見出し画像

人体改造記 │ ICL手術レポ(〜当日編)

💡人体に大型アップデートが入りました。
小学校1年生の時から瓶底メガネ、社会人になってからは乱視まで追加されたため、リアルでメガネON/OFFで指一本分目の大きさが違う。
つい先日も博物館に行ったところ、薄暗い&小さい&ちょっと離れたところにある展示説明がぶれまくって全く読めず、「わ〜でかい化石〜」で終わってしまった。
そんな悔しさ、災害発生時に生き残れる気がしないという不安からICL手術を決断しました。その記録や実際に感じたこと、あった方がよかったものなどをレポートします。同じようにICLを検討している方(というよりは受けることはほぼ決めたけどちょっとドキドキしている方)向けにまとめています。

なお、本記事は「結構高かった手術費を少しでも取り戻したい」という動機から書いているため、一部有料だったりAmazonアソシエイトリンクを貼っておりますが、ほとんどの情報は無料で読めます。
「役に立ちそうだな〜」と感じたり、「手術お疲れ!」の気持ちで投げ銭をしたい時に買ってください。頼む!



✦ プロフィール

・持病とかはない
・酒もタバコも吸わない。運転もしない。
・人体改造歴は医療脱毛、親知らず抜歯、輪郭&顎下脂肪吸引、糸リフト
痛みや刺激にかなり弱い

※「痛み/刺激に弱い」について
採血はもちろん、他人の怪我話、美容外科で流れている手術映像(モザイクあり)で貧血(迷走神経反射?)を起こして倒れるレベルの弱さです。
そう考えると、たぶんほとんどの人にとっては「そんなに痛く/つらくない」のでは?という気がしなくもないのであくまでも参考程度に

🎯 いきなり結論

  • 右0.03 左0.06かつ乱視 → 手術後両目1.5

  • 手術は短いが、まあまあ痛い

  • 手術当日は結構大変

  • 術後のケアなどで不自由に感じる部分も多少ある

  • 手術翌日から感動の新世界が待っている!!!

総じて満足度は高いものの「そこそこ準備や覚悟も必要」という感じです。(痛いので)
でも耐えられないものではないし、人生80年時代のうちの手術1日(術後経過などを含めると1ヶ月程度)だと思えば全然やる価値があると思いました。

※実際手術はお医者さまとちゃんと相談して決めてね(そもそもお医者様がOKと言わなければ手術できないんですけど)

🗓️ICL受けるぞと決断してから手術までのリアルスケジュール

・1/29(月):なんか思い立ったので病院の予約をする
・2/9  (金):初回検診(初診料1万円を払う)
・2/14(水):2回目検診(前金30万円を払う)
 前金支払い後、レンズの在庫を探してもらう。
 国内にあれば1~2週間、海外取り寄せで3週間程度、
 新規作成で4週間以上かかると説明を受けた。
・2/17(土):「国内にありましたよ😀」と電話が来る。手術日決定
・3/3 (日):手術当日

というわけで、思い立ってからほぼ1ヶ月で手術日を迎えることに。
平日に病院に行けたこと、有給申請がだいぶゆるい(直前でいい)こと、レンズ在庫が国内にあったの3拍子揃ったレアケース故と思われますが、爆速で話が進み、ややビビる。

コンタクトレンズ禁止期間や、手術3日前からの1日4回の点眼、飲酒禁止などの制限があったものの、特に生活に支障が出るものはありません。ちなみに手術前日までコンタクトはできます。

点眼にあたっては iPhoneの「❤️ヘルスケア(投薬)」機能がガチで神
おっちょこちょい(婉曲表現)のため、他のことに集中していると普通に点眼を忘れかけます。そのためヘルスケアで投薬スケジュールを管理し、その時間になったらapple Watchで電流(通知)を流すように設定。
たぶんこれがなかったら継続できなかったのでガチでおすすめします。

※画面は手術後の点眼薬


🍴 手術当日編

風呂と洗顔を済ませて病院へ。
病院に着くと、瞳孔をガン開きするための点眼を10分おきにし続ける地味な苦行が待ち構えています。
あまりにスパンが短くヘルスケアだと大変なので、カウントダウンタイマー10分 → 繰り返しで管理しました。

瞳孔が規定の大きさに開くまで続けるため、私の場合は7回くらい差します。(約1時間ちょっと)
瞳孔ガン開きになるのでボヤボヤになり視界はかなり見えづらくなります。

手術の順番を待つ間、私は乱視が入っているため、なんらかの検査を挟みました。
……が、「眼球にある血管が機械に映らない(?)」的な理由で眼球に直接ペンで目印を書くという分岐イベントが発生(!?)
麻酔点眼後、どう見ても普通のマッキーみたいなペンで眼球に点々を書いてもらうことに。

この麻酔点眼がレポでよく見る「痛い、沁みる麻酔」らしいのですが、正直そんなに沁みませんでした。Gボンド使って作業してる時みたいなツ〜ンとする感じ(コスプレイヤーにしか伝わらない表現)
眼球を触られている感じはあるものの、痛みはないので結構不思議な感覚。線を引くのではなく、ちょんちょんと点をつける感じなので全てが一瞬。恐怖はありません。

ペンで目印をつけた後の眼球画像はアレなので有料パートに入れました。興味ある人は買ってね!

そうこうしている間に手術の番が回ってきて、手術着に着替えていざ執刀!!!


🧑‍⚕️ いざ、手術

流れは割愛。
15:35 クリーンルーム(手術室入り)
15:48 手術おわり
なので、本当に両眼10分ちょいで終了

視界的には何が起きているかほぼわかりません。「メスが入ってくる!」とか「目の前が血で真っ赤になる!」ような恐怖はありません。(そもそも血は出ない)
全部視界の外からやって、なんかレンズはいったぽいな〜(薄い膜的なものが見える)と感じるぐらいです。凄まじい勢いで進んでいくので「あばばばばばばば」って思ってるうちに終わる。

個人的に消毒や麻酔点眼はあまり痛みを感じませんでしたが、レンズを挿入したあとのグイグイ押し込まれる感覚が結構痛く感じました。あと眩しいのがややつらい。
眩しさについては「あまり感じない」というレポも見かけるので、かなり個人差があると思われます。検診の時に真っ暗な部屋でライトを直接当てられるやつが苦手な人は同じくらい苦手なのでは。といっても耐えるしかないのでひたすら耐えるのみ!

個人の感覚でいうと、痛みTier(?)は
VIO脱毛>>>>>>>>ICL手術>>脂肪吸引&リフト>>親知らず抜歯>脇脱毛

脱毛系は鋭い激痛がショットでやってくる(代わりに痛みはすぐ引く)のに対し、ICLは鈍痛がじわじわ続きます
手術中というよりも、終わった後に締め付けられるような頭痛が続いたのが苦しかったです。(個人の特性による、緊張性頭痛な気もする)
親知らずは麻酔がガンガン効いていて、手術中の痛みはないけれど揺さぶられたりする感覚はあったので、それもちょっと近いかもと思いました。(ちなみに親知らず抜歯は肉だか骨を焼いてる感じの匂いがしますが、角膜は特にそういう匂いはしません)
脂肪吸引は怖すぎて全身麻酔をしているのでわからず、術中というより終わった当日とかの感覚。ピキピキ吊ったような痛みが長く続く感じ。でも頭痛よりマシ。世の中のレポを見てる感じ、二重埋没の方が痛いらしいです。

終わった後の視界は色収差かけたみたいな感じ。でも手術終了0秒ですでに「見える」感覚がある!!!!! 瞳孔ガン開きなのでぼやけているものの、あきらかに物に輪郭があります。ちょっと感動します。

こういうやつ

😴 術後

待合室で目を閉じてゆっくり休憩&薬の説明を受けます。

事前に言われていた通り、眼球を押されるような痛みやゴロゴロした感じが続きます。「目を閉じて安静に」と案内されていましたが、そもそも閉じなければやってられないレベルでゴロついている……。手術後っぽい人みんな俯くように目を閉じてたから同じ感じなのでは?

お薬の説明を受け、保護メガネをかけて帰宅👓
視界は問題なく、付き添いなしでもひとりで帰れるレベル(運転禁止なので、遠方の人は付き人必須)
気になった点として、かなり眩しさを感じます。天井照明が視界に入るとかなり苦しいため、ほぼ俯きながら帰りました。
(眩しい→目を細める→目に圧がかかって痛く感じる的なループだと思う)

それはそれとして、大好きな神座があったので食べて帰りました。マジで美味い。病院入りから退出まで、だいたい2時間15分くらいです。

ちょっと気になった点として、コンタクト/メガネの時と比べて「物の距離感」が違う感じがありました。(ラーメンを食べようとして、麺が思ったより近くにあったというか……。乱視が解消されたゆえの立体感なのか?)
手術を決める前に「コンタクトとはちょっと見え方が変わりますよ」と言われていたので、これのことか〜と勝手に納得(真偽不明)。
生活に支障はありませんが、この距離感の違いが包丁握るには怖く、自炊はやめて出来合いのものを食べました。めちゃくちゃ腹減ったのでラーメンの後に普通に一食食べています。

こんなもん信じずにちゃんとお医者様に聞いてね!!

🛏️ 帰宅〜就寝まで

なんとか帰宅し、ここから無限点眼編がスタート。
3種類の目薬を2時間おきに点眼(しかも、1種類ごとに5分のインターバルが必要)というめちゃくちゃなことをやるため、かなり慌ただしくなります。
※翌日からは1日4回になるため、ヘルスケア(投薬)で設定

当日のアラームの様子。気が狂うかと思った

「とにかく安静にしてすごしてね〜」と説明されるものの、そもそも目のごろつき、頭痛が凄まじく目を開けていられません。部屋の照明もかなり眩しく感じるため、電気を消した暗い寝室で寝るくらいしかできることがありません。

というわけでひたすら寝る → 起きて点眼するの繰り返し。これを2タームやったところで流石に眠気もクソもなくなり、寝られないがやること/できることもないという地獄の時間が始まりました。ラジオとか好きな人はラジオを聞けばいいと思います。スマホは眩しくて結構つらい。

この間ずっとこめかみを押さえつけられているような頭痛が続いたため、さすがに耐えかねて処方外のロキソニンを飲みました。手術をした眼球が痛いわけではありません。「目が痛い」っていう感覚はあんまりなかったかも……。

※ 本来的には、薬剤師にロキソニンを飲んでもいいか確認するべきです。偶然同時期に別の病院でICL手術を受けていたフォロワーさんが、ロキソニンの処方を受けていたそうで、処方された抗生物質が彼女と同じだったので自己責任で飲みました。

🌞 翌朝

起きた瞬間から視界がクリア。人生でほぼ記憶のない乱視ゼロの世界。
ごろつきは多少残るものの、頭痛につながるレベルのものではない。ただ、ビビるほど目が乾いていた。(我が家の寝室が乾燥気味なせいか?)
目薬を点眼した後は特に気にならなくなった。

仕事は休み、翌日検診に向かいます。翌日検診〜1週間後検診編に続く。


🛒 おまけ:準備しておいてよかった物


・目の周りを拭くコットン
理由:点眼薬を差しまくるため、目の周りがガビガビになって死ぬ。


・サボリーノマスク
理由:翌日洗顔ができないのでこれでうまいことやる。
(翌日以降は洗顔可能ですが「目に水が入ってはいけない」という結構な無理ゲーを要求されるため、これの方が安全な気がします。ひたひただけど液が垂れてこないという絶妙な塩梅が助かる!)


・ドライシャンプー
理由:最低二日間洗髪不可なので頭が痒くて死ぬ。
手術当日、寝る前に拭いておくと痒みが多少軽減できます。翌日から使い始めても遅いぞ!(普通の土日に試してみたけど、痒くなってから使ってもガチで意味ない)

・Apple Watch
理由:腕に電流流して点眼アラートを出します(もちろん誇張表現であり、実際にはただのバイブレーションです)。
スマホでもいいのですが、いつでもスマホを持ち歩いているわけでもないし、うっかり寝ている時もブルブルと腕に刺激が送られてくれば絶対忘れません。横から別の情報流し込まれると一気に脳内優先順位がはちゃめちゃになったり、「●時に△△する」と決めるとそれまで何も手につかなくなってしまうタイプの特性持ちの人は絶対使った方がいいです。マジで。



📍おわり

以下有料ゾーンです。
・実際に手術をした病院 / 理由 / 金額 / 執刀医
・手術前後の眼球の感じ(目ん玉の写真なので、苦手な人は注意)

をまとめていますが、そんなに重要な内容でもないと思うので、上記の内容が必要そうな方や、私を労いたい人が買ってください。返金できません。

翌日検診〜1週間後検診編をご期待ください。
そのほか何かあれば、フォロワーさんは普通にDMで聞いてください。
終わり!

ここから先は

744字 / 3画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?