頬粘膜がん 339日目 PDCAサイクルとコルブの学習モデル


 頬粘膜癌 339日目。

 血圧 114-80 mmHg
 血糖 - mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 58 拍/分
 体温 36.5 ℃
 体重 71.5 kg

 研修、第2ラウンド2日目。

 取りあえず第2ラウンドは今日で終了になる。昨日と同じメンバーでグループワークと個人ワークを交互にやっていく。個人ワークで整理した内容をグループワークで突き合わせしてお互いの意見を交換した後、グループ全体の意見として集約していく。
 そういう形で仮想の利用者についての支援計画を作成していくスタイルだ。
 ある利用者がいて、その人がどのような人物でどんなことで困っているのか、どんな希望を持っているのか。聞き取りをしながら考察し、どんな支援が必要か計画を立て実行していく。
 ビジネスの世界でいうPDCAサイクルと同じである。(Plan,Do,Check,Action)

 研修会全体が”コルブの経験学習モデル”を参考に組み立てられている。


 コルブの経験学習モデルとは、”①具体的経験”→”②省察的観察”→”③抽象的概念化”→”④能動的実験”→”①具体的経験”と4つのステップを回転させながら、経験をしたものを振り返り、一般化・抽象化して概念(ノウハウ)として獲得し、ノウハウを元に別の場面でも実践するという事を繰り返して経験値を高めていく方法論というんだろうか。ビジネスでのそれを取り入れた研修法のようだ。


 今回の場合で言えば、1人の利用者に対して、何度か得られる面接(面談)の機会を通してその人のニーズや状況についての情報を深化させていくという思考プロセスを作る為のものという感じだろうか。

 情報を深化させる思考プロセスを作る事で、経験即によるパターナリズムを避けられると言うこともあるのじゃないだろうか。こんな人だったらこういう支援が必要だみたいな思い込みというか、経験による引き出しを単純に当てはめてしまうのを避けて1人1人の利用者についてそれぞれが独自の人格や背景をもった人であることを改めて確認できるようになる、っぽいw


 研修結果ではそのような結果が出るのだそうだ。


 最近やたらとグループワークと個人ワークの繰り返し学習的な研修が多いなぁと思っていたら、このコルブの学習モデルというのが流行っている為らしい。

 PDCAが流行ったのと同じだね。まぁちょっとシンドイ学習スタイルだw

 シンドイという事は、それなりに力になっているんだろう。


 なんとか、今日も研修を乗り切った。

 2日目は1日目にくらべて、慣れがあるのでストレス値は随分下がったようで、帰宅してダウンすることは無かったw

 まぁ同じメンバーで残り3回(来月以降)の研修も続くらしいので、知らないメンバーとのセッションではなく、なんとなく知り合いに近づきつつあるメンバー同士でのセッションになるので、そういうストレスは下がっていくというのが救いである。


 もう一つは、おそらくだが、同じメンバーでセッションを重ねる事でメンバー同士の仲間意識が高まり、協力体制が強化される。研修後にもお互いの連絡先を交換しての同期のつながりが生まれて、業務上でも相談しあえるネットワーク(最初の)作りに繋がっているのかもしれない。

 ライングループを作るということで、今回のメンバー同士で連絡先を交換しあった。


 今回の研修では宿題が出ており、次の研修までに、実際の利用者に承諾を得て、聞き取りから情報の整理を行ってニーズの抽出を行うプロセスを実地で体験して記録を作ってくることになっている。

 次の研修日までに入院期間が入っているので宿題に当てられる時間には限りがある。なかなかに厳しいミッションを受け取ってしまったねw



 今日もいい1日であった。


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