先ずは幼少期に遡る事にしよう
物心ついた辺りには親のケンカは始まっていた。兄は始まるとすぐに部屋に逃げていった自分はいつも止めに入ると殴られ、外に飛び出し、隣の家に助けを求めて走ってました。
小さな頃の家は市営住宅、とはいえ世でいう部落と呼ばれる場所で、長屋の様な家でした。風呂も無く、たまに屋根から猫が落ちてくるほのどぼろ屋、家族の団らん等はなく、ただ生きるのに精一杯の日々だった事を覚えています。
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