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ボクを少し大人に近づけた堀北真希さん

なんとも言えない気持ちになる女性がいる。

元女優の堀北真希さんだ。

彼女は僕を少し大人に近づけてくれた人であり

ちょっぴりドキドキしてしまう人だ

中学生のときに

僕が中学生のとき、「野ブタをプロデュース」というドラマがやってた。

そこに主演で出ていたのが堀北真希さんだ。

役柄は今でいう陰キャ。

亀梨和也さんらが演じる陽キャたちにプロデュースされていくという内容だったと思う。

同世代の女子たちは一生、亀ピーの話をしていた。

当時中学生だった僕は堀北さんを見て、クラスにもこういう女子いるなー程度にしか思ってなかった。

コンビニにて

家族で出かけているとき、トイレに入るために寄ったコンビニで僕は

堀北さんとまさかの形で出会うことになる。

それは家族がトイレからでてくるのを雑誌コーナーを眺めながら待っているときだった。

赤いビキニを身に着けて、女性のふくらみを強調したヤンジャンだかヤンマガだかの表紙には確かにその人はいた。

あの地味で陰キャなあの人がこんな大胆な水着でこんなポーズを!?

自分の状況が状況なので恐る恐る家族に隠れてその雑誌を手に取りマンガを読んでるふりをしてグラビアページを見あさった。

家族がトイレから出てきてジュースやお菓子を選んでいる。

何が欲しいのか聞かれたが、それどころではなかった。

少し大人になったあの日

僕はなんとも言えない気持ちになった。

それは決して性的興奮ではなかった。いやもちろん多少はしていたかもしれないが。

堀北さんが見せるどことなく切なく、少し寂しいバックボーンがありそうな表情。

「野ブタ」で見た時の第一印象と赤いビキニのギャップ。

今思えばアートかな?とすら感じる。

子どもの時にはなんとも思わなかったことがしっかりと知覚できた。

それから堀北さんは僕の中で特別な存在となった。

それはもう地味で陰キャの「野ブタ」ではなく

「ひとりで強く生きるどこかさみしい美しい女性」

として歴史上の偉人のような、空想のキャラクターのような

遠いが特別な存在となった。

現在は女優を辞められてるそうだ。

幸せに生きていてくれたらうれしいな。

あのどこか切ない含みのある表情に笑顔が灯るとどうなるのだろう。

彼女は今でも僕をなんとも言えない気持ちにさせる。

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