ブーン系小説について②
ブーン系小説講座(講座って言っていいのか?)第2回です。
前回に引き続き、僕の過去の作品から抜粋して解説を行っていきたいと思いますが……。実はこれまで説明した内容で、半数近くの作品は読めるようになっています。
例えば、自作品だとこの「( ^ω^)ブーンはインターネットで政治を語るようです」なんかは最後まで難なく読めるはずです。
どうです?読めたでしょう?
読める作品がどんどん増えていけばそれだけ楽しいのがブーン系小説の醍醐味です。僕と一緒に楽しいブーン系ライフを送りましょう。
さて、今回は「从'ー'从渡辺さんはどこまでも伸びる子のようです」から、以下を抜粋いたしました。
教頭先生が尋問されている最中に口封じで始末されてしまうという無情なシーンですね。
こちらは以下のポイントについて説明いたします。
ポイント① ξ゚⊿゚)ξ
ブーン系小説の代表的な女性キャラクター、ツンことツンデレです。
由来はご想像の通り、「普段はツンツンとつれない態度だけど稀にデレデレと好意を寄せてくる」というヒロインのジャンルとしてのツンデレから来ています。
ブーン系においてはツンデレな性格がフィーチャーされることはあまりありません。明るく勝ち気な女の子キャラとして、広く用いられている印象です。名前も省略されて「ツン」と呼ばれることがほとんどです。
あと、作品中ではブーンとのカップリングが多いですね。
両脇のξ(クシー)は縦ロールを表しています。よくチン毛などと揶揄されていますが。
ポイント② (,,゚Д゚)
ギコハニャーン!のギコです。もはや説明は不要なんじゃないかと思うほどの有名AAです。
2ちゃんねるを代表する猫キャラクターAAであり、特にFLASH動画などでよく出てきましたね。アルファベット加えて庭に埋められたりヒョギフ大統領の貴重な産卵シーンだったりと八面六臂の大活躍でした。
ブーン系小説においては猫である点が強調されたりなどは無く、一般的な男性AAとして用いられています。性格面では、どちらかといえば強気で男らしいといったキャラ付けがされることが多いです。
ポイント③ 地の文
ブーン系小説は小説と銘打たれているので、一般の小説同様に地の文を使用しても構いません。作者によっては、何行にも渡る重厚な文章が書かれることもあります。
しかし、インターネット発祥である以上、その書き方にはある不文律が存在します。それはまた今度説明させていただきます。
ポイント④ AA
これまでは1行の単純なAAしか紹介していませんでしたが、このように複数行にまたがる中型、大型のAAを用いることもよくあります。
といっても、イチから手打ちでポチポチ作ることはあまりありません。アスキーアートの歴史は長いので、多種多様なものが既に用意されています。それを持ってきて、少し手を加えてあげるだけでいいのです。
ここでは既存の下半身AAにギコの顔を合成することで、簡単にナルホドくんのAAを作り上げています。
ポイント⑥ 从'ー'从
こちらは「渡辺さん」という女性AAキャラクターです。
昔ニュー速VIP板に「新ジャンル」スレというものがありました。要するにツンデレなどのヒロインジャンルを新たに作り出そうとするスレです。
その内の一つ「ツンドロ」というスレで生まれたキャラクターが渡辺さんで、やがてブーン系小説に輸入され上記のAAが作られました。
天然のドジっ子で「あれれ~?」や「ふぇぇ…」が口癖という、とても分かりやすく可愛いキャラなのでヒロインとして起用されることも多いです。
ポイント⑦ ( ゚∀゚)
こちらはジョルジュ長岡という男性AAです。
「あれ?こんなAA別にいなかったっけ?アヒャヒャヒャって言ってるやつ」と思った方もいると思いますが、そちらは( ゚∀゚ ) ←アヒャという全く別のAAです。
じゃあ何が違うのかと言えば……本来このジョルジュ、眉毛があるのが正しいのです。ところで以下のAAを目にした方は多いでしょう。
おっぱい!おっぱい!と叫びながら腕を振り上げるこのAA。そうです、これがジョルジュ長岡なんです。
ところがブーン系小説で用いる場合、眉毛を付けると2行に渡ってしまうためレス内の行数を圧迫したりと書きづらいことも多いのです。故に、上記のように省略されてしまうことがあります。
眉なしジョルジュとアヒャは慣れれば全角半角の違いなどで見分けられるようになるのですが、初心者はなかなか難しいでしょう。
でも大丈夫。正直、アヒャが作品に登場する頻度は低いですし、アヒャとジョルジュが同時に出る場合は大概ジョルジュに眉が付けられています。
今回はここまでと致します。
もっと書きたかったのですが長文はやっぱりキツいです。特に僕は日本語が下手くそなので書けば書くほどボロが出て取り繕うのが大変なのです。
それでもなんとか、あと1~2回は書けるように頑張りたいですね。では。
前に進む理由をくれ