仲良い人とだけ勉強するのはダメ?


 私の教室では基本誰とでも交流してもいい環境の中で学習しています。皆さんはまず仲の良い友達と一緒に学習しようとします。1番落ち着く人と学習したくなるのは当然のことでしょう。しかし、ずっとその仲の良い数人とだけの学習で自分はどこまで高められるのでしょうか。
 教室という社会はこの現社会の縮図です。男子も女子いるし全員性格も得意不得意も全然違います。これから皆さんはもっと多種多様な世界に放り込まれます。「その世界の中で仲の良い人としか関わることができません。」では正直社会では通用しません。どんな人とでも差別なく接していくことが求められます。
 
 また、「違い=価値」です。違いを楽しめる人こそ信頼できるし賢くなれます。これからの時代「より優れている」を求めることよりも「より違いを見出せるか」がキーワードになってきます。仲良い人とは考えが似通ってくるものです。考えが違う人を探し求めましょう。

 どんな人とでも学習できる=うまくやっていけることは相当強いです。なぜなら、人間の悩みの多くは人間関係。小学校のうちにいろんな人にたくさん接して、どうすればよいかトレーニングしているとその悩みも打開することができるでしょう。

 では、教室でどのように振る舞うことが良いか。それは、仲の良い友達とばかりではなく、「今日は異性と」「今日は最近あまり喋ってない人と」「自分と性格が真反対の人と」など偏りなく交流してみてください。うまくいかなくてもいいんです。そう思ってやってみるその勇気が素晴らしいのです。

 最後に、ここまで多くの人と交流することの価値について語ってきましたが、これはゲームと一緒です。仲の良い友達との学習は「イージーモード」。つまり簡単ですがあまり経験値は得られません。そして、普段しない人との交流は「ハードモード」。難しいですが多くの経験値を得ることができます。どのモードを選択するかはあなた次第です。自分の勇気レベルに応じてチャレンジしてみましょう。あなたはどのモードが楽しめますか?

このようにクラスに語る。

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