有馬記念枠順発表後の展望
こんにちは。
今日は、枠順が発表されました。
有馬記念の行われる中山競馬場の2500Mは非常にトリッキーなコース形態で枠順による有利不利の影響を非常に大きく受けます。
実際に過去の結果を見ても最内枠の1枠の勝率およそ9%、複勝率27%に対して、大外の8枠は勝率4%、複勝率は9%にとどまっています。実際に大外の8枠で勝利したのは、2008年のダイワスカーレットまでいません。
対して、近年の勝ち馬は比較的真ん中〜内枠です。去年のクロノジェネシスは5枠9番、一昨年のリスグラシューは3枠6番、その前のブラストワンピースは4枠8番、その前のキタサンブラックは1枠2番と全て、比較的内枠の決着となっています。
そのことを考えても枠順は、有馬記念においては特に重要なファクターと言えるでしょう。
この記事では、枠順発表後の各馬ごとの思惑や展開予想について触れたいと思います。
1、有馬記念枠順発表後の各陣営の思惑について
有馬記念の枠順は以下のようになりました。
1枠1番 ペルシアンナイト Cデムーロ 牡7歳 57kg
1枠2番 パンサラッサ 菱田裕二 牡4歳 57kg
2枠3番 モズベッロ 池添謙一 牡5歳 57kg
2枠4番 メロディーレーン 岩田望来 牡5歳 57kg
3枠5番 ディープボンド 和田竜二 牡4歳 57kg
3枠6番 ウインキートス 丹内祐次 牝4歳 55kg
4枠7番 クロノジェネシス Cルメール 牝5歳 55kg
4枠8番 ユーキャンスマイル 藤岡佑介 牡6歳 57kg
5枠9番 ステラヴェローチェ Mデムーロ 牡3歳 55kg
5枠10番 エフフォーリア 横山武史 牡3歳 55kg
6枠11番 アリストテレス 武豊 牡4歳 57kg
6枠12番 シャドウディーヴァ 横山典弘 牝5歳 55kg
7枠13番 アカイイト 幸英明 牝4歳 55kg
7枠14番 アサマノイタズラ 田辺裕信 牡3歳 55kg
8枠15番 キセキ 松山弘平 牡7歳 57kg
8枠16番 タイトルホルダー 横山和生 牡3歳 55kg
昨日の公開枠順抽選会、各陣営の様々な思惑が各騎手から聞くことができて非常に面白かったですね。今年も関係者の来場はなく無観客の形で行われました。来年こそは、関係者を呼んで行って欲しいですね。
パンサラッサの菱田裕二騎手は電話でのコメントでの逃げ宣言をしましたし、一方の逃げ馬タイトルホルダーは大外の16番ということで極端な枠に入りました。
こうなると、ハナにパンサラッサ、2番手にタイトルホルダーといいう隊列になりそうですね。タイトルホルダーにとって大外枠というのは、パンサラッサの出方を外から見ながら進めることができるので、スタートさえ決めれば意外と悪くない枠だと思います。
人気のクロノジェネシス、エフフォーリアは真ん中のいい枠に入りました。
2頭とも、ある程度前の位置につけそうですし、タイトルホルダーには楽にレースをさせたくないでしょう。
そうなるとレースの流れは締まりそうですし、最後は総合力も必要とされるレースになりそうですね。
2、有馬記念枠順確定後のレース展開予想
では、有馬記念枠順確定後のレース展開予想にいきたいと思います。
ハナに立つのは、パンサラッサでしょう。最内枠をゲットした今、迷いなく逃げるでしょう。
おそらく、1000M通過は58〜59秒台で後続を引き離して逃げたいでしょう。
2番手につけるのは、大外からですがタイトルホルダー。1000M通過60秒くらいという指示が出ているようなので、横山和生騎手はその通りに乗ってくるでしょう。
その後の先行集団にメロディーレーン、ディープボンド、クロノジェネシス、エフフォーリアと続く流れになりそうです。
展開の鍵を握るのはキセキ。松山騎手は、まずスタートを決めたいということをおっしゃられていますが、スタートにはまず注目でしょう。仮にスタートを決めてもどこで折り合いを欠いてしまうのかという懸念材料もあります。折り合いを欠いて一気に先頭までいくようだと逃げ馬や番手につけるであろうタイトルホルダーにとっては厳しい展開になりそうです。
一方で、中団で前がバテる展開を虎視眈々と狙っているのが、中団からの差し馬ということになるでしょうか。
ステラヴェローチェは、消耗戦には非常に強いですし、菊花賞も神戸新聞杯の不良馬場の疲れがある中で最後はしっかり脚を伸ばしていましたから、当然ハイペースになればチャンスも出てくるでしょう。
アサマノイタズラも外枠になってしまったので、腹を括って後方からレースを進める形になるでしょう。セントライト記念のような仕掛けができればワンチャンスあると思います。得意の中山競馬場で穴を開ける可能性は十分にあると思います。
アカイイトもエリザベス女王杯のような末脚を繰り出すことができれば、チャンスもあると思います。
人気のエフフォーリアは、先行集団につけて、最後の直線で一気に先頭に立って押し切るような横綱競馬に出てくるでしょう。
クロノジェネシスは状態面が不安視されていますが、ルメール騎手はどんなレースをするのか難しいですね。ペースが早くなるからといって後ろすぎると届かない可能性も十分に考えられます。その辺り、ルメール騎手がどのように乗ってくるのか注目ですね。最後のレースですから、まずは無事にレースを終えて欲しいですね。
今年の総決算有馬記念、枠順が確定して非常に面白くなりそうですね。残り2日間、有馬記念までの予想を楽しみましょう。
私自身は、有馬記念の日はちょうど休みをいただき、終わってから2日間連続で夜勤なので、なんとか当てて、今年を締めたいです。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
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