【ポケポケ】最強の遺伝子エンブレムイベント1を終えて 圧倒的ピカミュウ環境
や、やっと終わった……。
11/07に開始した「最強の遺伝器エンブレムイベント」の45勝を達成したので、今回の環境やイベント全体の感想を残したいと思う。最近noteで暇を潰しているので、これからもポケポケを続けている限りはレポを残していく予定。
使用デッキ
今回、自分はほとんど「ピカチュウex」中心の雷タイプデッキで最後まで走った。「ほとんど」というのは、最初の3勝あたりまでふざけたデッキを使っていたものの、すぐに見切りをつけたという運び。一応両方ともリストを掲載しておく。
オコリザル
ex不採用の構築で挑んだ。
現状のオコリザルは「ガラガラex」のサブアタッカーとして運用されることが多いが、オコリザル単体で使った方が強いと判断した。
ガラガラは運要素のある中~高打点アタッカーのため、なるべく早く殴り始めたい。そのためエネを付ける優先度が相当高いのだが、マンキーも初手で殴っておかないと起動しづらいため取り合いになる。ガラガラと合わせるなら、耐久100ラインかつ裏で育てても十分働ける「サンドパン」の方が強い。
ex不採用はex採用よりも勝負できる回数が多いのもポイントで、積極的に削りを入れて「サカキ」や「ナツメ」で押し込む勝ち方が通しやすい。
とはいえ、そもそも本当に強いデッキだとは思っていなかったし(ピカに若干強く出れるところ以外カツラの下位互換)、周りが思ったよりも真面目なデッキを使っていたのでやめた。ランダムマッチよりは対面のレベルが最初から高く、先攻を取った回の勝率が絶望的だった。
雷タイプ(ピカチュウex)
本命デッキとして使った雷タイプ。ピカexと「サンダーex」に加え、相方には「ライチュウ」を採用。そのサポートとして「マチス」も入れた。「レッドカード」の枠はもう一周走るならサカキにしていると思う。
やはり後攻のピカex最速着地が非常に強く、逃げコス1で固められた中耐久組の受け性能も高い。かなり渋い状況でも「スピーダー」や「ナツメ」の引き込みを待って延命し続けることで取れる試合が多く、他のデッキとは総合力が違いすぎた。自分はピカの強みをこのサイクル性能に見出しているので、壁役として他を大きく凌ぐサンダーexもフル投入にしている。
ライチュウを採用したのは、ミラーにおいて明らかに他の1進化より強かったため。ピカのワンパン圏外の耐久を持ち、逃げコスもしっかり1でサイクルを崩さない。加えて、ピカに採用される全てのポケモンをワンパンできるため、ライチュウさえ間に合えば先攻でも余裕を持って勝てる。
ピカ不在時のサブアタッカーになれる「マルマイン」と二択で悩んだが、互いの出力が平均値の状況ではライチュウ入りが明らかにレースで強い。
イベント仕様・環境
最低限のデッキ解説も済んだところで本編へ。
今回のイベントだが、マッチングは同ランク(?)の相手と当たるようになっている。5~25勝(以後「銀帯」)では銀帯同士で、25~45勝(以後「金帯」)では金帯同士で当たる。
他ゲーのランクマッチやレートとは違い、勝ち越す必要がないのは特筆すべき点だと言える。勝ち星のみを数えるので、よっぽど弱いデッキでもない限りエンブレムは取れる。
とはいえ、やはりランク帯ごとの難易度には差があった。明らかに終盤は強いデッキが多く、後攻有利の性質も相まって金帯の勝率は明らかに下がっていた。
0~25 ちょっと難しいランダムマッチ
この帯は、環境におけるTier1~Tier3相当とバラバラにマッチした。
現トップと目される雷タイプに加え、それを追うミュウツーや水タイプ。これらには一歩劣るが、型にハマった際のパワーは十分な「リザードンex」や「フシギバナex」も見られた。
ランダムマッチと比べて小綺麗なリストが多く、デッキの水準はランダムマッチよりは少し高い。また、耐久寄りかつ2進化の出力ブレも目立つ「カイリュー」などは適性が無いと思われたのか少なかった。
自分はピカを振り回しているわけなので、ここではまったく苦戦しなかった。ミラーに寄せてこそいたが、最速エレキサークルができた回はイージーウィンがほとんど。しっかり記録していないが(今度からちゃんと記録します)、ここでの勝率は確実に7割あった。
26~45 多発するミラー、跋扈するミュウツー
ここまでがあまりに簡単だったので、まあ楽勝だろうという気持ちで臨んだ金帯。しかし、この帯は地獄だった。
まず、この帯に来てからミュウツーが死ぬほど増えた。
ミュウツーはサーナイトの不成立という明確な不安要素はあるが、基本的にサイコドライブ2発で雷タイプに勝てる。ミュウツー有利と言い切れるほどではないが、それでもピカに大幅な負け越しはしないデッキと言える。金帯はとにかくミュウツーとの速度勝負が多く、このストレスが尋常ではなかった。
ミュウツーサーナイトの布陣が最速で成立した場合、ピカ側の勝ち筋は相当少なくなる。割と手札をガンガン切ってくることもあり、レッカの当てどころも見極めづらい。対面の最速サナに基本勝てないという不愉快な難しい試合が増え、まずこれの影響で勝率が微妙になった。
これに加えてミラーの多発。まあ、これは上位デッキの宿命ではある。問題は、雷ミラーが原則後攻クソ有利ということだった。
雷タイプはエネ加速を持たないため、エネアドでの出遅れは基本的に「スピーダー」やナツメで回収することになる。しかし、相手もスピーダーとナツメは入れているわけなので、結局相殺されて先後逆転とはいかないことがほとんどだ。
後攻は最速エレキサークルという大正義ムーヴがあるため、初手からピカを前に出しやすいのも後攻有利を助長している。先攻を取った際にピカを前に出すのはリスキーゆえ回避したいが、ミラーでは逃げコス1すらかなり重く、いっそう先攻がキツくなる。
自分はライチュウ入りだったのでミラー先攻は取れた方だが、先後の格差がなくなるわけではない。シンプルに最速辛すぎて負けるパターンが多く、これも勝率に影響した。
もうとにかくこの帯は自分との闘いで、あまりのピカの多さにオコリザルに逃げたくなった(オコリザルはミュウツーにゲロ不利なのでやめた)。ごく稀に当たる水タイプなどを餌に5勝ほど積んだが、残りの15勝ほどはミラーとミュウツー。トップとしか当たらないというのは他ゲーでも珍しく、現環境のパワーバランスを感じざるをえなかった。
苦闘の末、11/8にエンブレム獲得。他ゲーの癖でさっさと上げ切ろうなどと考えてしまったが、環境のキツさ的にゆっくりやった方が良かったなと思う。ラスト10勝は半狂乱でプレイしていた。
総括
このイベント思ったよりちゃんと辛かった。
勝ち越す必要がないので舐め腐っていたが、現状のゲーム性で勝利を目指す時点で死ぬほど辛い。ミラーマッチなんてただでさえつまらないのに、後攻ゲーとスピーダーナツメの枚数差がとにかくゲームを破壊してくる。久しぶりに本気であったまった。
ある程度の余裕を持ちつつゆっくりやるのをおすすめする。1日3勝ペースで十分間に合うし、後半のキツさを加味してもまあ1日5勝を目指す程度で足りる。
45勝達成した後はランキングもレートもないんだし、気楽にいきましょう……。
以上