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6親という名の子供もいる。親が親じゃなかったことで得たこと/15歳までのびんぼー実学「貧乏は状態だ」

貧しく生まれるのは君のせいじゃないが、貧しく死ぬようなら君のせいだ

ビルゲイツ

偉人の一言に対する反応はどれでしょうか?

反応は大きく三つに分かれるのではないかと予想してみます。
①怒り(不快)の感情を感じる②理解(納得)する③発言者の言葉の真意を考えてみて、自分なりの行動を起こしてみる
と言われたときに、①のように「状態」に対して反応するのもありですが、
③発言者の言葉の真意を考えてみて、自分なりの行動を起こしてみる
のきっかけになればいいなと自分のびんぼー生活で学んだことを書いていきます。

このnoteのびんぼーの定義は「お金がない」ではありません。お金がなくても幸せな人がたくさんいることを知ったからです。「お金」と「心」のバランスを崩している状態をびんぼーとして書いていきます。
私が学んだことが何かお役に立てることがあればと書いています。

***

あなたにとって親とはどんな存在でしょうか?

小学生低学年のころから自分の親という存在があまりにも、周りと違うので疑問を持ち始めました。
・ひとりぼっちのお留守番(隣はやくざですよ?笑)
・仕事が休みの日もパチンコで家にいない(おい)
・学校から帰ってきても誰もいない(まぁシーンとしてたね)
・お金をもらってご飯食べてねとなっている土日(お買い物デビュー早め)
・自分の話も聞いてもらえない(うるさいといわれてた笑)

・・私の理想の親像・・

家に帰るとお母さんが家にいて迎えてくれて、
お母さんがご飯を作ってくれて、
今日一日どんなことがあったかを聞いてくれる
テストで悪い点を取ると勉強しなさいよって叱ってくれる

・・・

そんなん、なかったです笑

ちょうど私の幼少期はちびまるこちゃんやサザエさんが王道の家族のような形でしたので、自分の家との違いを比較して感じてました。

親に諦めた日

それでも私は母が好き。どんなに自分が望む環境がなくてもお母さんがすきです。忘れもしないあの日。

母が約束をしてくれました。
「学校から帰ってきたら、映画いこうな」
(うん!!やったーーーー!!!)

急いで家に帰ったら・・・

いない笑

置手紙「パチンコ屋さんに行ってくるけれど、すぐ帰るからね」

・・・・

帰ってこない笑 ベランダの窓から入る外の光がまぶしいときは、もうちょっとかな。まだいけるな。

だんだん日が落ちてまぶしいというよりは心地よい光になってきても
暗くなってきても、帰ってこない笑

自分との約束をしたのに破る親。
(くそくそくそくそ!!!なんやねん。くそ!)
怒りがいっぱいでて、涙もでる。行き場のない怒りを紙に吐き出して、死ねといっぱい書いたこともありました。鉛筆の芯が力むことで、紙を貫通する穴があく。
(くそくそくそくそ!!!)
悔しさも泣き続ければ、泣いていられなくなって止めるんですよね。

これは1度じゃなくて、罪悪感から優しくされると許して、そしてまた同じことが起きる笑
何度も何度も繰り返して、私は母を諦めました。

自分がこうしてほしいをしてくれる人が、親ではないということ。
親だからと言って私のことを最優先に考えてくれるわけじゃないこと。
親の理想像や期待をもつことが、我が家の場合は無駄であること。
信じなければ傷もつかないので、かなわないを前提で考えること。
早く大人になって自分が生きたいように生きようと切り替えました。

親という役割を持つ中身が子供の人もいる

母は母親なのですが、心の部分では「親」になり切れてなかったのだと思います。それでもご飯を買えるお金を少しくれたり、隣はやくざだっただけれど、家もあったので母なりの「親」をしていたのだと思います。
今なら考えらえる苦労はありますが、当時の私にそこは見ていません。
親だからこうだって思っていた子供の私ですが、
親も1人の人間で悩んだりいろんなことがあったんだろうと思います。

親から学んだ「大きな」こと

呪縛的思考がなくなりました。
「親と私の人生は別ですので」っていう概念を育てていただいたので、
親が‥ってなんで親がきめなあかんねんっていうあきらめがあったので、母のお陰だなぁと思います。

母が甘えたことを言ってくることもありますが、私は母の思い通りに動く子供でもないので、できることはするけど、できないことはしない。

自分の人生は自分のもの。母の人生は母のもの。
この思想にいけたことがありがたい。母のお陰。感謝。

***
書いている私は、現在会社とNPOを運営しながら、日々過ごしています。
ひとり親家庭に生まれ、母親がパチンコ狂に入信し、7歳からパチンコ屋や消費者金融に出入りしていました。家も隣がやくざ№2だわ、上は全盲の方で音が出るところを永遠にこづくなど、レアキャラの集まりで、公営住宅という弱い者が集まる中でなお弱い者いじめをされる環境でした。
それでも会計を知って、お金持ちにもいろんな人と話をしてきました。今ならびんぼーは脱出可能な状態だと思っています。

大好きなこと:お金の計算・法律・会計・税金・不動産

2023年に100日書いたnoteは、自分の人生の振り替り。


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