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決して輝かしくない道のり「千早愛音」

ずっと、考えてきた
異常な重力場に支配されてるこのフィールド、
この迷子の舞台でなぜ
彼女、千早愛音は進んでいけたのか。

側から見れば
成績優秀、眉目秀麗(たぶん)、
生徒会長としての活躍や人当たりもよきながら
まさに輝かしい人生そのものではないか。

失点と言えば、イギリス留学くらいだった。

でもそうじゃない
とはっきり断言できる
ここまで千早愛音の道のりは決して、
輝かしいものじゃないっと。

イギリス留学も、ライブ本番も
彼女は事前準備を怠らない性分だった
それは普段自信溢れの彼女とかけ離れているとも言える。

きっと、何度もなんども、彼女は躓いてた
もう嫌だったでしょう
だから
無意識のうちに事前準備を大事にしている
そうしょっちゅう躓きしないために。

そんな千早愛音は
本当はどろっどろな道のりから歩んできた
躓いても、転んでも、なんとか立ち上がり
必死ながら次はどううまく立ち回れるか考え
また出発する。

だからこそ、千早愛音は進んでいけた
たとえこのブラックホールまみれな舞台にでも
余裕すら示せる
だって人一倍、いや何倍もわからないくらい
千早愛音は乗り越えた
糧と溶かした輝かしくない道のりにて。








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