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供給制約の時代を生きる

クマ男です。
久しくの投稿でございます。

今日は、ボイシーの発信で『私たちの未来、どうなっちゃうの?』と思ったことがあり、私なりの考察を交えシェアしたいと思います。
実はボイシーという音声メディアを普段聞いており、
木下斉さんの発信が好きで、定期的に課金して聞いてます。

まちづくり専門家で、高校生の時に起業して会社を作り、地域活性化に繋がる事業に従事!
現在は、様々な事業を展開しつつ、辛辣な語り口で現代日本社会を切りまくる。
時折「クソジジイ」というワードが連発してマジウケル(笑)

そんな木下さん、11/29の発信で、供給制約について語っておられました。
「供給制約ってなに?」
って話ですが、ここで語られている供給制約とは
人々の需要に対し「労力を供給できる人材がめっちゃ不足しますよ!」
って内容です。


気づけば一人一役から一人二役


供給制約の具体例ですと、
例えば、マクドナルドの〇〇店舗でスタッフ10人で回していたけど、
5年後には人手が不足して、本来10人のところ5人で作業をこなすみたいな感じ。
来店するお客さんそんな変わらないのに、少ない戦力で回していくカオスな世界。
そんな未来予見な内容です。
というか、既にその事象は起こっていて、今後さらに加速するとのこと。

確かにそうで、ニュースなんか見ていると、タクシーや代行頼んでも全然こないとか、ホテルも人が足りず一定の空室率を余儀なくされるとか・・・
皆さんの周りではいかがでしょうか?

会社で、人が足りない、人手不足だ、若手の新人がすぐにやめてしまう・・・
なんてこと愚痴ってる人多くないですか?
または皆さんの職場がそうなっていませんか?

10年前は一つの仕事に従事すればよく、厄介、面倒なことは下っ端社員に振る。
でもでも、気づいたら仕事を振れる人がいなくなり・・・
雑用的な仕事まで自分でやり、2人分、3人分の作業を1人でこなす世界。
一人二役どころか一人三役。

こんなはずではなかった未来像


私も営業をやっている身なので経験がありますが、かつて10年前の上司は営業だけをやってればよく、雑務的な仕事は一切やらなくてもよく、下っ端の私にぶん投げておけばOKな世界。

しかし、私を含め、周りの営業も過去の当たり前が非常識になっています。
担当地区が増え、対応する顧客の数が倍になる。
営業どころでなく、事務や電話対応、倉庫の荷受け梱包などなど・・・
『あれ?おかしいな?こんなはずじゃなかったのに』

我々だけでなく、そういった会社ざらにあるように感じます。
今後、同じ状態が続くどころか、もっと悪化していくと考えたら、とても恐ろしい世界ですね。
そうなった、また今後そうなる理由はシンプルで、木下さんの発信でも言われていたように、少子高齢化に伴る生産年齢人口の減少。

数字で見る、働き手の異常な減り方

木下さんの発信で生産年齢人口の推移を数字で語っておられましたが、
あえて私独自で調べた情報をお伝えしたいと思います。

総務省の開示資料によると、生産年齢人口(15~65歳)のピークは1995年に8,726万人。
65歳以上の高齢者は1,828万人。
『※出所:総務省 平成30年版 情報通信白書のポイントより https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd101100.html

それから28年後の2022年時点においては、
生産年齢人口は7,420万人。
65歳以上の高齢者は3,623万人。
『※出所:総務省 統計局( 人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在))より』
なんと、この約30年間で1,300万人ほどの生産年齢人口が減少し、
65歳以上の高齢者は約倍の1,800万人増という結果。

さらに、2030年には約500万人の生産年齢人口が減少し、65歳以上は80万人ほど増える予想・・・
参考までに、グラフを⇩に添付しました。


え?マジって感じですよね?
それこそバブル経済がぶっ飛ぶ前の1980年代までは、生産年齢人口が右肩上がりで、人々が求めるモノやサービスといった需要に余裕で対応。
むしろ人余りで『お前なんかクビだ!』と言えた時代だっのでは。

でも今はどうですか?
製造業、建築業では深刻な人手不足が起きていて、納期に間に合わせることが困難になってませんか?
大阪万博、間に合いますか?大丈夫ですか?
2024年の働き方改革、もっと人手の供給に制約をかけませんか?

人手不足が招く、働く環境の悪化


人手不足は今後ますます悪化する。
だから、今身を置いている会社で既に人員が足りず、逼迫している状態であれば、スタッフ不足で事業が成り立たたあい可能性は十分にある。

実際、私が勤めている会社の取引先でも、人手不足が原因で働く環境が悪化し、どんどん社員が辞めていき、しかも長年勤めた経験も知識もある人間がごっそり辞め、顧客の対応が全然できなくなっている危機的状況。

その他でも、営業所の閉鎖や、店舗の閉店などなど、
半年前には全く想定しなかったことが、一瞬で終わりを迎える。
そういった事例がポコポコで出始めているように感じます。

経営者にとっては死活問題であるわけですが、会社員にとっても大きな問題で、従業員がどんどん減り、残った従業員の負担はどんどん重くなる。
そうなると、働く環境の悪化でさらに辞める。

そうなったとき、最後は自分だけなんえこともあり得るわけです。
実に怖いですね~
追い込まれたときに『ふざけんじぇね~』
と違う会社に転職するだけの気合と能力は磨いておきたいものですね。

自分への戒めも含め、そう思った発信内容でした。
木下さんの今回の発信内容のリンクも貼っておきました。

あくまでも私の思ったことを書いただけなので、木下さんの意図と全然違っている可能性もあるので、本編を是非聞い頂けたらと思います。

木下さんのクソジジイを切りまくる語り口。
日ごろ老害クソジジイにいじめられている方にとって心安らぐ内容ではないかと(笑)
https://voicy.jp/channel/2028/668771


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