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前半戦を振り返って

7月に始まった今シーズン、琉球コラソンはこれまでに8試合を消化しました。
現在、2ヶ月のブレイク期間に入っております。この2ヶ月を死に物狂いで過ごさないといけないと思わされた前半戦を振り返っていきます。
あくまで僕個人の感想ですのであしからず。
 


まず前半戦8試合の結果は、
1勝1分6敗の11位
一言でいうと、最悪です。
 

今シーズンが始まる前から、ここ数年で一番不安があり、その不安が的中した という感じです。
不安というのは、チームとして、昨シーズンの終わり方や今シーズンの始まりに見られたグダグダ感です。
その影響もあってか、今シーズン始動時に、チーム内にはなんとも気持ち悪い雰囲気があり、「チーム一丸で頑張ろう」という空気がなく、みんながそれぞれ違う方向を向いている気がしていました。

私もこの雰囲気のままでは厳しい、選手一人一人に危機感を持つように声かけもしましたが、それだけでは立て直すことは出来ず、今まで積み上げたものまでも崩れ落ちた感じがしました。

そんな中、開幕前には、新戦力(外国人選手3人)の加入もあり、コミュニケーション不足を露呈し、上手く噛み合わない試合が続いた前半戦でした。

結果

前半戦8試合の結果は以下の通りです。
 
vsトヨタ紡織 23 – 34●
vs 大同特殊鋼 29 – 39●
vs 大崎電気 25 – 32●
vs 安芸高田ワクナガ 26 – 35●
vs 永平寺ブルーサンダー 30 – 30△
vs 豊田合成 21 – 33●
vs アースフレンズB M 22 – 24●
vs 富山ドリームス 28 – 26○
 
結果だけ見ても酷い事がわかります。
 


開幕4試合

最初の4試合は、現時点では完全に力負けという印象。
 

失点が多いこともありますが、特に酷かったのは、得点が取れない事です。点を取り合うスポーツである、ハンドボールにおいて、この得点力ではなかなか勝負できません。
やはり30点というのが一つの目安になると思います。30点取れれば、その分失点も減ってくると思うので、そういう戦いができるようにしていきたいです。

ブルーサンダー 戦

前半戦では唯一、永平寺ブルーサンダー戦で少しできたかなと思います。
その試合では、立ち上がりコラソンのシュートが入らず、5・6点差をつけられてからのスタートでした。

そこからDFで粘り、OFでも簡単なシュートで終わるのではなく、ボールをしつこく回してカットインを狙うという戦術に切り替えました。
その結果、点差を一つ一つ縮める事ができ、後半途中には一時、逆転する場面も作れました。最後はこれを決めたら“勝つ”という場面でミスが出て、逆に相手に決められ同点という結果でしたが、こういう試合(粘り強く戦う)ができれば強いチームとも戦えるという形が見えました。

豊田合成 戦

この勢いのまま次戦を迎えたかったのですが、これは沖縄ならではかもしれませんが、台風の影響により、5日間練習ができない状態で豊田合成戦に臨む事になりました。
その時の台風は非常に勢力が強く、外に出ることが一切できず、自宅での缶詰状態が続き、選手の中には数日停電していた人もいたと聞いています。
その影響でコンディションは最悪、身体が動かない状態で昨年チャンピオンと戦うのは正直しんどかったのを覚えています。
それでも観客の皆さんの前で変な試合をするわけにはいかないと意気込んで戦いましたが、結果は惨敗でした。
ただその試合で17番の高橋選手が9得点と成長を感じるプレーを見せてくれました。若い選手の台頭は、コラソンにとって必要不可欠なので、結果は残念でしたが、チームにとっては一つ良い材料が見つかったという試合でした。

 

アースフレンズBM・富山ドリームス 戦


しかし、チームとしても個人としても、そこからなかなか状態が上がらず、前半戦最後の東京で行われた日本リーグ集中開催での2連戦は、とても苦しいものになりました。
順位を争う上で、絶対に負けられないアースフレンズBM戦では、ロースコアの試合になり、接戦を物にできず敗戦。次の新規参入チーム、富山ドリームス戦では、点差を離す場面でミスが続き2点差で勝ったものの、試合内容は最悪という感じでした。

総括 

このように悪い状態からなかなか抜け出せない、その状況を打破する力がなかった前半戦でした。
もちろん、みんな必死に戦っていたことは間違いありません。ただ、コラソンというチームは毎年、選手の入れ替わりも激しく、常に試行錯誤を繰り返しているので、チームが成熟するまでなかなか時間がかかるのが現実です。
だからこそ、他のチームより頑張らないといけないし、他がやらなくてもいいことまでやらないといけません。その覚悟を全員が持たないと勝てないと思っています。
 
我々、コラソンにとっては、このブレイク期間はチームを作る上でとても大事な時間だし、今一度、自分を見つめ直し、前半戦での反省はもちろん、自分の役割は何か、チームの目標は何かを整理し、全員が同じ方向を向き、本当の意味での“One Team”になれるよう準備したいと思います。
 
琉球コラソンは、決して凄い選手がいるわけでもない、練習環境が整っているわけでもない、お金も少ないチームだからこそ、勝つことに最大の意味があると思います。
応援してくれる人たちのため、自分たちの待遇を変えるためにも勝利を目指して後半戦に挑みます。
強くなったコラソンをお見せできるよう、現在修行中ですので、それまで楽しみに待っていてください。
 
これからも応援よろしくお願いいたします。

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