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同級生の結婚式に行った

私の人生の中で、一番濃かったんじゃないかと思う期間が高校時代なのだが、先日、高校時代の同級生の結婚式に行ってきた。
結婚式に招待されて出席するのは義務教育期間にベールガールを務めた以来で、例外もあるが、(ほぼ)初めてだった。

誰もが経験したことのない未曾有のコロナ禍で、新郎新婦の不安も計り知れなかっただろう。岩手から東京へ向かうのも中々に今まで経験したことのない、前が見えない霧の中を進むような緊張感と不安感が常に一緒だった日々だった。
えきねっとが出発日1ヶ月過ぎても指定席を買えなかったり、目的地が営業再開していなかったり。

それからいろんなものを買いに買いまくった。
結婚式に出るってこんなにお金がかかるのか???という誰も教えてくれなかった気づきの日々。
理由のよくわからないマナーの多いこと多いこと。

買ったもの

結婚式用のワンピース
パーティーバッグ
ご祝儀袋×2
袱紗
ストッキング
下着
パンプス
イヤリング
ネックレス
ヘアアクセサリー
ネイルシール

式当日のヘアセット
新幹線

それ以外にも新しく服や靴やアクセサリーを買ったのでびっくりするくらいお金をかけたのですが、使った気がそんなしないので恐ろしい。

用意しながらくそくらえ!と思わず思ってしまったのは、アクセサリーはパールじゃなきゃいけないとかね、ツーピースに見えるものは縁起が悪いからダメとか、ヒールがなきゃダメとか、イヤリングは揺れてはダメとか、魔法学校に入学するのか??????ってくらい何から何まで買い揃えました。だって何も持ってなかった。

ご祝儀袋の自分の名前を書く紙が、トレーシングペーパーみたいなテロテロ素材で、筆ペンで書いたらインクが乾かないこと山の如し、知らないうちに名前が擦れて誤魔化せないくらい無残になって当日の朝にご祝儀袋を買いなおしました。
調べたら、ご祝儀袋をそのまま出すのはマナー違反です!袱紗を用意しましょう!というネット情報をみて袱紗も一緒に買いました。
袱紗とご祝儀袋を一緒に買う髪の毛にパール散らせてキレイめの格好してスーツケースをゴロゴロ引く女、準備が出来てないなって思われる〜〜とすごく嫌でした。
新幹線の中でご祝儀袋を今度は名前を擦らないように書いて、袱紗に入れたけれど、いざ受付でご祝儀渡したら誰も袱紗使ってねーでやんの!!!返せ!!私のお金と心配!!!!!

新幹線に乗って2時間で東京駅に着き、ドキドキしながら京葉線へ向かいます。
私は東京駅にはつけても、そこから目的の場所へ行く時いつも道に詳しい友人がいてくれたので、今まで感じたことのない孤独と不安を抱えながら式場へ向かいました。

事前の天気予報では雨だったり雷だったりで心配していましたが、当日は雨も雷もなく、ただただ強風だったため、スプレーでガチガチに固めた髪の毛が崩れないかを心配しながら友人と待ち合わせをしました。

心細く強風に吹かれながら待っていた私が、向こうから友人が見えてなんと嬉しかったか。
それから二人で強風に吹かれながらもう二人の友人を待ちました。

バチバチにパーティースタイルでスーツケースを引く私たちの目立つこと……。けれどそれが気にならないくらい友人との再会と後に控える結婚式は心躍らせるものでありました。

モノレールで揺られて駅につけばホテルに直行できるので特別感がすごい。

ピアノの発表会スタイルの友人

長い廊下を歩いて式場へ。

すごいひろいおしゃれ

控え室?のテーブルに飾ってあったお花。
友人たちはひたすらゼリー部分を触って「つめたーい」と言っていたので大人のレディな見た目になっても、そんなところ幼いんだな……とかわいいような恥ずかしいような気持ちになりました。人目があんまりなかったからね。

挙式のために移動

新郎新婦が退場するときに投げるものをもらったのですが、案の定遠投には向かず……

花嫁(友人)がお父さんと入場する場面が、本当にお嫁にいくのだな……とじーんときました。

控え室に戻って披露宴まで一息。
飲み物と軽食をもらいました。
フルーツトマトの生ハム巻き?としょっぱい系のパイ。
パイはピンクペッパーが効いて大人な味。お酒に合いそうでした。
カンパリソーダを頼んで失敗した友人二人をみて、カンパリが苦手な人は信頼がおけるので密かに好感度を上げました。

この時間で友人たちは自分の服に隠れミッキーがいないかを探していました。集まるととんでもない集団になる。

披露宴が始まる前に花嫁のご両親に挨拶を出来てよかったです。
学生時代から卒業してもなにかとお世話になっていたので、こうやって式を挙げられて本当に良かったなという思い……。

ワァーー!ワァーーー!!
コップもフォークもいっぱい!

ケーキカット🎂
花嫁に手を振ると、ミッキーさんが手を振り返してくれます。
この後のファーストバイトがめちゃくちゃ可愛かった。食べるものに苦労させない説得力が凄かった。

野菜のソースとお魚のやつ
見た目も味も良かったのですが、ソースを綺麗に食べられず……

小さいパンと、奥に見えるのは海藻風味のバター
このパンがとっても美味しかったです。
友人のパンが、他の友人に食べられていて面白かったです。10年後も笑えると思います。

ごぼうのスープ
食べるのが下手でした。

真っ赤なソースとお魚ときのこ
みんな違ってみんないい

花嫁たちはお色直しへ

お肉!結婚式のあと花嫁と話す機会があったのですが「肉めっちゃ美味しくなかった??」「美味しかった!!!」という会話をするくらい柔らかくて美味しかったです。
でもこの時点でだいぶお腹が苦しくなってきています。

新郎友人と新婦友人から選抜でろうそくに火をつけるイベントです
ハリーポッターみたい〜ルーモスのやつだ〜〜

リゾットのようなもの
コロッケみたいな中に、お米?とタコが入っていて食感も良かったです。でもお腹が苦しいな???

お色直し中に、披露宴の後半でやるショーの練習。かわいい。

お色直しからのキャンドルサービス

海をイメージしたカラードレスがとっても素敵

デザート!

ランプとお城!!!

Oh...

ウェディングケーキがすごーくすてき

花嫁が嬉しそうなのが私も嬉しい……

花嫁が両親へ手紙を読んだのですが、お母さんへのメッセージで私の友人達全員涙。

集合写真撮られるのは得意

式がお開きになってもまだウェディングケーキが残っていてフードファイト状態
飲み物の提供は終わったらしく、飲み物で流せなくてさらに辛かった

新郎新婦と新郎新婦家族と写真を撮っていざホテルへ!!!

すごいすごいすごーい
天井が高いことを数えきれないくらい喜びました。
結婚式の幸せとホテルの凄さと友人達と一緒にいれる喜びが合わさって数ヶ月分の幸せが一気に来たような感覚に。
こんなに、こんなに幸せなのに、

明日も楽しいことが約束されてるなんて!!!
幸せ確定ガチャ

チャームは、ブーケくじみたいなののオマケです。はじめてブーケもらう機会をもらいましたが、もらっても受け止めきれないのでオマケでホッとしました。

エレベーターの中もすごいんですのよ
アトラクションみたいなんですの

スプレーでガチガチになった髪の毛をなんとかしたくてお風呂入っていたら新郎新婦が挨拶に来てくれた。
新郎とちゃんと会うの初めてだったのに、その初めてが風呂上がりってことあります???
その後のめちゃめちゃはしゃいでる写真。楽しそうで好き


くたくたにつかれた1日が終わりました。
0時になる頃にはみんなすやすや眠りはじめてかわいいなと思いました。
私も疲れていたけれど、高揚感と今このまま寝たら疲労ですごいいびきをかいてしまいそうでしばらく幸せと湯船に浸かっていました。多分煩かったと思います。

結婚式の内容もあり、夢の延長線上の出来事のようで、これよりも幸せになれる結婚式と出会えるのか少し不安になるくらいです。
準備はものすごく大変だったのですが、その苦労が全然大したことなかったくらい、得るものが多く浴びる幸せもたくさんで何もかもがよかったです。

出会って10年、高校の3年間だけ一緒にいることができた関係ですが、こうして新しい思い出を作れることがとても嬉しいです。今までも彼女の幸せを願っていましたが、これからはもっともっと幸せになってほしいなと強く思っています。彼女なら力づくで引き寄せてしまいそうなので、離れた場所からにはなりますが見守っていきたいです。

次の日、歩きながら左足をつりました。
誰にも言えず2万5千歩ほど歩きました。
それでも幸せは消えません。

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