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アルゼンチン共和国杯レース予想

こんにちは。

今日は、東京競馬場でアルゼンチン共和国杯が行われます。

東京競馬場で行われる名物ハンデGⅡで、このレースからスクリーンヒーロー、ゴールドアクター、スワーヴリチャードなどの名馬が後にGⅠ勝利をおさめています。

その意味でも非常に注目のレースです。

1、アルゼンチン共和国杯注目馬について

今年の注目は去年のこのレースの勝ち馬オーソリティでしょうか。去年は青葉賞以来のレースで休み明けは問題ありませんが、斤量57.5kgは懸念材料でしょうか。鞍上にルメール騎手を迎えることができたのは1つ好材料なので、連覇を達成することができるか注目です。

現クラスの馬だと戦績がいまひとつなので、注目は前走3勝クラス勝ち馬2頭でしょうか。フライライクバードは、前走ムーンライトハンデキャップの勝ち方が後方から鮮やかに抜け出しての勝利でした。力はつけている印象ですが、前走のメンバーの次走を見ると悉く敗れていることを考えると前走のパフォーマンスは非常に高いですが、メンバーレベルはそこまで高くないと思われます。その辺りをどう考えるかが非常に大切だと思います。

もう1頭の3勝クラス勝ち馬はアンティシペイト。前走札幌で行われた3勝クラスを圧勝しここを目標に調整を続けました。前走のメンバーを見るとこちらもあまりパッとしない印象ではあります。ただ、フライライクバードと一緒ではありますが、このメンバー構成では通用する余地は十分にあると思います。

他にも福島民報杯で大差勝ちをしており、高メンバーの揃った札幌記念4着の実績があるマイネルウィルトス、東京競馬場の実績があり前走京都大賞典12着からの巻き返しを狙うアイアンバローズなど穴馬も含めて注目ですね。

2、東京競馬場馬場状態について

昨日の東京競馬場は良馬場開催で行われました。先週の東京競馬場は内馬場有利でしたが、今週も引き続きうちを回った馬は止まらないような馬場状態になっています。

東京で行われた特別戦2レースを簡単に回顧します。

東京9R 神奈川新聞杯 3歳以上2勝クラス

ハロンタイム 12.3 - 10.8 - 11.2 - 11.3 - 11.4 - 11.8 - 12.0
上り 4F 46.5 - 3F 35.2 勝ちタイム1.20.8

ペース自体はそこまで早くなかったですね。1000M通過57.0とこのクラスでは標準的なラップタイムでしょう。

レースは道中2番手追走のバルトリが直線に入っても脚色衰えず、追い詰めてくるアヴェラーレ、アップストリームの追撃を凌ぎ切り勝利しました。

2着は圧倒的1番人気のアヴェラーレ、3着はアップストリームと差し馬が来ましたが、勝利したのは内で先行し粘ったバルトリでした。

10R ノベンバーステークス 3歳以上3勝クラス

ハロンタイム 12.8 - 11.4 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 11.1 - 11.4 - 11.7
上り 4F 46.2 - 3F 34.2 勝ちタイム1.46.1

逃げたシンボの刻んだラップタイムは、1000M59.9でした。3勝クラスであることを考えるとこちらもスローペースでした。

シンボが逃げ粘るところをゴール前1番人気のイルーシブパンサーが差し切り勝利しました。1~4着馬は全て内を通った馬ということでやはり内を通った馬は止まりませんね。

続くメインレースの京王杯2歳Sでも先行し馬場の内から抜け出したキングエルメスが抜け出して勝利をおさめています。

→今の馬場は内有利。外を回すときはペースが早いか、よほど力の合うまではないと厳しい馬場状態と言えると思います。

3、アルゼンチン共和国杯レース展開予想

アルゼンチン共和国杯のレース展開についてです。

パッとメンバー構成を見た感想としては、明確な逃げ馬が見当たらず、どの馬がハナに行くのかの予想すら難しいですね。ただ、行く馬がおらず、前有利の馬場状態という馬場状態ではないのでスローペースになるのは確実だと思います。

ハナに出そうなのはオウケンムーン、ボスジラあたりでしょうか。ルメール騎手騎乗のオーソリティーも行く馬がいなければハナに行くかもしれません。

人気馬の位置どりは、オーソリティーが先行番手で追走する形になるでしょうか。直線の坂を超えたあたりで仕掛けて一気に先頭に立ち後続を突き放す競馬が理想でしょう。

フライライクバードは、中団から足をためる形になると思います。前走のように馬場の外めに出して、一気の末脚を繰り出す形が理想になるでしょう。

アンティシペイトも中団追走する形になるでしょう。大外枠に入ったので、外外を回らないようにできる限りロスのない競馬に徹したいですね。騎乗する横山武史騎手は今非常に乗れているので、今回もどんな騎乗を見せるか非常に注目です。

個人的に注目したいのはマイネルウィルトス。前走の札幌記念4着はメンバーレベルを考えても非常に立派な成績ですし、今年の福島民報杯の走りを見てもGⅡまでならメンバーレベル次第で十分取れる馬だと思いました。今回は、そのチャンスだと思います。外を先行する形でレースを進めたいところでしょう。

レース展開をまとめると

①スローペースは確実②東京2500Mはスローペースでも目黒記念のような超スローペースになrない限りは消耗戦になりやすいので、ある程度のスタミナは必要になるでしょう。

この2点になると思います。

勝ちタイムは、2分31秒〜32秒台でしょうか。スローペースを加味してもそれ以上遅くなることはないと思います。

4、アルゼンチン共和国杯最終結論

では、以上のことを踏まえて最終結論にいきたいと思います。

◉10 オーソリティー

◉は色々考えましたが結局は1周回って1番人気のオーソリティーとしました。やはり、今の馬場は先行馬にとっては有利な馬場状態ですし、ルメール騎手もそのことは百も承知で先行競馬に徹するでしょう。そうなるとスタミナもある馬なので先に抜け出したこの馬を捉えるのはそう容易ではないと考えました。

斤量が前年度よりも3.5kg増えることが懸念材料になるかもしれませんが、去年のメンバーと今年のメンバー構成を比べると明らかに去年の方が高いと思います。去年はGⅠでも好走実績のあるユーキャンスマイルや東京競馬場を得意としているサンレイポケットがいましたが、今年は3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬が人気になっている低調なメンバー構成であることを考えると斤量増もそう大きな問題にはならないと考えました。

追い切りの動きを見ると絶好調とまではいきませんが、このメンバー構成であれば最低でも馬券内には入っておきたいところでしょう。地力上位で鞍上ルメール騎手とこの2つの理由で◉としました。

◯12 マイネルウィルトス

◯はマイネルウィルトスとしました。

前走の札幌記念4着の勝ちは非常に高いですし、福島民報杯の勝ち方は圧巻でした。

追い切りの動きも非常によく現状絶好調と言っていいと思います。

このメンバー構成であれば通用はすると思いますし、直線の長い東京コースもこの馬にとってはいいと思います。

思った以上に人気しているのは予想外ですがこのメンバーを見ると馬券外には外せないでしょう。

▲8 アイスバブル

▲は東京2500Mでの実績があるアイスバブル。近走イマイチですが、追い切りの動きを見ると気配は悪くないですし、得意コースで一発を期待したいですね。

今の東京競馬場は前に行かないと厳しいので積極的に競馬をして欲しいですね。

△5フライライクバード(左回りコースはこの馬の得意舞台。前走のパフォーマンスを発揮できればチャンスは十分にある)15アンティシペイト(人気にはなっているが、鞍上横山武史騎手の手腕には期待したいですし、馬の力も十分にある)

印は以上になります。

ハンデ戦のGⅡで非常に難解ですが、このレースからGⅠに通用する馬が現れるのか注目したいですね。

今日は、西でもチャンピオンズCに向けての注目のダート重賞みやこSが行われるのでこちらも注目ですね。ダート界は世代交代の中で混沌としているので、メイショウムラクモには是非とも期待したいですね。

記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。



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