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ママが死んだら


離婚後、月に2回くらいパパのお家にお泊まりに行くようになった我が子。
初めは3人とも心が不安定だったけど、なんだかちょっとずつ落ち着いてきた。
そんなある日、我が子がパパのお家から帰宅して開口一番。

ねえ、もしママが死んだら、僕パパと暮らすね。

ママのお洋服とかお布団とかママの本も捨てるね。
テレビはママのうちのを使う。
洗濯機はパパのうちのを持ってくる。
冷蔵庫はー、ママのうちの方が大きいからママのを使う。
ねえママ!捨てないでおいて欲しいものってある?って無邪気に尋ねる我が子。

むむむ。

大体合ってる。
より新しく、より大きな方を選択し、そして自分に不要なものは容赦なく捨てようとしている。

いいよ。君が要らないものは捨てていいよ。
思い出を抱えて泣いて暮らすより、パパと楽しく暮らしてくれる方がいいに決まってる。

しかし、ママが死んだらって仮定、なんで立てたんだよ。
死なないぞ!

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