周易の占い方 解説編２

孔明

この記事は2013年6月21日の内容で、
生前の父親のことを占ったものになります。

私の父親は漁師をしていましたが、
先日の台風の影響のせいか
いつも釣れていた場所で魚が釣れなくなってしまったそうです。

◆占的
・台風による大雨の影響で、
　いつもの場所から魚がいなくなってしまったのか？

・もし場所を変えて釣るなら、どの方位が良いか？

・或いは一時的な影響とみて、同じ場所に留まるべきか？

◆得卦
・水天需　之　山天大畜
（下から艮震艮 巽乾坤）

◆占考
先ず、台風で大雨が降る前は魚が釣れていたと考えるなら、得卦 水天需の前は地天泰であった。

台風により雨が降ったので、
上卦の坎を雨と見る。
この雨の影響で魚が釣れなくなった、という現状が現われている。

陰の爻を魚と見れば、
元々は地天泰で魚が集まっていたが、
坎の主爻（五爻）が雨の影響により飛び込んできた為に、陰の魚が散ってしまった。

そしてその後、上卦の坎は艮へと変わる。
坎の主爻が動くことに注目する。

加えて、坎で離れ離れになっていた陰爻が２つに重なるので、魚が集まると読むことができる。

◆結論
「移動せず、現状の場所で釣れる」と伝えました。

◆結果
移動せず現状の場所で釣れたとのこと。
しかし、釣れるまでにいつもの倍の時間を要した。

釣れた魚の量はいつもより少なめ。
ただし、その日の全体の水揚げ量が、かなり少なかったので高値が付いた。

◆結果を受けて
大畜で釣れるまでに時間がかかる。

地天泰の時は、外卦に陰の爻が３つあったが
大畜の時は、外卦の陰が２つに減っている。
このことから、今までより釣れる量が少ないと読めていれば良かった、
といったところでしょうか。

まだまだ精進すべし…

※当時のメモからの転記


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