今回のコロナ禍第一波において、私は日本の国民皆保険制度が改めて凄いものだと思うんです。
アメリカでは現在1日5万人という凄まじいペースでコロナ陽性が増えていますが、ある70歳男性がコロナで死線を彷徨い、62日間人工呼吸器とともに入院した時の請求がなんと1億2000万だったと。


日本の医療費が高いという方が時々いらっしゃるのですが、これを聞いてもまだ高いと言う方はいないのではないかと思います。日本は世界に誇るべきほど、高度な医療が安価で受けれる稀有の存在なのです。(そのおかげもあって予防という観点ではなかなか発展しないのですが、、、)
しかし、この誇るべき保険制度も年間約1兆円ずつ増え続け、現在40兆円という途方もない額が年間医療費としてかかっています。超高齢化社会に突入する日本では、今後高齢者か増えて、若い人達がどんどん減って行きます。
という事は、貰う人が増えて、払う人が減るという保険としては崩壊した状態に突入します。


この奇妙な皆保険制度がこの先なくならない事を大前提とした場合、この医療費の負担は当然その若い人達の世代に負担としてのしかかるということになります。


日本が世界に誇るこの素晴らしい保険制度を、なんとか我々の子供達の世代にしわ寄せや負担がいかないような世の中にしなければ。そして介護職を含めた全ての医療従事者が自分の仕事を誇りに感じれるように。

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