どうしておにぎりなのか
サマトキサマのG anthemを聞いてると後半、どう足掻いてもサマトキサマがおにぎりを握ってる部分があるんですけど、あれはわざとなのではないかという与太話です。
日本の昔話に『おむすびころりん』ってあるじゃないですか。結論から言うと、あのおにぎり押しはここから来ているんじゃないかなと。
そもそもサマトキサマが真面目に歌ってるのにどう聞いても「おにぎり」になる部分を登場させるのは不自然じゃないですか。エビ〜デイローリンエイヨーが真面目かと問われるとちょっと困りますが。なぜ波ダッシュを使う???
ただまあ「おにぎり」の出現は避けようと思えば避けられたと思うので、やっぱりわざとやってることだと思うんですよね。
それでじゃあなんでわざわざ「おにぎり」なのか。それの答えが『おむすびころりん』だと踏んでいます。先に同じこと考えている人がいるかは怖くて検索してません。いるにしろいないにせよね。
皆さんご存知かと思いますが、『おむすびころりん』では山に行ったお爺さんが休憩タイムにおばあさん謹製のおむすびを落っことしてしまい、それを必死に追いかけるも無情にもそこに空いていた穴へダイヴ。しかしその穴は米が大好きなねずみたちの住処だった……!
という感じです。このあと与えたおにぎりの見返りにねずみにもてなしてもらい、お宝ももらってめでたやめでたやとなるわけですね。いじわるじいさんはこの話に関係ないので放置いたします。何事も強欲になるとよくないよね。
さっくり言うと大切なもの落としてサイアク……のはずがそのおかげでなんやかんや幸せになれました!ってお話です。
サマトキサマもそうじゃないですか?
両親が悲惨な死を遂げたせいで妹と2人生きていくためにヤクザにならざるを得ず、暗い世界に転がり落ちてしまったはずが、その先でかけがえのない仲間と出会い、幸福とも言える状況を得ています。転がり落ちた先の幸福。これは『おむすびころりん』のストーリーと重なりませんか?
『おむすびころりん』は英題だと"rolling riceball"です。エイヨー。そうです、あの執拗なローリンエイヨーには意味があった。今生きているこの毎日は、"rolling riceball"のおかげ。そういう意味にも取れます。
そんなわけで、なぜか「おにぎり」に聞こえてしまうあの歌詞は、サマトキサマの人生を歌うのに裏テーマとして『おむすびころりん』になぞらえているからである。という与太話でした。
「おにぎり」に聞こえるという前提で話を進めましたがみんなもそうですかね……?
以上、お付き合いありがとうございました。
聞いたことなかったら聞いてみてください。
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