Q、R、S、……

 こんにちは。草壁です。

 まだ娘が0歳の頃、「やはり今どきは英語教育くらいせな!」ということで、とある英語教材のサンプルを請求したことがありました。

 娘は10か月にして歩くようになったアスリート気質なのですが、ベビーゲートの柵越しに泰然と陣取り、夢中でサンプル動画を見ていたのを覚えています。

 そして基本中の基本、ABCの歌(ABCDEFG~♪と歌うあれです)をマスターし、2歳となった今や歌うだけなら朝飯前。読むのは一つ一つのアルファベットなら正答率3割くらいといった感じになりました。

 が、なぜか歌うときはいつも「Q」がスタートで、「Z」まで歌い終わったら「ぎんぎっみー!(Sing with meと思われる)」と咆哮した後、「A」から歌いだします。謎編集です。
 たぶん、その直前の「LMNOP」が早いテンポで上手く言えないので、ごまかすのを最大限後回しにしようという高度な戦略(?)なのでしょう。実際、「LMNOP」は「あにゃにゃにゃぴー」と力の限りごまかしています。すごく可愛い。
 
 これだけでも、英語教育(?)を始めた甲斐はあったかもしれません。
 実際、ネイティブの発音を聞いていたせいか、「R」の発音は、ちゃんと舌を格納して発音しているようです。私のエセRに比べれば、三十年以上先を行っているわけです。すげえ。新時代の子どもですわ。

 デメリットもあります。アルファベットだということを認識したので、家の中にあるあらゆる文章の中からアルファベットを見つけると、「ABCだよ!」と、世紀の大発見のごとく叫んで歌い始めます。超可愛い。でもお風呂はもう少し早く出ないとのぼせるんですよ!

 なお、アルファベットマスターの娘曰く、「おとうさんはQだよ!」とのこと。一番最初に声に出して歌いたい相手だよ(ハート)、と解釈することにしました。決して「お前何言ってるかわからんのじゃ、クエスチョンじゃ!」という意味ではないと祈ります。

 ちなみに余談ですが、サンプルで満足してしまった怠惰夫婦により、いまだに本編は購入していません。英語教育とはいったい……

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