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マカロニえんぴつを追いかけるということ

こんにちは!
私が書いてるnoteってもしかしてめちゃくちゃキモいんじゃないかと気付いてしまったミャンです!
今更気付きましたね。しかも回を追うごとにキモい。でもキモくていいです!もう後には戻れない!


さて、Harenowa Bunch Harenowa Rocks!!
ACT 奥田民生 / マカロニえんぴつ(以下ハレノワ)に行ってまいりました。

言葉にすることすら憚られる公演でしたが、忘れたくないので言葉にします。でもいつも以上に言葉がまとまってません。なんというか自由作文です。


初っ端からポエティックモード入ります。
マカロニえんぴつのレポだけを見たいという方は★まで飛ばしてください。
それでは、MPM(ミャンのPM)どうぞ!



私振り返ってみたら、夢を描いてその夢を叶えるってこと、したことないな…と。
夢を叶えることは当たり前にすごいことです。でもその前に、夢を見る・夢を描くってことも誰しもが出来ることではないんじゃないかなぁと。夢を見ることさえできない人もいる。
でも、夢を見てそれを叶える、その両方を達成するはっとりさんって何者なんだろうって本気で思います。
「がんばりたく、ない。」と思う時があっても、どうしてそこまで頑張れるんだろうって。

はっとりさんを見ているとこっちも夢を叶えた気分になります、これは私だけじゃないですよね。
マカロニえんぴつに出会えていない私だけの人生だったら、「夢」というテーマで、こんなに胸がいっぱいになって満たされるような感情になることは、なかったと思います。
自分は夢を見れなくとも夢を叶えられなくとも、誰かの夢を応援してその夢が叶う瞬間を見ることが、こんなに嬉しいことなんだと教えてくれたのはマカロニえんぴつです。
今度は自分が夢を見たい、夢を叶えたいとまで思わせてくれるんですから偉大な存在です。

はっとりさんと民生さんが一緒に演奏をしているのを見てなにが泣けるかって、まず2人が横に並んでギター弾いて歌っている姿ですよ。これがもう親子のようでもあり、兄弟のようでもあり、師弟のようでもあり…その表面的な情報だけで泣けるのですが、今までの過程やここに来るまでの道のりを勝手に想像して大涙が出ました。民生さんにあこがれて音楽活動を始めた少年時代のはっとりさんに勝手に思いを馳せては、泣いていました。

言ってしまえばはっとりさんは他人なのに、なんでこんなにも感情移入できるのか、不思議です。

もっと自分の気持ちに的を得た表現でこの感情を言葉にしたいのに全然できてなくて悔しいですが、気を取り直してマカロニえんぴつのレポを書いていきます。


1.レモンパイ

連番の子と今日の一曲目はレモンパイだなと予想していたんですが、まさかの正解で特大笑顔になりました。
1サビ終わり、岡山調子はいかが〜に湧き散らかし、地元の県名を言ってくれるだけでなんでこんなにぶち上がるんだろうとふと原点に立ち返り、この事から自分と地元の関係性について論文が書けそうと思った私でした。(なんの話?)

2.愛の波

愛の波のイントロってめっちゃテンション上がる。でもあのイントロの拍子何回聞いても掴めないのって私だけですか?
…そんなことはどうでもよくって、マカロニえんぴつの曲って聴けば聴くほど好きになる曲しかないんですけど、愛の波ってそのトップグループにいます。私の中で。
あとセトリの割と序盤に来るのが個人的にしっくりくる曲です。「今からマカロニえんぴつ始まるで〜!」的な曲。(なにそれ)


3.たましいの居場所

沼ハマで嶋佐さんが言ってたイントロの感じで一曲作って欲しい的なこと、すごいわかる。vol.14ぶりにこの曲聴いてすごい懐かしい気持ちになりました。
Cメロのところかな、照明が一生高速でチカチカしてたんですけど、あれはなんだったんでしょう。(なんだったんでしょう)私でも眩しい!見えない!ってなったのにマカロニえんぴつの皆さん大丈夫!?特に大ちゃん大丈夫!?って心配になりました。
完璧な演奏だったので大丈夫だったようです。いらぬ心配をしました。


4.悲しみはバスに乗って

この曲のみっちゃんのドラムのリズム感すごくないですか?リズム感という表現が合っているのかわからないけど、とにかくすごいです。他の曲でドラムの声が1番に聴こえるってことはあんまりないんですが、この曲は意識しなくてもドラムの音がスッと入ってくるし、曲の抑揚ひいては感情の抑揚に寄り添ってくれているようです。それに、みっちゃんのコーラスが良すぎる。上手いとか下手とかはわからないけど良い。良すぎる。

「なんで死んだんだっけ」からのパートではっとりさんのエレキが一瞬際立ってジャカジャカ聴こえるのがめっちゃ好きです。一瞬静かになったと見せかけてサビで爆発するという奏法にまんまとやられています。

やっぱりこの曲を語る上でアウトロの話は欠かせません。なんでこんなに泣けるのか自分なりに分析してみたんですが、まず壮大な鍵盤のメロディーが私の琴線に触れているようです。そしてギターのフレーズが追い討ちをかけてきます。音楽を分析するなんてナンセンスですが、そんなこんなでこんなに泣けるんですね。大好きなアウトロです。

5.リンジュー・ラヴ

悲しみはバスに乗って→リンジュー・ラヴの流れめっちゃいい。世界観が繋がっている気がして、感情も更に乗っかります。
私的には地元でリンジュー・ラヴをまた聞けたっていうのがとても嬉しくて、なぜなら私は「また聴かせて?」の亡霊ですから、あの瞬間ばかりは私が世界で1番ニッチな女になるんですよね。(なんのこっちゃわからない人はなんのこっちゃわからないままでいいです)

6.恋人ごっこ

確かCメロだったと思うんですが、照明が暗くなってメンバーの顔が見えなくなったんですよ。それがめっちゃ良くて、あの演出色気がすごかったです。

7.ブルーベリー・ナイツ

久しぶりにブルーベリー・ナイツ前にやるあのインストを聴けて嬉しかった!爽やかだけど一歩進めばドロドロしてるものが待ってる、そんなインストです。(どんなだよ)
「本来ならライブで辛かったことを忘れさせるものだと思うんですが、マカロニえんぴつは傷口を広げることしかできません!(ニュアンス)」と豪語するはっとりさん、潔くていいなぁと思いました。
この曲やってる時はっとりさんのギターが不調だったのかずっとローディーさんがはっとりさんのギターをいじいじしていて、でもはっとりさんは何事もなかったかのように最後まで歌い切っていて、さすがプロだ〜かっこいい〜トラブルさえもかっこいいに変えちゃうはっとりさんすげ〜と惚れ直す私でした。
確かCメロの部分がはっとりさんの歌声と賢也さんのベースの音だけになったのですが、ブルーベリー・ナイツのこんなCメロ初めて聞いた!という感じでギターが無い分歌声がグッと入ってきて新鮮な感覚でした。


8.健康(cover)

聴き馴染みのないインストが流れて次なんの曲だろうと思ったら民生さんのカバーでした。
はっとりさんの歌う歌って本当によく歌詞が聴こえるんです。初めて聴く曲でしたが歌詞が全部入ってきました。
あとで知りましたが健康はシングルのカップリング曲だそうで、マイナーな曲を選ぶはっとりさんのオタクの一面を見れて嬉しかったです。


9.ヤングアダルト w/奥田民生

スペシャルゲスト登場〜!ってことでなんと民生さんが出てきました。はっとりさんが民生さんの曲を歌うのは想像してましたが、民生さんがマカロニの曲を歌うなんてまさかそんなことが起こるなんて想像していませんでした。
「ヤングアダルト!」とかっこよく始めようとしたはっとりさんでしたが、すかさずはっとりさんのTシャツの背中の部分が破れてると言って笑いを攫う民生さん。「そうなんです(笑)かっこよく入ろうと思ったのに〜」っておどけるはっとりさん。その会話・空間が尊すぎてまだヤングアダルト始まってもないのに感極まってました。
グダグダっと始まったかと思いきや、演奏が始まった瞬間空気は切り変わりました。イントロでギターのアレンジ?セッション?かます民生さんかっこいい〜!震えましたね。
民生さんの歌い出し、さすがに鳥肌立ちました。民生さんが歌うヤングアダルトはいつもよりのらりくらりと進みながらも力強い歌詞と歌声でした。「こんなはずじゃなかったろうが!でもそんなもんなんじゃ!きっと!」とばりばり広島弁のヤングアダルトを披露してくれてめちゃめちゃウケました。
でもこの時点でもう大泣きしてるので笑い泣きの状態でした。絶対変な顔してたと思います。
はっとりさんと民生さんが声を重ねて歌うサビ、今考えても信じられない光景でしたね…。涙を流すことだけでは感情の処理がしきれず、ずっと頭を抱えていました。この日のヤングアダルトを処理するにはまだ当分時間がかかりそうです。
おまけに岡山ヤングルーザーを呼んでくれるはっとりさんもいたんですから、それはそれはもう、はい。(言葉にすることを諦めるな)
アウトロで民生さんの「マカロニえんぴつ〜!」とはっとりさんの「奥田民生〜!」と叫ぶところが完全一致していて、オタクだから被っちゃうんだよと言うはっとりさんの顔はとても幸せそうでした。

でもね、はっとりさんが言うそのオタク的なやつマカロッカーもできますよ。はっとりさんが高音で首傾げるところはどこかわかるし、平行移動(←正式名称ください)だっていつやるかもわかるし、シャウトもいつやるかわかりますよ。(自慢げな顔)

10.洗濯機と君とラヂオ

ヤングアダルトが終わって「マカロニより盛り上がるのやめてもらっていい!?」とはっとりさんが言って、それは本当にごめんって思ったんですけど、でもその後の洗濯機の盛り上がりすごくなかったですか?洗濯機何十回も聴いてるけど、盛り上がりすごかった。客席もそうだけどメンバーの演奏の弾け方がすごかったように感じました。よっちゃんのギターソロ終わりくるくる回って定位置戻るやつあれ本当大好き。洗濯機楽しすぎて一瞬で終わりました。


11.星が泳ぐ

1番終わりの間奏ではっとりさんが見たことないステップを踏んでました。あとこの曲でも照明が高速チカチカしていてやめてくれ〜と思う私でした。でも大ちゃんの演奏は相変わらず完璧でした。星が泳ぐのパワフルなよっちゃんが好きです。


12.ハートロッカー

星が泳ぐが終わって大ちゃんとはっとりさんがアイコンタクトしながら(ハート🫶🏻?)(うんうん)みたいな一コマがあって、あれなんだったんだろうと気になっていたのですが、よっちゃんがインスタに上げてくれたセトリを見ると星が泳ぐとハートロッカーが本当は反対だったんですね。間違えたのかわざとなのかわからないけど、この流れも絶対正解だった気がするよ。
「死んだように生きていたい僕はやっぱりどうしようもない死んでいくのか」って歌詞間違えるはっとりさん面白すぎてめっちゃ笑いました。その歌詞絶対ダメでしょ。ピンポイントでそこ間違えるの面白すぎました。
「いいメロディが浮かんできた👏👏」の後に「言葉にしなきゃ」のところで頭の上でお願いお願いみたいなポーズをしてたはっとりさんいたんですけど、とってもキュートでした。ありがとうございます。
「本当困るな」の歌い方って2パターンあるじゃないですか。私ライブバージョンの方が好きなんですけど、今回はそっちだったので嬉しかったです。この2択結構いつもドキドキしてます。(あんただけだよ)


○PM(※ニュアンス)

「僕は何かにあこがれたり何かになりきって生きるのが生きやすかった」と言葉を始めるはっとりさん。
「何かにあこがれて生きるのが生きやすい」という概念が私の中に今までなくて、でもマカロニえんぴつを好きではっとりさんにあこがれて生きる今の人生は、確かに幾分か生きやすくて。これは生きやすいという感覚でいいんだ、って、「あこがれるのが生きやすい」という表現を初めて聴いたんですが、とにかくその表情が腑に落ちました。

「夢に近づいたり、手繰り寄せたら、これから何したいのかって、もう叶っちゃったのに」と続けるはっとりさん。「でも、あなたの顔を見たらそんなんじゃつまらないなと思いました、みんなにあこがれ貰えるようにこれからも歌います」と。
公演が始まる前に連番の子と、もし自分だったら夢が叶っちゃったらそこで達成感感じちゃってやる気無くすよ、それでも更に前を向いて進むはっとりさんってすごいよねという話をしていて、まんま同じ話をPMでしてくれたはっとりさん。いつも欲しい言葉を欲しい時にくれて安心させてくれるはっとりさんは超能力者かなんかでしょうか。私はあこがれるだけで精一杯なのに、もっと頑張ってくれるはっとりさん・マカロニえんぴつに尊敬の念しかありません。

どういう文脈だったかは忘れたのですが、はっとりさんが「ロックバンドのフロントマンとして」と言った後に「いや、マカロニえんぴつというロックバンドとして」と言い直したところが個人的にグッときました。

「孤独の愛し方を一緒に見つけてください、あなたが見つけたマカロニえんぴつという音楽でした」「君といる時の僕が好きだ」と締め括られました。


13.なんでもないよ、

今回のなんでもないよ、はなんだか鳥肌が立ちました。位置的にはっとりさんとはっとりさん越しの大ちゃんがよく見えたのですが、大ちゃんがはっとりさんの肩の呼吸を見て慎重に鍵盤を弾いてる姿が、なんというかすごく神秘的でした。有難いことにお客さんの手拍子も一切なかったので、はち切れそうな緊張感と一体感にすごいのめり込むことができました。
「君の大きい笑い声をきっと誰よりもたくさんきけるのは僕のこの耳」の歌詞がグチャッとなっちゃって、でもその後の「体は〜」のパートがいつもが「か〜らだは」ぐらいだとしたら「か〜〜〜らだは」になっててめっちゃ良かったです。(そか)



はい、やっとマカロニえんぴつのレポ?終わりました…。こんなに長く書くつもりなかった…。ちょっとしんどすぎてここでもうぶつ切りしたいのですが、そんな訳にもいかないので、「愛のために」の感想書いて終わります。思い出して言葉にする作業って本当にしんどいです。(自分で始めたんだろ)
民生さんのレポは出来ません。語れるほど知識がありません。すみません。だけど、さすらいの2サビを全員で合唱したの感動しました。民生さんみたいに緩急のある大人になれたら魅力的だなと思いました。


…すみません。「愛のために」の感想も思い付きません。泣きすぎてて泣いた記憶しかないです。はっとりさんの歌いっぷりがまあ良くて、隣に民生さんがいて気持ち良さそうに歌ってたことだけ覚えてます。この時間一生終わらないで〜って思ってました。夢の日に多くを語らないはっとりさんのように私も多くを語らないことにします。(言い訳)

最後みんなで写真撮る時に民生さんが、そのうち若いバンドが「マカロニです!」って言って出てきたら、その時に俺の気持ちがわかると思うよとはっとりさんに言っていて、それだけで面白かったのですが、はっとりさんが「鬱陶しいと思います」って返してて更に面白かったです。


レポはこれで終わりです。なんか急に終わったけどお疲れ様です、あなたも私も。
色んな人のレポや感想を見て、私ってわざわざ重く捉えすぎなのかないちいち重い言葉で表現しすぎなのかなって思ったんですが、自分の感受性くらい自分で守ればかものよということで最後までこの調子で書き切りました。重すぎるくらいがちょうどいいほどの夜だったよね?と自分に言い聞かせております。

軽々しくチープな言葉を綴ってる自信しかないのですが、それでもこの記憶をここに残せてよかったと思います。少しでもこのnoteが9月9日を思い出す、みなさんの記憶の引き金になれば嬉しいです。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
今回このnoteではこのツーマンが岡山という地で行われたヤバさについては一切触れてないんですが、本当にいまだに意味がわからないです。ハレノワの偉い人に一生感謝して生きていこうと思います。


最後にマカロニえんぴつ、そして奥田民生さん
心の底からありがとう。


マカロニえんぴつを追いかけることって、本当に楽しい!!!


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