

 そうなるとチームとして4位という事実は変わらないが、個人の成績としてプラスを狙って打ち、それをチームの監督を含めチーム全員で共有できたら問題ないと思います。実際、対局後の赤坂ドリブンズの園田プロが牌譜検討配信でも最終戦でどんな打ち方をするかをチームで話し合って決めたということを説明していました。

 チーム戦でもありますが、賞金もチームの成績ごとで割り当てられているので、まずはチームの順位を上げるために打つのが自然な打ち方です。一方で、当然個人の成績も大事です。

 チームの順位が良くても個人の成績が悪ければ来期に選手として打つことができなくなるかもしれません。なので、個人の成績を少しでもプラスに持っていくために与えられた半荘でしっかり結果を残すことは何も悪くないことですし、むしろそうしないとゲームとしての魅力も半減すると個人的には思います(4人麻雀の半荘でも1人が完全に何もしなければ実質3人麻雀)。

 もちろん、これまで共有された価値観がすぐ変わることはないですし、批判の意見をしたくなる気持ちもわかります。ただ、批判の意見をするときも頭ごなしに否定するのではなく、少しでも相手の立場を考慮して批判することが大事だと思います。

 あとは、目無しの問題で真剣に打っている選手に批判の矛先が向かわないように運営として賞金やルールを見直すなどのことも必要になってくると思います。そこについては、またこの記事の最後に書きたいと思います。

3、実際の生活でもこういう場面はある

 Mリーグ🀄️を例に出して話をしましたが、こういう何をやっても批判されたり叩かれたりする場面は生活や仕事でもあると思います。

 接客業やサービス業であれば、何かとクレームをつけるお客様や取引先はいますし、人間関係だってうまくいかないこと間あります。こういうとき、事態を客観的に受け入れ冷静に考えることができればいいですが、実際なかなかそうもいきませんよね。

 上記記事では、自分の力で変えられるものと変えられないものの具体例を出しています。参考の記事になればと思います。

 こういうとき、全部自分のせいだと思いふさぎ込んでしまったら、うつ病になってしまい周囲の人に多大な影響を及ぼしてしまいますし、開き直って激昂してしまうのも後で大きな問題に発展してしまうので考えものです。

4、対処方法

 では、どうすればいいか。対処法はいろいろあると思います。

 まず、自分の譲れない価値観(理念)を持つことが大事だと思います。日本だとこれは特に感じます。自分の中の価値観(理念)がないと相手の思うようにされてしまいます。日本で、カスタマーハラスメントやモンスターペアレンツが増えたのもこれが原因だと思います。

 冷静に考えれば、サービスを提供する側もサービスを受ける側も関係はイーブンなはずです。しかし、日本ではお客様は神様のような経営理念の会社が多く、結果的にこういう事態になっていると思います。

 もちろん、不手際があり客側に迷惑をかけたら、謝罪する必要がありますが、何もかにもお客様の言いなりになっていたら軸が見えなくなり会社も社員も疲弊してしまうと思います。

 とはいえ、怒っている人は視野が狭くなっているので、その場で言い返しても事態は悪化する可能性が高いので、そうしようもなければ謝罪して一旦その場を離れ、事態を紙にでも書いて冷静に判断してから、すぐに上司に報告するのがいいと思います。

 自分で対処できないことは、報告し指示を仰ぐことが大事だと思います。もちろん、部長など上の立場になるとなかなかそうもいかないこともあると思いますが。

 あとは、冷静に物事を判断する力がとても大事だと思います。そのために大事なのは、バランスの良い睡眠食事運動です。

 睡眠不足でストレスが溜まると、物事を冷静に判断する脳内の平常心を保つセロトニンの不足を引き起こします。結果、冷静に物事を判断できずにキレたり問題行動を起こします

 首都圏で駅員をしている友達がいますが、キレる乗客が多いのは朝より夜のようです。朝だと睡眠をとり、脳はひとまずリラックスしていますが、夜は仕事でストレスを溜め込み脳がもやもやした中で電車に乗っているのでちょっとした刺激で切れやすくなってしまいます。

 さらに、酒を飲んで酩酊状態になってしまうともう理性では自分の行動をコントロールできなくなってしまいます。終電後酔っ払って駅のベンチで寝ている客を起こそうとするとバイオハザードのゾンビみたいに襲ってくる客は少なからずいるようです。

 なので、ストレスをため込まないためにもバランスの良い睡眠、食事、運動を心がけることが大事です。あと、過度の飲酒や夜中のギャンブル、衝動買いは一見ストレスを解消しているように見えて、実はストレスを溜め込んでる行為なのでほどほどにするのがいいと思います。

5、まとめ

 今日は最初の例でMリーグ🀄️を例にしたので麻雀が好きな人でないとわかりにくい記事かもしれません。

 やはり大事なのは自分の譲れない価値観を考えることとバランスの良い生活を心がけること、この2つだと思います。

 日本はコンビニも24時間営業しており、列車も人身事故などがなければ定時に来ますし、Amazonなどのネットで買った商品も注文した翌日に届くという非常に便利な国です。

 一方で、この便利さの裏側にはキツイ仕事、残業、ノルマやお客様対応などで心を病んでしまい、最終的には自殺する人もいるのが現状です。私も自殺するくらい悩んだこともありますが、あの状況は本当に辛いです。

 世の中自分の力だけではどうしようもなたないことの方が圧倒的に多いものです。目の前の問題から完全に目を逸らすのは良くありませんが、考え込んで頭の中が堂々巡りになってしまうのもよくありません。そういう時は、問題を紙に書き出し明日考えるとして、今はシャワーでも浴びて自分のやりたいこと(好きな映画やドラマ、youtubeをみるなどなんでもいいと思います。ただ、過度な飲酒などは逆にストレスを溜め込むので避けたほうがいい)をするのがいいと思います

 さて、今日取り上げたMリーグ🀄️。選手の連投についても大きく問題になりました。チームの最終的な順位が確定する大事な日ですが、選手によっては5連投する選手もいたので、チーム戦で流石にこれどうなのかな?はと感じてしまいました。ただ、監督の立場としてはやはり絶対的信頼があり調子の良い選手を使いたいという気持ちは非常にわかります。野球だって、チャンスで4番を打席に立たせることができれば、スコアリングポジションにランナーがいれば4番バッターを打席に立たせたいですよね。

 なので、連投の制限やMリーグ最終戦で目無しのチームのでも批判の矛先が個人に向かわないようにするなどの仕組み(twitterで多井選手が提案していましたね)などの課題はMリーグ4年目以降のルール改正等も含めて考えていけば良いと思います。Mリーグは、AbemaTVの中でも個人的に面白いコンテンツの一つですし、是非継続してもらいたいですし、さらに来期は面白い麻雀を見ることができれば良いと思います。

 記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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