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オーバーヘッドアクティビティと体幹部の機能

投球などのオーバーヘッドアクティビティと体幹部の機能

投球、サーブ、スパイクなどの回旋を伴ったオーバーヘッドアクティビティにおいて主に活動する体幹部の筋肉は腹直筋、内外腹斜筋、脊柱起立筋になります。

なかでも動作全体として一番活動性が高いのが反対側の内腹斜筋です。
それに同側外腹斜筋、対側内腹斜筋と続きます。
テイクバックでは対側外腹斜筋、加速期フォロースルー時では起立筋の活動性があがりますが、主に腹斜筋の活動は動作継続的に行われます。

またエリートアスリートとアマチュアレベルでは筋活動が若干異なり、エリートアスリートでは主要な対側内腹斜筋の活動がより大きく、また一アマチュアレベルに比べ対側外腹斜筋の活動性も高くなる傾向にあります。アマチュアレベルでは腹斜筋の協調作用よりも対側腹斜筋と投球と同側の内腹斜筋の活動が高くなる傾向にあります。

そのためエリートアスリートには腹斜筋の協調活動が重要視されます。

ストレスポイントが集中する脊柱と腹斜筋の付着する肋骨部に集中し、過負荷になった場合には組織耐性が維持できず反復性障害へのリスクが高まります。

アプローチとしてはこれらの脊柱部位、ならびに筋の協調性を保ち、ストレス部位への組織ターンオーバーの適正化と行うことがエリートレベルでオーバーヘッドアクティビティの競技に重要なポイントの一つかと思います。

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