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【本】数値化の鬼(安藤広大)

私は、「数字」を誤解していました。

数字は、人を苦しめるものでも、晒上げるものでもありません。
冷静かつ合理的に、理想とする未来へ進むためのツールなのです。

数値化こそが、成長への最短ルートであり、
誰から見ても解釈のブレがない、納得性の高い結果です。

真の要因である「変数」に気付くことのできる力を養うために、
目の前の行動ひとつひとつを数値化してみると、
気付いた時には大きな変化が起こっているかもしれません。


成長のカギは、客観視。

「仕事ができる人」、「急成長する人」の共通項は何か。

それは、数値化思考。
数字は、

感情ではなく、理論で冷静に判断するためのツール

p.26 はじめに

とあるように、数値化=客観的事実 として捉えることができます。

数字は、現状と目標(理想)のギャップを見るものであり、未来のための手段なのです。

考えるべきは、「変数」

数値化していく中で、
「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」があります。

「変えられるもの」を変えること。
これが、やるべきことです。

「変えられないもの」に固執するのは時間の無駄、
「変えられるもの」を、変えられないと思い込んで見落としてしまうのは大きな損失。

考えるべきこと(変数)=変えられるもの

変数は、
①工数を分ける
②数字を数える
③なぜ?を繰り返す
ことで、行動レベルまで細分化して見つけることができます。

ちなみに、他人の成功論は「仮説」として、役に立つが可能性があれば取り入れる・シェアすることが、組織を強くすることに繋がります。
他人の仮説を自分で検証し、変数となればそれも自分の型となります。

「変数」について気を付けなければならないこと

変数であることに間違いはない。
だけど、もっと大事な変数があるはずだ。

p.198 第3章

自分に厳しくする視点を忘れず、より効果的な(影響の大きい)変数を見つけていくことがポイントです。


自分の課題(不足)と向き合うことこそが、成長への最短ルート

「人の成長」を最優先に考え、一人一人の未来を考えた結果、
「厳しく向き合うこと」こそが本当の人間味のあることなんだ

p.287 おわりに

数字数字、というと冷徹な印象を持つかもしれませんが、
長期的に見れば
人の成長に寄与する最も効果的な手段なのです。


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