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「フリップフラッパーズ」所感

なんとなく視聴し始めたけど、1話から斬新で目にみはる広がりを観させてもらった。近年ではなかなか得られない感覚でだんだんお話の中、というかピュアイリュージョンの世界観に引き込まれていく。

初っ端から次々と謎めいたことを投げてくる物語は特にツボで、ここからどんなふうにそれらを回収していくのが楽しみで、今回もそれに当てはまると思う。

ピュアイリュージョンって?

夢にいた女の子は?

パピカはココナとどういう?

組織の目的は?

みたいなのが盛りだくさんで、どれから検討しようか迷ってしまうくらい。

シナリオ軸の話はいったんこのくらいで、変身(フリップフラッピング)について、王道だけど髪色エクスチェンジとバトルスタイルは割と想定外。

普段赤髪で熱意溢れのパピカは変身する途端さっぱりした水色でしかもバリア役。

冷静沈着(?)シアン風なココナは淡い赤にでまさかのブレイド役。

天道(カブト)&加賀美(ガタック)コンビを連想せざるをえないけど、変身したパピカとココナは、、一言でいうと負ける場面とにかく多いなああってのは実感。(ここ重要)

負けること自体はそんなに印象悪いというわけではなく、逆に二人毎度まいどしっかり現状打破してきたのは良きと思っていて、その隙ヤヤカチームに出し抜かれるのはややしょうがない気がする。

ヤヤカは、キンパツ(三原色そろった!)でココナ幼馴染立ち位置で自分的には注目度高いと思うし、戦闘力といえば変身したパピカとココナにも劣らないほどに、「あ、こいつそのうち変身するんじゃない」って密かに考えて考えていた。

ヤヤカはずっと矛盾を抱えてきた、けどその答えはもしかして最初から決まってたかもしれない。「自分の価値を認めてくれる場所」と「親友のそば」、そもそも前者は思い込みでそれでもヤヤカ目線から考えてみればそうそう簡単に切り捨てれるもんではない。

ヤヤカとココナのタイマン回、ココナは終局まで防御する姿勢を徹した。ヤヤカを傷つきたくない一心で、ヤヤカに再認識させた。「ココナはわたしの宝物」っと。

9話から物語の核心に迫りきて、もともとそんなに明るくない絵面をさらに一気に叩き落とした気分。にしても、、大人のパピカは変にまともだったせいか逆にちょっと不慣れだわ(良い意味)。

研究所3人組の関係性は割と好きだし、そんな彼らの選択にはとやかくいうつもりも全くないけど、たったひとつだけとすれば、

「ココナは無事に生きこれて本当によかった」っと。

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