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「ブルーノの言葉」
「『ありやしない』と思ったが、『まったくない』とも言い切れない。なぜなら、誰も行ってない」
たった2人のお客さん(子供)相手に、紙芝居を披露するブルーノ。
煙に覆われたえんとつ町で、青い空を誰も知らない、輝く星を誰も知らない。
そんな中でたった1人、星の存在を信じる男、という内容の紙芝居だ。
町人からは、「上をみたった何もねえよ。現実を見ろ」と言われます。
でもブルーノは、信じることをやめません。
町人と喧嘩になっても。
そうすることで、息子のルビッチにも自分の信念を貫く姿を見せます。
「行ってみなくちゃわからない」「やってみなくちゃわからない」まずはチャレンジしてみろ、という信念を秘めた名台詞です。
「他の誰もみていなくてもいい。黒い煙のその先に、お前が光を信じたのなら、行動しろ。思いしれ。常識に屈するな。信じ抜くんだ、たとえ一人になっても」
町人に殴られて帰ってきたブルーノが、ルビッチに語りかける台詞です。
ルビッチは黙って聞いています。
この台詞の前には、煙の切間から星が一瞬だけ顔を出すかもしれない、という話をします。
この台詞の後には、信じ続ければ同士が現れる、という話をします。
「人生はチャレンジの連続だ」というブルーノの信念が見え隠れする名台詞ですね。
「下を見るから揺れるんだ。上をみろ」
風に帽子を飛ばされたルビッチが、梯子に登って足を震わせた時に放たれる台詞です。
この物語は上を見る話でもあると、作者の西野さんはコメントしています。
ブルーノを通じて、西野さんの思いが表現されたシーンです。
この映画は、本当に大切な人にこそ見て欲しかった。
理解してほしかった。
でも、それが叶わなかったから、僕は今こうなっている。
でも、必死にもがいている。
いつか、僕と一緒に同じ景色を見ようとしてくれる「友達(仲間)」が現れることを信じて・・・。
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