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モバマスをやれ

最初、「デレステプレイヤーであるあなたが、モバマスを始めるべき3つの理由」とか「デレステの補完としてのモバマスという『機能』」とかしゃらくさいタイトルを色々こねくり回していたけれど、結局言いたいことだけタイトルにした。

モバマスをやれ。

(注:なおこの記事はゲームプレイのレクチャーとかはしない。なのでそういうのが必要な人はネットとかウェブにいくらでも先人の知恵が転がってるのでそっちを見ろ)

モバマスというもの

こんな辺境の地までわざわざ文を読みに来るのだからモバマス、つまり正式名称アイドルマスターシンデレラガールズが、mobage(以下モバゲー)プラットフォームのブラウザゲーとして始まり、今はios,android,chromeでも配信されているアプリゲームでもあることくらいは知っていると思う。

つまり、あなたの目の前にあるスマホだかノートパソコンだかハイスペックゲーミングPCだか知らないがそこらへんの適当な機械とネット環境さえあればモバマスがプレイできる。古代のケータイブラウザゲームの生き残りなので推奨スペックとかもほぼない。旧石器時代のタブレットとかでない限り動くだろう。モバゲーへの登録は無視しても良いが登録しておくと引き継ぎの時に少しだけ楽ができる。

アプリをダウンロードし終えればモバマス開始だ。モバマスの世界、ポチポチゲーの彼岸へようこそ

なぜいまさらモバマスなのか

最初に注記したとおり、この記事はあなたの快適なモバマスライフをサポートするようなことは何も書かれていない。チュートリアルで襲い掛かってきた前川みくを倒した後の、継ぎ足しに継ぎ足しで作られたゴチャゴチャしたインターフェースを前にあなたがどうすべきかは他の人に聞いて欲しい。

モバマスに理由はない。同社開発の神撃のバハムートのデザインラインをそのまま流用したために、攻守という謎のパラメータがアイドルに割り振られ、LIVEバトルという謎めいた戦いに身を投じる。当時類似品がいくつも作られた、雨後の筍のような基本無料ゲーム。そんなゲームをやる意味はあるのか。

ポチポチゲーは最高だ。

リリース当初も現在もこんなものはゲームですら無いと言われ続けているが、画面をポチポチして楽しいのだからこれはゲームだ。複雑な操作が何一ついらない。とりあえず適当にアイドルを揃えて画面の前の敵アイドルユニット(謎の概念)を殴り続ければポイントが貰える。ポイント次第では新しいアイドルやガチャのふくびき券ももらえる。最高だ。

デレステに消耗するあなたへ

モバマスのお子さんに当たるゲーム、アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(以下デレステ)は楽しい。楽しいが疲れる。音ゲーの宿命ゆえ、ながらプレイが出来ない。長時間拘束。ログインボーナス。期間限定イベントと集中力と労働と余暇の戦い、ラグナロク。プレイヤーの人心は荒れ、世界は混沌に飲み込まれた。

モバマスは適当でいい。適当にアニメでも見ながらスタミナ分、敵を殴り、たまにクリア時にイベントシナリオが出るのでふんふんと読み流してまた敵を殴る。ゆるい。ログインボーナスだけ事務員からむしりとって速攻でTwitterに戻ってもいい。なんか飽きたらログインすらせず放置してもいい。筆者もプレイする時期とそうでない時期が不定期に来て、だらだら遊ぶだけである。そんなスタンスでいい。

悲しいことにデレステではボイスのないアイドルは二級市民だ。声がないと言うだけでイベントには出演できず歌も当然貰えず存在すらほぼ言及されない。キャラクターとしては存在していても、世界とのつながりはないに等しい。

モバマスは(元祖なのだから当然だが)そんな彼女たちにも活躍の機会がほぼ等しく訪れる。期間限定イベントでも声有り声無しに関わらずアイドルの中から何人かが選ばれ登場する。アイドルと交流して(=ひたすらポチポチして同じ成功失敗メッセージを見続け)絆を深めるアイドルプロデュース。それよりはスコア制でちょっとはゲームらしいがやはりポチポチし続けるアイドルチャレンジ。敵をポチポチして倒しシナリオを開放するライブツアーカーニバル。ただ虚無にポチポチするロワイヤル。形式は違うがやることは同じなので好きなキャラが出た時だけやるもよし、時間が余った時に次のイベントのためにアイテムを集めておくもよし。あなたは自由だ。

(謎の勝負をするゲームの謎の勝利)

上位報酬がほしい?それは私の理解の範疇を超えるので、他の記事や自分の財布の中の一万円札の枚数に聞いてほしい。

ガチャと入手難度

有償ガチャは本物の虚無なので無視していい。ただ、ゲームをだらだらやってるといつの間にかチケットやジュエルがそこそこ溜まるので、適当に突っ込むともしかするともしかするかもしれない。

(もしかした例、長年やってて初めて出たのでやはり過度な期待は出来ない)

このゲームは古いタイプの蒐集ゲームであり人身売買(トレード)が出来るため、万一高額で売れるアイドルが手に入ったら奴隷市場(フリートレード)に持っていって通貨(ドリンク)に変え、自分の好きなアイドルを揃えたりしよう。

(奴隷市場の取引画面。全盛期ほどではないがアクティブプレイヤーはまだまだ多いので、生きのいいアイドルが揃っている)

トレード機能のおかげで、流通さえしていれば後追いでも蒐集しやすい。このゲームはマイナーアイドルのほうが圧倒的に懐に優しいうえ、長年続いているためにそういったアイドルでもかなりカード枚数が多く楽しめる。逆に「アニメに出てたあの子のカード揃えたい!」は苦行の道となるので止もしないがオススメもしない。ボイス実装もないのになぜか高額カードしか無いアイドルのファンの方に於かれましてはご愁傷様ですとしか言いようがない。

アイドルはやめらんない

以上、モバマスについての所見を終える。ここまでもし読んでくれた人がいたなら、百万の感謝とあなたの人生における時間の使い方についての見直しを切に願う。モバマスをやれ。


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