見出し画像

8/15とインターネット流しの話

家族の初盆ということもあって、何やかんやがありつつも無事2024お盆を越えました。

ヘッダーは精霊馬(概念)で買ってた茄子をダイレクト精霊流し(概念)として偶然寄った海で海とツーショットさせたものです。

「川の終着点は海なので海でもええんでないの?」とその場のノリで写真撮ってますがよくよく考えたらものすごいショートカットさせてしまってますね?
※実際には流してないので持ち帰りました。

閑話休題。

盆になると昔Xで見かけた「盆・ジョヴィ」の文字列を思い出すのですが、今年はうっかり見かけた「Bling-Bang-Bang-盆」の文字列が強烈すぎて頭の中でミーム大賞になってます。助けてくれ。

あと盆と聞いてもう一つ思い出すのが、今は閉鎖されてもう無い、とあるブログの方。二次創作を始めたての頃に足繁く通っていたイラスト+テキストサイトがありました。

基本的には日記ブログなのですが、一部は「ネタテキスト」として、(それこそ今ならVtuberのような単発企画を)自身や家族をネタに面白可笑しく書いているものがあり、それが大好きで毎日のように読みに行っていました。

ある日、その方の家族が亡くなられたのを切掛に更新終了が告知され、そのままサイトサーバーのサービス終了に伴ってその方の名前からサイトまで全てネットの海に消えました。

当時は「そっかあ、ご家族の死が節目となったのは仕方ないよね」という浅い感想でただ眺めることしか出来なかったのですが、いざ自分が同じ状況になると「そりゃ畳みたくなる気持ちになるよね....!」と数年越しに納得してしまいました。

以下は自分の体験ですが、家族が亡くなり骨になるまでを見届けると一旦は「最終的に骨になるなら今やれる事全部やったもん勝ちだよなァ!」と強制的にポジティブが発生します。

が、日が経つにつれて落ち着いてくると反動のせいか段々「骨になって何も残らなくなるのなら何しても無駄なのでは...?」のような無気力が時間差で押し寄せてきました。

何かのタイミングで急にドバッッときては特定の物事への自信や熱が在庫切れになるタイミングが出るんですよね。あんなに好きだったのに、糸が切れたように本当にプツッと何かがきれる。「あ、もういいか...」ってなる瞬間が存在する。

自分はその対象の一つに今X(旧twitter)がありまして。趣味アカの方で絵を流したり好きな事を喋ったり、人様の素敵なものを眺めるのが主な使用でした。家族の死以降も、なにか落ち込むことがあってもXに幾度も救われたことがあるので今でも好きです。

が、不快な広告増加やポストの数値化&コンテンツ化、ステルスしても襲いかかってくるインプレゾンビの環境等々にそろそろ限界を迎え始めていて。「好き<辛い」の体験数の方が上回ることが増えてしまった為、少しずつですがXから距離を置く練習をしていました。

で、今回の初盆や、秋に向けての同人原稿作業のバタバタでちょっと離れたのを切掛に「あれ?もういいのでは?」「別にXじゃなくてもいいじゃん?」と冷静になれたというか。悟りのようなものを得てしまったことに気付きました。

SNS本拠地として使っているtumblrやpixivなどの他拠点もありますし、試しでとある匿名SNSを触ってみたら意外にもしっくりきてしまったので、そちらに入り浸ってるのもあります。

今は秋に向けて同人原稿を書いてるので、この世に出すまでX完全停止とまではいきませんが、ちょこちょこと宣伝に戻りにくる予定です。描き終わったらどうしよう。その先はちょっと考えます....

今まで盆時期になると個人的には憂鬱が勝つ印象ですが、今年はふと考えを改める機会が得られたので面白かったです。これで今後前を向けたらいいなあ。

精霊流しの横で、自分の感情インターネット流しでした。どっとはらい。