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【全文無料】グリードン・マスクス デッキ解説


●はじめに

はじめまして
辺境の地・徳島でヴァンガードをしているドリフトやろうと申します
今年のデラックスも終わって一段落ついたので、なんとなくグリードンマスクスのデッキ解説記事を書きました
お気に入りのデッキですが、今後使う機会が減りそうなので自由研究としてネットの海に放出します

正直、環境上位に喰らいつけるほどではありませんが、ドライブの減らないVスタンドや7点敗北によるダメージ調整のしやすさなど、そこそこ戦えるデッキにはなっていると思います

「そんなん見たらわかるわ」
「当たり前やろ知っとるわ」
みたいなことを細かく書いている部分や、大事なところを繰り返し書いている部分があるので、分かるところは適当に流し読みしてください

長くなりますが全文無料なので、最後まで読んでいただけると幸いです

●デッキレシピ

まずはレシピの紹介から
デッキコード:54296

ライドライン
強欲魔竜 グリードン
デザイアデビル ボーショック
デザイアデビル ゴーマン
デザイアデビル タイーダ

G3
強欲魔竜王 グリードン・マスクス ×4
デザイアデビル モウシーン ×3
マスク・オブ・ヒュドラグルム ×2
恩寵湛えし聖なる杯 ×1

G2
龍樹の落胤 スカル・ケムダー ×4
デザイアデビル ケンエン ×4
クリンスイープ・ドラゴン ×3
デザイアデビル サーショウ ×2

G1
龍樹の落胤 デモン・シェリダー ×3
リキューザルヘイト・ドラゴン ×4

G0
ライブリーブレス・ドラゴン(星) ×4
スワンキィ・エンスローラー(星) ×4
ディアブロスガールズ ナタリア(前) ×3
ダイヤフルドール あれっさんどら(治) ×4
怨恨の冥竜神 ゴルマギエルド(超) ×1

●デッキの強み

このデッキの強みは大きく4つあります

①3ターン目から使えるドライブの減らないVスタンド
シンプルでわかりやすい強みです
ヴァンガードは当然ながら有効のトリガーをたくさん引いたほうがゲームを有利に進めやすいです
超トリガーの存在もありDスタンではそれがより顕著になっています
Vスタンドにより2枚貫通に対してVにパワーを乗せやすく、通った際のイージーウィンもちょこちょこあります
またドライブによって山札を掘る枚数が多く、完全ガードなどの重要なカードを引き込みやすい点も強いです

②マスクギミックによる後攻3ターン目からのペルソナライド
こちらも当然ですが、このゲームは基本的に先攻のほうが先に強い動きができるので有利です
後攻で勝つには先攻の動きを上回る動きをするか、点止めなどでゲームのテンポを掴むことが必要になってきます
このデッキはマスクギミックにより後攻3ターン目からペルソナライドを発動でき、強み①のドライブの減らないVスタンドと合わせて後攻のゲームを捲りにいけます

③7点敗北によるダメージコントロールのしやすさ
このデッキの一番の強みです
7点敗北によって相手よりも1点多く受けて有効治を潰す動きをとりやすく、強み①のドライブの多さを活かして自分は有効治を発動しやすくなります
また、本来不利な後攻でも7点敗北になることで1点分余裕が生まれます
これは実質的に有効治を1回発動しているのと同じような意味を持ちます
相手のゲームメイクも必然的にこれを意識したものになり、動きがワンテンポ遅くなることもあります
その隙や猶予を活かして、先攻では押し込み、後攻では捲りにいきます

この①〜③の強みは全て噛み合っていて、相乗効果によってそれぞれの強みがより大きなものになっています

④ゴーマンのガード制限による終盤の押し込み
ゴーマンの2枚ガード制限がターン中で、3回のバトルに絡められるので4、5点からの圧が高いです
シェリダーを使ってソウルからコールすればライドラインのものを使い回せるので、メインデッキに採用しなくても複数回使用できます
モウシーンの登場により5パンがしやすくなったことで、より強い動きになりました

●デッキの弱み

もちろん強い点だけでなく弱い点もあります
デッキの構築や動きは、その強みと弱みの両方を分かった上で考えることが重要だと思っています
強い点だけでなく弱い点からも目を背けずに理解しましょう

❶ドライブへの依存
強み①と表裏一体の弱みでで、ドライブが弱いとそれだけで負ける試合もあります
Vスタンドの圧はありますが、Rの打点はそこまで高いわけではありません
ゴーマンのガード制限を付けていないときに、こちらのドライブが弱くて相手がダメトリを踏むと、一気に点が入りづらくなります

❷カードパワーの低さ
デッキの採用カードは特別カードパワーが高い訳ではありません
モウシーンの連パンは他のデッキの連パン要員と比べると不自由な点がありますし、ただのサーチ対象であるサーショウを採用せざるを得なかったり、言ってしまえば底が知れています
マシなのはクリンスイープとゴーマンぐらいでしょうか

❸山切れ
ドライブが多く、サーチによる圧縮もそれなりにするので山札の減りが速いです
6ターン目までもつれこむとVが殴れないこともあるので、硬いデッキ相手にはゴーマンを上手く使えるように意識して攻めましょう

●採用カード説明

続いて各カードの採用理由を説明していきます

・ライドライン
マスクスの能力条件にデザイアデビル名称が必要なので素直にグリードンのライドラインです

・強欲魔竜王 グリードン・マスクス 4枚

デッキのメインV
このデッキは先攻でも積極的にマスクスへのライドを狙っていくので、後続のペルソナのために最大枚数採用
先攻マスクスライドについては後述します

・恩寵湛えし聖なる杯 1枚

レガリスピースからは聖杯を選択
先攻でのマスクスライドを狙うのでペルソナ札増強のために採用

・マスク・オブ・ヒュドラグルム 2枚

マスクスやケンエンを考慮してユニットではないカードは出来るだけ減らしたいので最低限の2枚採用
マスクスへのライドの安定性が欲しいなら好みで3枚にしてもいいです

・デザイアデビル モウシーン 3枚

デザイアデビル名称のなかでもトップレベルで優秀なカード
CBやSBを使わず、山も掘らずにコストからアタッカーに変換できて、おまけに5パンも簡単にできるようになった優れものです
5パンしたい場合は事前にソウルに入れておく必要があるので飛び出すタイミングは考えましょう
盤面に同名がいると飛び出せないので、かさばらないように3枚採用

・龍樹の落胤 スカル・ケムダー 4枚

マスクサーチ兼龍樹マーカー設置マン
マスクギミックを最大限活かすため、かつマスクの枚数を最小限に抑えたいため4枚採用
マーカー設置による火力増強も地味ながら優秀

・デザイアデビル ケンエン 4枚

デザイアデビル名称で簡単に盤面を広げれるので4枚採用
名称持ちで無難に使いやすいカードです

・クリンスイープ・ドラゴン 3枚

グリードン自体とは何の噛み合いもないので本当は入れたくないですが、先攻で押し切る・後攻で捲りにいくために相手の盤面に大きく干渉できる点が優秀なため採用
他の除去札としてはフージョがいますが、1体除去ぐらいではゲームの流れが大きく変わらず、複数枚絡める必要があるのでクリンスイープを優先
まれに盤面に残ったモウシーンをソウルに入れて5パンを狙うこともあるので覚えておきましょう
4枚だと邪魔で2枚だと後攻で引けないこともあるので適度な3枚採用

・デザイアデビル サーショウ 2枚

ライドラインのサーチ対象
ダメ落ちや素引きケアのために2枚採用
先攻3ターン目はマーカー上でダメトリをケアできるのでアタッカーになることも
マスクスがソウルのデザイアデビルを参照するため、ライドラインのボーショックの効果が使えずソウルが増やせないと、ケムダーが打てないorマスクスライドが1ターン遅れることがあるので、3枚にして事故率を減らすのもあり

・龍樹の落胤 デモン・シェリダー 3枚

盤面展開要員兼マスクのサーチ対象
このデッキは3ターン目以降毎ターン4ドライブしたり、ケンエンで山を掘ったり、サーチ札で圧縮をしたり、と山札が削れるスピードが早いので、山を掘らずに盤面を展開できる点が非常に優秀です
通常のグリードンと違い、マスクスはソウルの枚数を参照しないため、コストと展開で3枚ソウルが減ることも気にならず、ライドラインのゴーマンを出してガード制限をかけられるのも強い点です
(ただし、ソウルのデザイアデビル名称が2枚以下にならないように注意は必要です)
また、マスクのサーチ対象である点も優秀で、マスクを手打ちプレイする際のヒット率が上がります
あと、CBが余りそうな時はマーカーも取ります
基本的に4ターン目以降に使うので少し抑えて3枚採用

・完全ガード 4枚

グリードンとケンエンを考慮してユニットの完全ガードを4枚採用
オーダー完ガは好みで1枚変えても問題ないです

・トリガー構成
星8引3治4超1(ゴルマギエルド)

超は一度めくるとゲーム中の圧が上がるのでゴルマギエルドを採用
ゴーマンによる2枚ガード制限があるので、好みでイドスファロやヴァルナートに変えるのは全然ありです

ドライブが減らないので強気に攻めるために星が8枚
Vのアタックに対する2枚貫通を通しやすくなること、Rの火力も上がること、山札の枚数調整がしやすいことから、残りの3枚は前を採用
ドライブでいっぱい引き込むので、盾値が高く攻めも強いので相性がいいです
引は後続のペルソナ札を拾いやすくなったり、Vスタンドのコストを用意しやすくなったりと、便利な場面も多いです
好みで前と替えても大丈夫ですが、採用する場合は山切れに注意しましょう
治は無難に通常のものを採用
カウンターヒールは有効治としてめくって1点回復しながら25k券になれると一気に楽になるので、ドライブが減らないこのデッキと相性がいいです
環境に合わせて2枚程度採用するのはあり

●先攻マスクスライドについて

先攻でマスクスへライドするのはペルソナライドが発動せず手札が1枚減っているので、何かしらのリターンがないとする意味がないですが、このデッキでは積極的に狙っていきます

Vスタンドに必要な枚数を比較すると、グリードンがコストで4枚、マスクスが自身のライドとコストの3枚で計4枚と総枚数は変わりませんが、マスクスになることでのメリットが何点かあります

①Vスタンド時の火力上昇
1つ目はVスタンド時に火力が上がることです
基本的にVにブーストはつけないので、Vの1パン目は15000券のトリガーで2枚貫通を貼られることも少なくはないです
しかし、Vスタンド時のパンプで要求が1段階上がることで、Vの2パン目は効果つき前トリガーがないと札1枚で守りにくくなります
ドライブが減らないので星トリガーの圧が高く、ペルソナが入らなくてもある程度点が入るかガード値を削るかがしやすくなります

②龍樹マーカーの有効化
2つ目は龍樹マーカーの有効化です
サーショウや効果で出てきたモウシーンが単体でダメトリ1枚をケアできるので、ドライブでトリガーがめくれなくても最低限の要求が取れます

③7点敗北の有効化
3つ目は7点敗北の有効化です
グリードンマスクスを使う上で最も重要なポイントです
普通のグリードンでは3ターン目に7点敗北を有効にするにはコストで無理やりソウルにグリードンを入れるしかありませんでした
しかし、マスクスは乗るだけでいいので上記の2つの利点を活かしながら無理なく7点敗北を有効にできます
7点敗北になると相手側が普段想定しているキルターンから1点分ズレることになります
これは普通のデッキでも有効治で起こり得ることです
例えば、4ターンキルを目指して3ターン目に4点入れたら、返しの相手のターンで有効治を踏まれて想定していた4ターンキルが難しくなる、といった感じです
つまり、先述のデッキの強みの部分の通り、7点敗北は実質的に有効治と同じような役割を果たします
早い段階で相手のキルターンをズラすことで、相手のアクションが1ターン分遅くなることがあります
この1ターンの猶予を活かしてドライブでの有効治、星の圧力やクリンスイープの除去でさらに相手の計算を狂わせてゲームのテンポを奪います

以上3つの利点から先攻マスクスライドをしっかり狙っていきます
もちろん、後続のペルソナ札がなければ4ターン目の火力が出ないので、必ずしも先攻でマスクスへライドするというわけではありません
手札の内容、相手のデッキや動きを見て考える必要はあります
ただ、格上のデッキに対しては強気に攻めないと勝てないので、ドライブで後続が引けることに期待して乗ることが多いです

●マリガン基準

・最優先キープ
マスクス+マスクorケムダー

・優先キープ
ペルソナ札(1枚まで)
モウシーン(2枚まで)
ケムダー
ケンエン
クリンスイープ(後攻、1枚まで)

・返す
サーショウ
シェリダー
クリンスイープ(先攻)
トリガー
(マスク)

最優先はマスクスとマスクorケムダーのセットです
このセットが揃っていない場合は他は全部返して探しにいきます

マスクギミックのセットが揃っている場合は追加で優先キープを残します
モウシーン、ケムダー、ケンエンは複数あっても腐りにくいのでキープします
先述の通り、3ターン目のマスクスライドを狙うので後続のペルソナ札も1枚までキープ、2枚目以降はかさばるので返して後から引き込みます
後攻の場合は3ターン目のマスクスライドから除去をして追いつきたいので、クリンスイープを1枚までキープします

サーショウは山に残っていて欲しいので返します
シェリダーも基本的に4ターン目以降でないと使えないので返します
先攻の場合、クリンスイープも4ターン目以降にしか使えないので返します
トリガーは言わずもがな
マスクは2枚かつペルソナ札があるなら、ケムダーでサーチして山を圧縮するために1枚返します
マスクが2枚あってペルソナ札がない場合は1枚目はライドコストで捨てて、2枚目は3ターン目に手打ちしてペルソナを探すので2枚ともキープになります

●立ち回り

基本的に7点敗北を活かして、相手に有効治をさせないようにダメージを受けます
ケムダーとケンエンでCBを使ってアドを稼ぐ動きが多いので3ターン目までに少なくとも2.3点欲しいところです

・先攻
基本的に2ターン目はRは出さずに点をもらいましょう
後攻1ターン目で2点入っていたり、相手が後攻2ターン目からアグロしてくるデッキのときはケムダーは出して大丈夫です
ただし、ソウルのデザイアデビル名称を吐くので、枚数が足りなくならないように気をつけましょう
先攻3ターン目、基本的にマスクスにライドします
繰り返しになりますが、後続のペルソナがないときは4ターン目の火力が大きく下がるので、マスクスに乗るか慎重に考えましょう
また、相手のデッキが環境上位の格上の場合は、ある程度の上振れに期待して後続のペルソナがなくてもマスクスに乗って強気に攻めます

・後攻
先攻3ターン目に点止めはほぼないので2ターン目からケムダーを出して大丈夫です
相手が盤面を広げてくるデッキの場合、3ターン目のマスクスライドに合わせて除去が打てるようにクリンスイープは温存しましょう

・4ターン目以降
基本的に先攻・後攻で同じ動きになります
シェリダーでソウルからゴーマンを出して、マスクスのコストで吸い込んでガード制限を付けて連パンします
ソウルにモウシーンがある場合は
R → V(モウシーンをコール)→ V → R → R
の順で連パンできるとベストです

・モウシーンの使いどころ
モウシーンの登場により5パンが今まで以上に簡単にできるようになったのが天輪飛翔でのこのデッキの一番の強化ポイントです
しかし、考えなしに使うと色々と不都合が発生することもあるので要所で使うようにしましょう
例えば、モウシーンがソウルに1枚しかない場合、一度出すとクリンスイープで無理やりソウルに入れ直さないと次のターンは5パンできません
また、次のターンに5パンしながらシェリダーからゴーマンを出してガード制限を付けたいときは、ソウルのデザイアデビルの枚数に注意する必要があります
5パンは殴り順の関係上、マスクスでRを吸い込む前にモウシーンがソウルから飛び出します
ソウルからゴーマンを出したうえでモウシーンも出すので、事前にソウルのデザイアデビルが5枚必要になります
適当に目先の1パンのために出すと後々のキルターンに使えなくなる可能性があるので、モウシーンは計画的に使用しましょう

・シラヌイ対面
対シラヌイでは6点受けている状態で骸にVを支配されると、7点敗北が有効でなくなってその瞬間に負けます
基本的には普通のデッキと同じように6点で負けると思って立ち回り、自分の最終ターンの前の相手ターンに6点まで受けましょう
倒しきれないと返しのターンで確実に負けるので、キルターンの判断を見誤らないようにしましょう
こちらが先攻で相手のライドラインのG2が猩々童子の場合は、先攻3ターン目はRが残らないようにVの効果で吸い込んで盤面を消しましょう
支配されないとフウライとセキエイでの連パンができないのと、フウライの火力が上がらないので大分楽になります

●他の採用候補カード

ソウルに最低限のデザイアデビルさえあればデッキとして機能するので、色々な汎用カードが採用候補にあがってきます
それぞれ強みがあるので、使用者の好みに合わせて入れ替えてみてください
ただ、マスクス4枚、マスク2枚、ケムダー4枚はデッキのギミック上必要なので減らさないほうが無難です
また、ライドラインで持ってくるサーショウ2枚、連パンの要のモウシーン3枚も減らさないほうがいいと考えています

では、その他の採用候補カードを紹介していきます

・炎尾の曲芸師 ミロスラヴァ

シェリダーと同じく山札を削らずにソウルから盤面を展開できるカード
G3なので単体で火力が出せる点が優秀
5ターン目に向けてペルソナを回収しながらパンプするのも強い

・統宰の赤眼 リンダルキア

天輪飛翔の新規カード
山上5枚から好きなカードを出せるので、ケンエンと違いハズレを引かずに山の圧縮ができます
クリンスイープを出して除去したりシェリダーを出して盤面を広げたり他の動きに繋げやすい点が優秀

・麗焔魔嬢 オリエンス

こちらもリンダルキアと同じような役割の盤面展開カード
コストがSB1と軽く、余裕があればドローもできるところが非常に優秀
ただ、効果の発動条件があるので採用する場合はマスクも3枚以上に増量しましょう
手打ちのマスクが外れるとこのカードで得るはずのアドが帳消しになるので一緒にシェリダーを増量するのもあり

・黒天の雷震妃 レィミーナ

ミロスラヴァとほぼ同じ役割のG2
ライドコストにされた時の効果は、ボーショックでデザイアデビルをソウルに入れる場合に1回だけ使える
採用するなら1、2枚

・デザイアデビル フージョ

除去とガード制限ができる上にデザイアデビル名称なのが優秀
ガード制限にコストがいらないのも使いやすく、ゴーマンとあわせてガードの要求枚数を増やせる点が強い
ガード制限を使うとソウルの名称持ちが減るので、他の名称持ちと一緒に採用すると使いやすくなります

・デザイアデビル グウタラン

Vのドライブが減る代わりに15kのパンプを振るカード
山札の残り枚数がギリギリの時に使うことで山切れを防げます
いざという時のために1枚採用してもいいです

・デザイアデビル インケーン

ドライブを増やしてより強気に攻めやすくなるガード
シンプルにトリガーをめくりにいく動きは強いが、コストの重さやリソースが増えるタイミングの遅さが少し気になります
SCが必要ない時も多く、無駄に山を掘ることもしばしばあります
採用する場合はフージョのガード制限と合わせてVの殴りを強く通しにいく構築が良さそうです

・デザイアデビル ゴーマン

メインデッキに採用することでより安定してガード制限を狙いにいけます
3ターン目からも使えるので、より強気に攻めたいなら1、2枚の採用はあり

・スチームバトラー グングヌラーム

シェリダーと同じくCBを使わずにアドが取れるG1
純粋なドローは使いやすいが、SCが強制なのでドローと合わせて2枚山札が減る点は終盤使いづらいことも

・艱難遮る碧の結界

レガリスピースからはこちらも採用候補
ペルソナ札が減るのは痛いですが、ソウルに余裕はあるので守りを固くしたいなら好みで変更するのもあり

●おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます
長々と書いてきましたが、いかがだったでしょうか

比較的安価なカードが多く、回し方もそこまで難しくなくシンプルで、個人的にそこそこオススメなデッキです
構築の自由度も高くプレイヤーの好みの色を出しやすい点も良いところだと思います

●運命対戦発売後の追記

1/19に新ルールが施工され、2/9に運命大戦が発売されたので以下の項目を追記します

・新ルール
・デッキレシピ
・追加採用カード理由
・採用候補カード(運命対戦収録)

・新ルール
1/19より施工された新ルールによりメインデッキの枚数が4枚増加、先攻後攻の任意選択、エネルギージェネレーターの追加
この新ルールにおけるグリードンというデッキへの影響から説明していきます

①メインデッキの増加
これにより全てのデッキが、メインの動きに関わるキーパーツを引きにくくなり、トリガーを引く確率も下がることになっています
グリードンというデッキにおいては、マスクギミックへの依存とトリガーへの依存という2点で大きな影響を受けています

・マスクギミックへの依存
マスクスユニットを使用したデッキは普通のデッキとは異なりメインデッキにメインVが存在しています
ライドデッキという確定でメインVに乗れるDスタンダードにおいて、通常のデッキと異なりいわゆるライド事故が起こり得ます
そして、マスクスに乗る前提で構築や動きを想定しているため、ライド事故が発生するとデッキパワーが格段に下がります
(逆にこのリスクを背負っている分、後攻3ターン目からのペルソナライドが行えます)
もちろんこのデッキもマスクスに乗れないと、デッキの強みである後攻3ターン目からのペルソナライドと7点敗北の有効化ができないので普通にめちゃくちゃ弱くなります
つまるところ、このデッキにおける一番大きな影響は、メインデッキの枚数増加によってマスクギミックのパーツが引きにくくなり、ライド事故の発生率が上昇したことです

・トリガーへの依存
デッキの枚数が増えたことによってトリガーを引きづらくなります
トリガーのめくりによって勝敗を左右されることが多いデッキなので、その影響を大きく受けます
ただトリガー率の減少は他の全てのデッキでも同じなので、ドライブが減らないVスタンドと7点敗北によってトリガーのチェック回数が多いグリードンはまだマシなほうです

②先攻後攻の任意選択
じゃんけん等の勝者が強制的に先攻となる今までと異なり、先攻後攻を任意に選択できるようになりました
基本的には先攻のほうが強いですが、後攻でも強い動きができるので、影響は少なめです
超越対面やマスク対面ではあえて後攻を選択することもあるので、むしろ追い風といえるでしょう
先攻後攻を選ぶときは、相手のGゾーンの有無や外部カードの枚数を確認して考えましょう

③エネルギージェネレーターの追加
後攻1ターン目から毎ターン3づつ貯まっていく新しいコストで、EB7で1ドローが標準搭載されています
既存のデッキはこのコストを上手く使うために運命大戦のRRRのサイクルを採用するところですが、グリードンはEBでアドを取る専用の強化をもらっているので、採用カードの選択肢が少し多いです(今だけ)

・デッキレシピ
デッキコード:4SZCE

・追加採用カード理由

・マスク・オブ・ヒュドラグルム
先述のとおりメインデッキの増加によりマスクギミックが引きにくくなったため1枚追加で採用

・デザイアデビル アラークレイ


運命大戦の強化カード
新しいコストであるEBを使ってシェリダーと同じような運用ができる
3ターン目からゴーマンが使いやすくなったので前よりも1ターン早い段階から圧をかけれます
Vのパンプも要求が1段階上がり、ペルソナができない先攻3ターン目の圧力が高くなったのも強い点です
デザイアデビル名称でマスクスのサーチ対象なのもgood

・採用候補(運命大戦収録)
・スチームガンナー ティズカール


新弾のサイクルRRR
アラークレイと同じくEBでアドが取れるので、一緒に採用して効率よくリソースを稼げる
R登場時の効果を活かしたい時はモウシーンを使ってブーストに参加させましょう

・デザイアデビル ゴージョー


無難に使いやすいデザイアデビル名称
シールド値の上昇タイミングが少し遅いところが使いづらいと感じる時も


質問や感想、ご意見などありましたらX(@drifting YARO)のDMに送っていただけたらと思います


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