頬粘膜がん 144日目 食べられる量が減ったらしい
頬粘膜癌、144日目。
血圧 110-80 mmHg
血糖 110 mg/dL (朝食前)
酸素 98 %
脈拍 74 拍/分
体温 36.6 ℃
体重 76.5 kg
明後日退院予定なので後は退院まで2日である。
朝、いつものようにウォーキングをして午前は特に予定は無かったんだが歯科口腔外科から診察するからという出頭命令がきましたのでいそいそと出頭する。
定期的に口腔内の衛生状況を確認していただいている。
まぁ、汚くしてないかチェックされておるわけです。最初の頃に、歯磨きのデキの悪さがあんまりだったのでしこたまご指導いただいた記憶も新しく、いつも多少ビビりながら診察に伺うわけである。
”しこたま”ってのも知らない言葉だなぁ。しこたまはどんな玉かと思ってネット検索してみたがどうも語源は諸説あるらしく、はっきりしたものは確認できなかった。”玉”ではないのは確かなようではある。まぁイメージ的にあまり品のよろしいコトバではなさそうな感じはする。お嬢様学校の生徒会長が、「今年はしこたま票があつまりましたわね、オホホ」なんて使うような感じはしないからどちらかと言えば庶民かあるいはやや下層に位置する人々の使う言葉ということで間違いはないのだろう。
さて、いつもの衛生士の先生にも退院のご報告をしたところ、いたく喜んでいただけてなんだかこちらも嬉しくなってしまった。この先生、ななかなツンな感じの方なのだけれど、これだけ長く入院してお付き合いしているとなんとなく慣れてきて本来の優しい感じの人柄が最近は前面に出てきてとても素敵な先生なのだ。
いつも、口の中の傷の心配をしていただいて、口腔内の衛生をまもっていただいた事を感謝します。今日は診察後、退院ならばという事で歯ブラシやらなにやらいろいろお土産も沢山いただいてしまったw
月曜日の血液検査の結果がそのままになっていたので登録した。白血球の数は少し戻している。明日も最終確認で採血するとのことである。この調子で血小板ももう少し数値は戻ってくれるといいのだけれど。
さて、今日明日と昼食は欠食にしてある。
さすがに、うどんそうめんに飽きが来ていて限界に近い。味を含め、食べる前から軽い吐き気が来てしまうレベルなのであえてそこは我慢して食べるのはやめて食堂で食べる事にした。
さて、前回の食事で醤油らーめんは美味しく食べられた。どうせなので、すこし冒険してもいいのではないかと思い今日のメニューはミックスフライのハントンライスである。スープ・ミニサラダ付き。ちなみにハントンライスはご当地グルメで、オムライスみたいな食べ物。
![](https://assets.st-note.com/img/1679485278110-gPrk7sDsBm.jpg?width=800)
非常に残念だけれど完食はできなかった。食べ切れなかったのである。
まさか食べきれないとは想像してなかった。味が云々とかではなくて量の問題だ。もともと大食いとは言わないが・・・・・・いや、まぁ大食いだったかもしれん。しかし、まさか食べきれないというのはここ数年経験が無かったのである。
そもそも、お残しは許さない世代の人間なので、食べ残しはとても居心地が悪いのだが、致し方なく”ごめんさない”と小さくつぶやいてケチャップライスを4分の1ほど残させていただいた。
多分、味は美味しかったんだろうと思うが、僕は今は味覚がおかしくなっているのでそこはコメントできない。以前この食堂で食べた時はハントンライスはとても美味しかった記憶がある。
やはり塩味がほとんど感じられなくなっている感じで、ケチャップやソース、マヨネーズにしても塩味は感じられない。ハントンライスにはマヨネーズやタルタルが乗っているのだけれど、塩気がないと油っぽいだけみたいな感じになってしまう。
ウスターソースもほとんど味がしない感じだ。
以外にコショウはしっかりと感じられるのでスープのコンソメ感とコショウが味としては一番感じられた。
相対的には味はあまりしない感じの食事であった。
これは退院してから、味がする食べ物の組み合わせをそうそうに調べてみなくちゃならないなぁという感じだ。
晩御飯は完食。
今日もいい1日であった。
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