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オランダ商人

「私の色選びは、いかなる科学理論にも依拠していない。それは観察、感情、私の感性の経験に基づいている。/matisse,“Notes d'un peintre.“」

ルースティンを探して。

 
恋愛と父親について思った日。

今日ツィッター(現X)で人生で子供を持たなかった父親にならなかった事を悔やんでいる人のブログが話題になった。それと同時に婚カツ結婚相談所のコンサルタントのツィートがなぜかリンクしておもしろい。

「ヤリ逃げ」されない女になるため、とかそんな内容だったけど最初からそれはほとんど誰にも読めない事なンじゃないか?って思うような事をああでもない、こうでもないで始まって身持ちが悪いと普通の男でさえも結婚してくれないという結論には笑うけど
だけど身持ちがカタイと結婚してくれるかというと、軽いよりはいくらかマシで私は返信に「すでに他の男(前夫)との間に5人子供を持ったシングルマザーと初婚で家持ちのあととり息子と結婚したフツメン(普通の男)を知ってるけどこれは奇跡に近いと思う。」とツィートした。
身持ちはあんま関係ないと。

しかもそのギロンはずっと続いていたけど出口がないので切り上げて父親に戻る。

驚くのはほとんどの多くの人がその子供を持たなかった男の人に同情的でブログの内容も「他の子供を見てもし自分の子があの子だったら?」みたいにすごく感傷的。
頑張ってみたけどできなかった人なのかな?と思ってしまった。
私は「自分が淡白なのはきっと親族の血縁におなじ姓の遺伝子がもういるからぜんぜん焦らなかったと思います。」と書いた。

ハッキリ言うと私が産んで育てるよりも私以外の親族はそこそこずっとマトモなのでそっちに任せたほうが正解だと思っている。

20~30代の頃はそれでも先行きが不安でよく当たると評判の占い師がいると聞けばみてもらいに行ったけれど。雑誌に載っていた評判の占い師さんになんとか予約がキャンセル待ちで取れて鑑定してもらうと
「外国人の血が入ってますか?」と聞かれてこれがじつは初めてではなかった。

戸籍も先祖も日本人しかいないと思いますが古代日本列島が中国大陸と繋がっていた説を思えばその可能性はありますね、と答えると「アジア系ではなくて西洋ですよ、ヨーロッパ」と言われる。
他の占い師も「外国人を思わせるのはその多弁な所ですよ」と言われたこともあった。

「何度カードを切っても
“オランダ商人“って出るのよ」

私は前職の会社の先輩が先にヨーロッパ旅行へ行った時のお土産にたまたま飛行機がローマからパリへ行く途中オランダに降りる事があったから、とオランダの小さな赤い木靴をもらった事があった。

それから何年も経っていたのにそのオランダの木靴を思い出して何人もの占い師が私に外国人の血が入っていますか?の問いに中には
前世での父親の名前が出てきたけど何か家系図とかで見たことありますか?と聞かれたこともあった。「ルースティンって名前が出てくるよ、」身に覚えも聞いた事もないので留学の経験のある友人に聞くと「ティンがつくならスペイン系かもしれない。もしイギリスだったらエリザベス女王との関係性でスペインも考えられる」という話を聞くと、私が前職でヨーロッパ旅行の時はローマからパリへ移動する時イギリスで降りる事があって空港のハロッズでお土産を買ったのを思い出した。

ミステリアスな赤い靴

私は実は父親とは縁が薄くて2才の頃に生き別れていて顔も覚えていないけれど何かで戸籍謄本を見た時そこには見慣れない男の名前が父親の欄にあって不思議な感じがした。
縁は薄いのだけど私の名付け親は父方の祖父で最近年老いてきた母親が父方の話をよくするようになった。名付け親の祖父は書生をしていた家のお嬢様と結婚してどうも婿養子だとかそんな話をする。
私が生まれた時に二文字の名前ばかりをたくさん書いてきて「これからの女の子は二文字の名前がいい。」そう言われて選んだのは「マヤ」と「瑠璃」だったけど瑠璃はキツいからダメだということになって役所に届けにいくと当用漢字にないのでカタカナになってしまった。

輪廻転生を信じますか?

ところで最近のツィッターの中に西へ行くほど日本人は酒に弱く東北や寒い土地へ行くほどアルコールに強い。私は20~30代までは異常にアルコールに強くて顔にも出ないし酔うことがほとんどなかった。これも母方の家系には見られない特徴で私は子供の頃から大人から「相当しぶとい」とよく怒られた。
しぶといの意味がいまだによくわからないけれど母方の親族には見られない気質が、

もしかしたら父方の祖父は北の方の生まれかもしれない。

“オランダ商人“のメッセージの中に
「絵筆で描いたような絵付けの皿」のイメージがあるらしい。

それがなンなのか、値段の高い安いにかかわらず食器や陶器を見る時、胸騒ぎがしてくるこの感覚をいつも抑えられずにいる。

maya yamamoto