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2020サワラゲームオススメジグ

おはようございます。
いよいよ2020サワラゲームも開幕しつつある状況ですが、今日は今シーズン一押しのジグを解説と共にご紹介していきたいと思います。

岩国沖で実釣されたい方はぜひ遊漁船に遊びに来てください。

DSK Fishing Guide Service
https://sites.google.com/view/dskfishing/ホーム


ではジグのご紹介に参りましょう!

昨年まではコスパ最強のダイソージグ改とメタルマルをメインに使用していましたが、今年はこちら!

マグバイト イワシジグ マキスペ

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すでに店頭に並んでいますがこちらがイチオシです。

店頭にない場合はamazonで
https://amzn.to/3j6ZYDJ

昨年、岩国沖でのテスト釣行もガイドしましたが、その時のプロトに岩国沖のノウハウを加えて発売されています。

ではそのノウハウが反映された部分を紹介していきますね!

まずは

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ブレード

ブレードの形に注目です。

最近発売された岩国沖を意識したブレードジグにはコロラドブレードが付いていますが、こちらはインディアナブレードが装着されています。

それはなぜか!?

これには理由があります。
ブラックバスの世界でスピナーベイトといえばウィローかコロラドですが、コロラドブレードの特徴は水かきによる強い引き抵抗(波動)と弱いフラッシングです。

一方でウィローは引き抵抗の弱さと強いフラッシングが特徴です。

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このことからマッディウォーターでは波動が強いコロラドが効き、クリアウォーターではフラッシングが強いウィローが効くと言われています。

ではサワラの世界で考えるとどうか?

サワラは、フラッシングと波動によりエサであるイワシにバイトしてきます。


よく言われる"イワシのサイズが合っていない"という状況はボディサイズではなく波動の大きさに影響を受けています。


そうでなければ、ちりめんサイズのイワシにつくサワラに対し、ロングミノーの早巻きで釣れるってのは説明がつかないですよね。

話を戻しましょう。

サワラは、フラッシングと波動によりエサであるイワシにバイトしてきますが、もう一つ大事なポイントがあります。

それは、ブレードフックにバイトさせる必要があるということです。

スピード

どういうことかというと、サワラが追えるギリギリのスピードで巻く必要があるということです。
このスピードが、遅くなるとジグへのバイトが深くなり口の奥にフッキングし、ラインブレイクに繋がるという訳です。

実際の巻きスピードは、セルテートLT4000CXHで1秒間に2-3巻きくらいになるので、1巻99cmだと考えると約秒速2-3mとなり、時速に換算すると7.2-10.8km/hとなります。

一説によると瞬間的には時速100kmで泳げるとされているサワラですが、漁師さんのトローリング時のスピードから考えると通常は10km/h程度だと考えられるのでエクストラハイギヤで1秒間に3巻するくらいのスピードが必要だと考えられます。

1秒間に3巻となるとかなり早めの回収巻きをずっと続けている状態となり少しでも負担を減らすためにも引き抵抗は最小限に抑えたいところです。

引き抵抗

引き抵抗に関していうと、ボディー形状、スイベル種類、ブレード種類の組み合わせによって変わってきます。

元祖岩国沖ブレードジグであるメタルマルが40gを発売した時に28gと比べて引き抵抗が増し、使用を敬遠したユーザーも多くいました。


上からメタルマル28g、発売時のメタルマル40g、現在のメタルマル40gの写真です。

メタルマル28g

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発売時のメタルマル40g

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現在のメタルマル40g

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引き抵抗が増したのはなぜかというと、ボディー形状とボディーに埋め込まれたスイベルが原因であった様に思います。

メタルマルは、エギ型ジグである為エギの重りを模したキールが付いています。

泳ぐ時には横を向きますが、三角形に近いボディー断面によりボディー自体が回らずにブレードだけが回る様になっています。

この時にブレードの回転がスムーズで無ければ船のプロペラの様に水を掻いてしまい抵抗となってしまいます。

発売時のメタルマルはスイベルをボディに埋め込んでしまった事でこの現象が起きてしまい引き抵抗が増してしまいました。

※余談ですが、スイベルのボディ埋め込みは別の問題も引き起こします。実際にスイベルをボディに埋め込んでいるメガバスのマキッパではメーターサワラがヒットした際にスイベルが破壊されるケースがありました。

現在は、40gのモデルではアイを介してボールベアリングスイベルがセットされているものが販売されています。

このことからもブレードとの接続に関しては埋め込みスイベルではなくアイを介してスイベルもしくはボールベアリングスイベルに接続するのが理想です。


ボディサイズ

冒頭でも触れましたが、小羽サイズ(4-5cm)の時はボディサイズが小さい方がいいのでタングステンのボディがいいという話もよく聞きますが、半分正解で半分不正解です。

どういうことかというと、サワラを誘い、バイトさせ、ファイトし、キャッチするまでを考えると全ての過程で正解とは言えないからです。

鉛とタングステンの同じ重さのジグ、ブレードだった場合を考えてみましょう。

まずは、誘いの部分

シルエット:鉛=TG
大きさだけで言えば鉛比重の違いで鉛の方が大きくなりますが、その海域にいる全てのイワシのサイズが小羽だった場合は別ですが、小羽もいれば中羽(7-9cm)もいる状況であればシルエットではなく波動があっていないだけです。

鉛の方がシルエットが大きい為、形状によっては引き抵抗が増すので巻きスピードに影響がある可能性もありますが、巻きスピードが同じであればシルエットによる影響は大きくありません。


バイト:鉛=TG
バイト時は、基本的にブレードにバイトしてくるので釣れる可能性は一緒です。

ファイト:鉛>>>TG
フッキングした位置によってリーダーに歯が触れる可能性が、高いのがTGです。

ある遊漁船ではTGを3個以上持ってきてないとロストして釣りにならないという話があったほどロストします。

いくらバイトさせることが出来てもその直後にロストしたのでは意味がありません。

ファイト中もサワラが横に走った際に反対方向にロッドを倒すとリーダーが歯に当たって簡単にラインブレイクします。

ということでTGに優位性があるかといえばそうでもないのが現状です。

むしろキャッチまで考えた時には鉛の方が優位性があると思っています。

しいて言えば環境負荷という観点から考えるとTGの方がいいでしょう。しかし、ロストするTGとロストしない鉛を比べたとするとロストしない方が環境負荷は低いと言えると思います。

なぜイワシジグはロストしにくいのか?それはイワシジグのシルエットとボディーにあります。

サワラはイワシを吸い込むというよりは一気にスピードを上げて口の中に入れる様に捕食します。

そうした時にリアヘビーやセンターバランスのジグよりは、フロントヘビーのジグの方が口の中に吸い込まれ辛いということになりますが、ブレードは口の中に入ります。

巻きスピードが遅くなり口の中にフッキングしたとしても70mmほどのボディーによってリーダーが歯に触れずにすむことになります。

そしてイワシジグのボディーには1枚1枚うろこ加工がされていてボディーのフラッシングがイワシのうろこを散らした様に光ります。

なので捕食されかけて鱗を散らしながら水面に逃げ込む1匹のイワシを演出することが出来るというわけです。

中羽イワシのシルエットと波動を出すことの出来るイワシジグ マキスペは岩国沖のサワラゲームにはピッタリという訳です!

店頭でも在庫がかなり少なくなっていますのでお早めにお手に取っておくことをオススメします!


岩国沖のサワラゲーム専用ロッドやジグやミノーをリリースされるメーカーさんがいらっしゃいましたらノウハウとアイデアを提供しますのでぜひお声がけください。


↓遊漁船も運営してますので手軽に体験してみたいかたはお越し下さい↓
【DSK Fishing Guide Service】
https://sites.google.com/view/dskfishing

noteでもタイラバ、岩国沖さわらゲームの情報などをまとめています!
〜オフショアゲーム全般〜
【瀬戸内エリアオフショアボートゲームノウハウ】
https://note.com/dskproject/m/m0f258c601754

〜真鯛〜
【僕らは真鯛の気持ちになれない〜戦略的瀬戸内真鯛釣法考察〜 】
https://note.com/dskproject/m/m556d3708ea25

〜サワラ〜
【岩国沖モンスターサワラゲームノウハウ】
https://note.com/dskproject/m/mf08acf175141

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