視覚で楽しみたい「宮廷女官チャングムの誓い」のあらすじ感想

ドラマはあまり見ないほうですが、香港で働いていた時代、上司にDVDをいただいたので、せっかくだからと思って見ました。韓国ドラマですが広東語吹き替えに字幕も繁体字中国語で、私は広東語はわかりませんが漢字の字幕はわかるので頑張って見ました。そのうち言葉の壁が気にならなくなるほど夢中になりました。

「宮廷女官チャングムの誓い」のあらすじ


朝鮮時代にチャングムという女の子がいました。母親は元宮廷の女官でしたが追われる身で、結局は殺されてしまいます。父親も失い1人ぼっちになったチャングムは、母の復讐をしようと、頑張って宮廷に入ります。持ち前の賢さにたゆまぬ努力を重ね、さらには良い師匠にも恵まれて、ついに料理人になりますが、敵の一派の計略にはまり島流しにされます。島では好きな人の励ましがあり、またそこで出会った素晴らしい医女(女医だが身分は医者より低い)の指導があって、ここでも努力を続け、ついに自分も医女になって再び宮廷に入ります。王の治療をするうちに王に見初められたことがきっかけで、最後にはまた宮廷から追われてしまいますが、復讐も果たし、好きな人と結婚し、人々の病気も治しながら最後には幸せに暮らします。

「宮廷女官チャングムの誓い」の感想


なんといっても、チャングムが料理人だった時代の、宮廷の厨房の様子が見ものです。百人規模の宮廷料理人が規則正しく並び、野菜をトントン切ったり、手で何かをひょいひょい盛り付けたりしますが、1つ1つの動作がすべてきれいに整っているのが、迫力があって好きです。
ストーリーは実はあまり込み入っていなくて、毎回1時間ほどの中で、はじめはいろいろ問題が起こるのですがたいていは毎回の最後の方で丸くおさまるという構成になっています。それが小説とは違ってなんとなく物足りない反面、安心して見ていられるし、最後にはいい気分で見終わることができるので、疲れているときにはちょうど良かったです。
さらに、チャングムを演じる李英愛さんの表情がとてもかわいいです。特に、島流しにされたとき、海辺で好きな人に告白されたとき、恥ずかしくて逃げたときの、ほてったような顔が印象的です。顔といえば、彼女の顔が、まだ10代?の料理人候補だった時代と、結婚して子どもが生まれた後まで、この女優さん自体はたぶん1歳ぐらいしか年をとっていないはずなのに、どんなによく画面を見ても10代が30代になるような変化があって、これはメイクの効果なんでしょうか、感心してしまいました。

ふだんは小説の方が好きなのですが、こればかりはドラマで、視覚で楽しみました。韓国の宮廷の建物や、海の景色もきれいなので、是非そういうものを楽しみながら見ていただきたいです。


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