頬粘膜がん 114日目 とろろ投入


 頬粘膜癌、114日目。


 血圧 112-83 mmHg
 血糖 104 mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 60 拍/分
 体温 36.7 ℃
 体重 78.3 kg


 新しい週に入った。

 放射線は22回目終了。放射線治療については、口内炎が悪化していくこと、首周りの拘縮が進んでいる事を除けば特に問題はない。

 いや、まぁ耳鳴りは進んでいるけれど、これは僕にとっては結構問題ではあるけれど、がんの治療という意味で難聴が多少進むからと言ってどうこうする問題ではないという意味で問題じゃない。


 今朝は採血を行った。

 この所の抗がん剤の点滴により、僕の免疫機能はかなりくたびれてきていて血算の数値が悪い。具体的に言えば白血球数、赤血球数、ヘモグロビン値、血小板数などが軒並み低下しまくっており、白血球については好中球およびリンパ球が先週からみてがくんと下がった。

血液検査記録シート1 血液検査記録 検査項目名称,単位,参考値,測定値 2022/10/24,2022-11-11,2022-12-01,2022-12-05,2022-12-07,2022/12/13,2022/12/20,2023-01-17,2022-12-20,2023-01-24,2023-01-27,2023-01-31,2023-02-03,2023-0…

docs.google.com


 ある程度下がる事は勿論予想していたんだが、ちょっと下がりすぎらしい。

 という事で、今週の6クール目の抗がん剤投与は1週延期となってしまった。まいったなぁ。これから1週間ですこしは数値的に回復できるものなのかどうか。なんとか、数値を戻して来週、再来週で残り2クールを目指す。

 さて、何ができるかな。


 キシロカイン入りのうがい薬を使用するようになって、うまく調整すれば食事はなんとか食べ続けられている。痛みがないわけでもないし、塩がきつく感じるのは変わらないがそれでも味覚障害は今の所ではあるがそれほど酷くなっていないのかもしれない。

 まだ、味は分かっている。

 ただ、喉の状態は昨日からみてもレベルが下がってきている。嚥下が難しくなりつつある。普通につばを飲み込む事が難しい。口腔リハビリの中で飲み込みの能力を測定するのに嚥下テストというものがある。

 中指でのどぼとけを軽く押さえた状態のまま、30秒間唾液を飲み続け、連続して何回ゴックンと飲み込めるか(嚥下反射)を確認します

というテストなんだが、僕は今日の段階では多分、30秒で1回飲み込めない感じだ。昨日まではそこまで気にならなかったんだが今朝からはこの部分は一気に能力は低下した。

 気をつけて飲み込みしないとすぐに噎せてしまう。

 ついでに、完全に喉が潰れたような状態でガラガラ声になってしまった。なんだかおじいさんみたいですよ?


 まぁ、取りあえずは今週は抗がん剤はお休みになったわけだから、ちょっと本でもまとめて読もうかな。

 さて、食事対策である。

 のどの通りが悪いとなれば、そろそろとろみ剤が云々って話になってきてもいい頃なんだが、それはもうちょい先まで残しておいて今できる対策を進めていこう。

 こういう事もあるかと思い、先週のうちにamazon様に注文しておいたブツがある。

乾燥のとろろ

 乾燥したとろろを

水で戻すと

 水でもどすと

とろろご飯に

 とろろご飯になるw

 これで、とろろ蕎麦だとか、とろろうどんだとか、とろろそうめんが食べられるようになったわけだ。

 まぁ、おかずをお茶で洗って食べているんだけれど、これでとろろあんかけにして食べるというバリエーションが増えたのでした。


 今日も食事は3食ともに完食である。どうやら看護師さん曰く舌はかなり真っ白になってきているらしいが、なんとか乗り切ってる。


 今日もいい1日であった。


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