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足のコアマッスルシステム
2010年前半くらいから足の内在筋を体幹部のようにコアマッスルと表現を文献などで行われるようになりました。
腰部などのように細かな固有感覚に影響するトニックマッスル(いわゆる遅筋)が多く存在しているという事もあるでしょう。
またそのような筋はダイナミックに動くというよりも体の安定性を担うともされています。
そのセグメンタルスタビリティと言われる個々の安定性が体の機能的な働きに大きな影響を及ぼすと考えられています。
腹部のコアでは腹横筋、多裂筋に代表される筋と脊柱起立筋、大腰筋、腰方形筋などのダイナミックな活動を行う筋が協調性を保って理想的な動きを遂行する役割をになっているとされます。
それが足ではセグメンタルスタビリティ―を担うとされるのが内在筋
といわれる細かな筋群です。
短母趾屈筋、長母趾屈筋腱、足底方形筋、小趾外転筋、母趾内転筋、
母趾外転筋、虫様筋
などになります。
またダイナミックな筋として
短母趾伸筋、短趾伸筋、前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋、後脛骨筋、
長趾屈筋、長母趾屈筋
などが挙げられます。
それらが協調性を保って体の土台である最初のインプット元である足部の活動を担っています。
もちろんその活動を担うのは筋群だけではなく、神経系、靭帯、骨格系も影響します。
また足部には足底腱膜(足底筋膜)という強固で重要な組織もありますので、細かい組織が相互に関わりあって機能しています。
足のコアの重要な役割の一つとして足のアーチの維持というのがあります。
足のアーチの維持には足底腱膜をはじめとした結合組織のテンション、骨の位置覚、に加えて足のコアの筋肉の活性が重要とされます。
中でも足の横のアーチの形成に重要といわれるのが以下の筋です。
母趾外転筋
短母趾屈筋
母趾内転筋
後脛骨筋主要論などもありますが、師事するPodiatlistの見解からこの内在筋がアーチには重要と考えています。
これらは硬い靴を長時間はいていたり、裸足の状態での活動が少ないなどによって活動が低下してしまいます。
特に幼少期からスパイクを履いてスポーツをしている選手たちは活動が低くなることが言われています。
なかでも拇趾外転筋は重要な筋で
付着部を共にする母趾内転筋、長短母趾屈筋、機能的に関わる長短趾伸筋などの関係性を保つことが重要とされます。
アーチの維持とともに足の安定性を担う強い足底部の組織は
メインは足底腱膜によるテンション維持、それに加えて短趾屈筋、足底方形筋が活動の高い筋として言われています。
この足のコアマッスルの活動により足、また足のみならず全身のキネマティクスを維持することが考えられるため、ただ足の裏をコロコロする以上に細かく筋をケアしてやることによってパフォーマンスをより維持しやすくなるかと思います。
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