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マイルCS注目ステップレースについて

こんにちは。

今週は、阪神競馬場でマイルCSが行われるのでその注目ステップレースについて書きたいと思います。

1、安田記念

2着グランアレグリア 3着シュネルマイスター 4着インディチャンプ 8着サリオス 10着ケイデンスコール 12着カテドラル

ハロンタイム 12.3 - 11.0 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 11.2 - 11.0 - 11.7
上り 4F 45.3 - 3F 33.9 勝ちタイム1.31.7

マイルCSに向けて5頭が出走した春のマイル王決定戦安田記念が最注目のステップレースとなるでしょう。

このレースを勝利したダノンキングリーは毎日王冠2着の後に香港マイルに向かうためマイルCSを回避しましたが、安田記念が最もステップレースとしてはレベルが高く結果も直結する確率が高いでしょう。

2着のグランアレグリアは重馬場の大阪杯、一転して高速馬場決着となったヴィクトリアマイルを使っての安田記念ですから、状態面としては厳しかったと思います。実際に大阪杯組は、その後の状態面で苦しみました。しかも、この時は直線の進路取りで手間取ったことを考えると勝ちに等しい内容だったと思います。

3着のシュネルマイスターは、NHKマイルC勝利から果敢に古馬の一戦級が揃う安田記念に挑戦しました。この時は斤量54kgとかなり有利でしたが、それでも3着と馬券内に絡んだ内容は非常に強いですし、この後紹介する毎日王冠では安田記念馬ダノンキングリーに先着も果たしています。十分古馬一戦級に通用する力を見せた内容でした。

4着インディチャンプは、早めに先頭にたちましたが、最後は3頭に交わされました。ただこの時の東京競馬場は外差しが効いている馬場状態ですし、そんな中で粘り込んで4着というのは力のある証拠だと思います。まだまだ力は衰えていないですし、状態面次第では楽しみな1頭だと思います。

8着サリオスは状態面があまり良くなかったのでしょう。全く伸びきれませんでしたし、大阪杯のダメージが残っているのでしょう。安田記念は参考外。去年のマイルCSでは終始外を回される厳しい展開でした。今年は状態面を戻すことができれば、安田記念上位馬とも地力の差はないと思います。

10着ケイデンスコール、12着カテドラルは安田記念上位馬とは差はある内容でしたが、この2頭も今年重賞を勝利しています。ケイデンスコールは、今年の京都金杯とマイラーズC、カテドラルは京成杯AHを勝利しています。その意味でも今年の安田記念のメンバーレベルの高さを改めて示していると思います。

今年のマイルCSレースの基準となるのは安田記念でしょう。

2、NHKマイルC

1着シュネルマイスター 3着グレナディアガーズ 9着ホウオウアマゾン

ハロンタイム 12.2 - 10.2 - 11.3 - 11.6 - 11.6 - 11.4 - 11.4 - 11.9
上り 4F 46.3 - 3F 34.7 勝ちタイム1.31.6

シュネルマイスターが勝利したNHKマイルC。レースレベルは非常に高く、上位入線馬のほとんどが次走好走しています。

レースを勝利したシュネルマイスターは安田記念で3着と好走しましたが、今回出走するグランアレグリアとはこの時はやや差がある印象。3歳馬ですからどこまで成長しているかがNHKマイル組の焦点になりそうですね。

3着のグレナディアガーズは、この時1番人気に支持されました。川田騎手は早めに動いてしまったことで最後は脚が止まってしまいました。3着に敗れましたが、地力は示したと思います。朝日杯FSを勝利した内容から阪神のマイルは舞台として向いていますし、京成杯AHを一度使ってからの上積みに期待したいですね。

9着ホウオウアマゾンは次走のスワンSで3着と改めてNHKマイルCのレースレベルの高さを示しましたね。このレースではハイペースで2番手追走から失速してしまいましたが、これは流石にやむなしでしょう。阪神競馬場ではアーリントンC勝利の実績があります。力はある馬ですし、展開面の鍵になる馬でしょう。

安田記念についで重要なステップレースだと思います。グランアレグリアというマイルでは無敵に近いような実績を誇る馬に対抗できるのは3歳馬の成長力だと思います。追い切りでどこまで成長できているか確認して取捨選択したいですね。

3、富士S

2着サトノウィザード 4着ダノンザキッド 5着ダーリントンホール 10着ロータスランド

ハロンタイム 12.0 - 11.2 - 12.1 - 11.7 - 11.7 - 11.3 - 11.5 - 11.7
上り 4F 46.2 - 3F 34.5 勝ちタイム1.33.2

ここからはマイルCSのトライアルレースについてです。

ソングラインが馬場の真ん中から力強く突き抜けて勝利しました。改めて3歳馬のレベルの高さを示した内容でしたが、そのソングラインに外から迫ったのがサトノウィザード。関越Sで馬体重に大幅に増やし富士Sでさらに好内容を示しました。いきなりマイルCSのメンバー相手には厳しいかもしれませんが成長力は非常に高いのでどこまでこの相手にやれるか。

4着のダノンザキッドは、皐月賞から+22kgでの馬体重でのレースとなりました。パドックの雰囲気は馬体が立派に見えましたし、そんな中でも4着は次につながる内容だとは思います。馬体重がどこまで絞れるかが一つ鍵になるでしょう。

5着ダーリントンホールは、復調の気配を見せました。元々2~3歳の頃には重賞でも好走し共同通信杯を勝利した馬です。この5着で復調の気配を見せた今回、相手は一気に教化されますが、どこまで走れるでしょうか。

10着ロータスランドは夏から使い詰ているのでやや厳しいかなという印象です。

勝利したソングラインを物差しにすると上位入線馬も人気ほどの差はないと思います。追い切り面も含めて穴狙いの人は富士S好走馬を狙うのは面白いと思います。

4、スワンS

2着サウンドキアラ 3着ホウオウアマゾン 

ハロンタイム 12.2 - 10.6 - 11.3 - 11.5 - 11.4 - 11.6 - 12.1
上り 4F 46.6 - 3F 35.1 勝ちタイム1.20.7

続いてはスワンS

正直、トライアルレースの中ではメンバーレベル的にも少し厳しい印象ですね。

2着サウンドキアラは、中団の内目追走から最後の直線では馬群を割って馬場の真ん中内目から追い込んできました。脚色も勝利したダノンファンタジーとほとんど変わらないものでした。

距離が1600Mに変わるところは問題ないと思います。ただ、相手が大幅に強化される今回はどこまでやれるでしょうか。

ホウオウアマゾンはNHKマイルCのところで触れたのでここでは割愛します。

5、毎日王冠

1着シュネルマイスター 9着ケイデンスコール

ハロンタイム 12.6 - 10.9 - 11.3 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 11.3 - 11.4 - 11.9
上り 4F 46.3 - 3F 34.6 勝ちタイム1.44.8

前哨戦の中では最もレベルが高いのは毎日王冠でしょう。

ラップを見ると最初の1Fこそ12.6の入りですが、そのああとは、ずっと10秒台後半〜11秒代のラップでした。

かなり早い流れを道中は後方、そして馬群を捌くのに少し手間どりましたが、最後は目の覚めるような末脚を繰り出し安田記念馬ダノンキングリーを差し切りました。成長を感じる内容でしたし、時計も非常に早くレースレベルも高いでしょう。

レースメンバーを見ても去年よりは遥かに揃った印象。特に上位2頭は非常に強くマイルCS、香港マイルでも非常に楽しみですね。

6、その他のレース

その他のレースで注目したいのは京成杯AH。グレナディアガーズが出走したことで一気に注目が集まりました。そのレースを勝利したのはカテドラル。1000M通過57.2という超ハイペースでレースは流れ、そのレースを上がり33.9で差し切りました。グレナディアガーズの上がりタイムを上回っており、力を一気につけてきた印象です。グレナディアガーズも大外を回したことやハンデ戦であったことを考えると決して悪くはない内容です。

天皇賞・秋は言うまでもなく非常にレベルが高いメンバーです。そこで3着に入ったグランアレグリアは的距離ではないことを考えると非常にレベルは高いでしょう。あとは中2週でのマイルCS参戦となるので、その辺りの調整だけでしょう。

7、まとめ

やはりマイルCSは安田記念が中心としてこの結果から調子やその後の成長力を加味して取捨選択を組み立てていくのはいいと思います。

安田記念を中心に3歳馬であればNHKマイルCの結果を踏まえて予想を組み立てることができればいいと思います。

マイルCSに向けて、追い切りなどの記事もあげていければと考えています。今週は引っ越しなど色々あるので、そこまで記事があ挙げられるかわかりませんが、少しでも記事を上げることができればいいと考えています。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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