頬粘膜がん 601日目 診察結果まとめ
頬粘膜癌 601日目。
血圧 102 - 71 mmHg
血糖 - mg/dL (朝食前)
酸素 99 %
脈拍 79 拍/分
体温 37.3℃
体重 60.5 kg
昨日診察日だったんだが、案の定くたびれてしまって書き込みできずw
1日遅れの診察のまとめである。
本来は、開けたままにしてくださいねはずだったんだが、肺炎の調子がいつまでたっても落ち着かず、そちらのほうの経過も重要なポイントとなった。ほかにもいろいろあったのだが、それはこの後の個別の報告部分に書いていく。
■採血とX線撮影
これは完全に肺炎の関係である。肺炎状態変化を見るために採決とX線撮影がつっかとなっている。自覚症状うとしてはそれほど良くなっている感じはしない。さてどうだろうか。
■歯科診察
放射線性下顎骨隨炎の関係で定期診察の時に歯科にも診てもらっている。
実際に歯科で何か治療的なことをしているかといえばそんなことはないんだが、耳鼻咽喉科の主治医のほうでは骨髄炎の治療的な判断については歯科が専門なのでそちらに任せる方向である。
まぁ、こちらの歯科の方もあまり主導権は発揮したい雰囲気ではない。ここら辺、おそらくだけど、医師関係のヒエラルキーっていう奴が関係しているんじゃないかと思うんだけどどうなんだろう。そんな感じで治療方針が全然明確にならないっていうのは患者としては微妙な感じではある。
さて、治療としてはさしてやることもないので口腔内の衛生管理という事で様子を見ながら麻酔をまぶした綿球で口腔内を清掃していく。
さて、しばらく前から気になっていた顎ががくがくしたり、なんだかゴツゴツと引っかかるような感じがしている件を相談。そこらへんを診てもらう。
「少し口を開けたままにしてくださいね」
とそのあと何やらもぞもぞやっている。もしや?と思ったらその通り。どうやら左の口の奥からなにやら塊が出てきた。
「どうやら奥歯が浮いていたみたいです」
って、おいおいそんなに簡単に奥歯って取れちゃうの>
まぁ、そこが放射線性下顎骨髄炎ってやつだ。何度か前の診察の時に、耳鼻科の主治医が親知らずと原発巣の再発とを間違えて親知らずが簡単に取れてしまってから1か月ぐらい。次の奥歯が抜けた。何も特にしていないけど。
まぁ奥歯がとりあえず1本抜けた。どうやら下顎骨はすでに割れてしまっているんじゃないかというのが歯科医のご意見である。
割れたものってどうするの?ってあたりについては、通常は開口障害を含めた手術で顎の部分をきれいにして(割れたり崩れたりした顎の骨は除去してプレートを打つ)あとは顔の左部分の顎周りから頬にかけては皮膚とか移植して整えるってことになるらしい。
いずれにしろ、胃瘻がうまくいって栄養状態が改善されてから考えていくって感じになるらしい。なかなか劇的な話である。顔に皮膚移植して云々とかって、まぁ現代医学の世界なのでさすがにブラックジャックみたいになることはないんだろうが、でも縫い目は縫い目だ。やってみなけりゃわかんないが、ちょっと怖いよね。ってことで、次回の診察は入院中にやるので予約はなしで。
■消火器内科
これは、時間ばかりかかって実際にやることは説明聞いて署名というかw
胃瘻するための超簡単な問診と次回の胃カメラの予約およびその説明と同意書への署名する流れ。
この消化器内科ってのが多分おそろしく忙しい科なんだと思う。順番に同じような初診(他科のからの照会の患者さん)の対応で、先生を割り当てていただいてその先生と面談するまでがおよそ1時間あまり。
面談時間は5分程度は大げさにしても10分前後というところ。まぁ10分の診察の間に胃カメラの予約と同意書関係、ついでに胃瘻の手術の入院日なんかもバリバリと決まっていく。がんになってからなれたとは思うが自分の思考よりも速いスピードでいろんなことが決まっていく。のんびり考えている暇なしって感じ。
来週火曜日に胃カメラして、7月16日入院、7月17日手術が決まった。
■耳鼻科の診察
肺炎については、血液の数値は良くなってきているがレントゲンの影はあまり変わりなく白い。抗生物質は継続して投与することとになった。
さて、左の頬の穴が開いた部分についてだ。あなは前回よりも広がっている。まぁこっちは毎日穴と付き合っているんだ。その広がりはなんとなく感じてはいる。
ぶっちゃけ、左頬の穴と左の唇の端が繋がって切れてしまう可能性について主治医に直接質問を投げかける。これは良くない状態になっていると思うけど、このまま切れて綱tがってしまうんじゃないですか?そういう可能性が高いですよね?と。
どうもうちの主治医はこういうセンシティブな話になると途端にヨワヨワな部分があって、口が重くなり、ごにょごにょとしていく。
いや、僕も別に性根が座っていて全然平気とかってことはないんだが、後で切れて繋がって
「あぁ、やっぱり繋がっちゃいましたよねぇ。まぁそうなるとは思っていたんですが」
なんて言われるとたまらんのだ。そうなるかもしれない予測があるならそれは知りたいタイプなのだ。その点、そろそろご理解願いたいんだが、こっちから根掘り葉掘り聞かないと口を開いてくれないので毎回こういう場面は少しめんどくさい。
たしかに、目の前で取り乱されても困るっちゃ困るのだろうが、それぞれの患者がどのようなタイプなのか、どういう対応が望ましいのかってのはもうちょっとお勉強していただけると嬉しい。
こっちだってドクターに向かって根掘り葉掘り聞きだすのは結構メンタルが削られる。突然ドクターの機嫌が悪くなったりしないかとヒヤヒヤしながらの綱渡りだ。気を遣うのはこっちじゃなかろうと思わないこともない。
まぁぶっちゃけ、頬の穴についてはすぐに対応できることはなく、ガーゼのついた絆創膏を貼るくらいのものだ。切れてしまったら皮膚移植も含めた大掛かりなしゅじゅちゅを考えることになると思う。なんせ、放射線をバリバリ浴びた組織は縫ったりしても組織が回復せずどんどん壊れてしまうっぽい。
そこらへんもあって本来は3年間ぐらい原発巣周囲は触りたくないらしい。せめて2年っていうのが今年の末である。それまで経過観察しながらなんとか……みたいな希望なのだろう。
でも多分そんなに長く保たないんじゃないかと僕は思っている。(多分主治医も思っている)いいとこ1~2か月が限界だろう。もっと早いかもしれない。
場合によっては胃瘻の入院中にも経過が悪くなっていくような気もしているのだが。
入院まで保ってくれたらいいなぁというのが僕の希望。さすがにそれは大丈夫かw……ねぇ。
後はいつものように薬を処方してもらう。今回は胃カメラの予定の来週火曜日の分まで4日分。
■その他
ってわけで入院が決まったので入院準備室で説明を一通り受ける。(3度目)
医療連携室の看護師からの現状調査も受ける。(これっも3度目かな)
入院日に持ってくる書類などいろいろ準備してもらってそれを受け取り終了。
まぁ病院を出たのは午後の3時過ぎ。
いやぁマジ疲れた。このところ、日中もほとんど寝て過ごしていたのでこんなに活動したら燃料が足りない。けど、食べれないから肉体を燃やしてなんとかやり切った感。
帰宅して職場に連絡などしてようやく5時くらいに開放された。
とりあえず、まとめである。
今日もいい1日であった。
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