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チャボの陽なたぼっこ

 暖かな正月、チャボを小屋から出してあげると縁側で陽なたぼっこを始めた。何と平和な姿。飼い主が隣で一緒に陽なたぼっこをしていても、目を閉じて居眠り。母鳥が育てたチャボは人を警戒して遠ざかるが、このチャボはヒヨコから私の手の中で育てた手乗り。人を恐れることなく寄って来ては、突き蹴り手に乗って来るので子どもの様にかわいい。もう10年近く飼っているから老鳥だが、若鳥のころは卵をたくさん生んでくれた。市販の卵より二回りほど小さいが、茶碗のご飯にかけると程良い量で、孵化したヒヨコはこの卵サイズでこよなくかわいい。生まれたてのヒヨコは二週間は親鳥に育てさせてから取り上げて両手で暖めながら育てると手乗りになる。成長したあと群れの中に戻そうとすると仲間はずれにされる上攻撃が厳しい。自然と人工飼育を判別できるらしい。差別的な扱いは人間社会だけではなかった。

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