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オンラインから現実へ 〜外を知るということ〜

※こちらの記事は『DJ&VJ Advent Calendar 2021』に参加している記事になります。詳細はこちら↓

 どうも、どれーくです。実はこの企画に参加させていただくのは昨年以来2回目です。昨年はこんな若輩者の書いた記事にたくさんの反響をいただきました。本当にありがとうございます。

 あれから1年経ちました。この1年は色々ありました。
 DJと関係ないところでいくと、大学生活を諦めて就活に勤しんだり、内定を貰えたので無事大学を中退することになったり、まあそんな感じです。

 ただDJじゃないところを書き連ねてもこの記事の意味がないので、さっさとDJ関係の話題に移ろうと思います。

 本題に入る前に、この記事で書くことは筆者本人の経験や考えであって、一般論ではありませんので、そこだけご了承いただければと思います。

そもそも、あんたは誰なん?

 と思っている方もいるかもしれませんので、まずは軽い自己紹介を。

 大分を本拠地にDJをしています、どれーくと申します。
 直近5年以内にリリースされたオタク向け楽曲原曲オンリーイベント『れいてすと!』を立ち上げ、主催をしております。

 女の子が夢や憧れに向かって日々努力するようなアニメが大好きです。
 努力しなくてもほのぼのとした日常を過ごしてくれていれば良し。

 『自分の「大好き」とみんなの「大好き」を繋ぐ』をコンセプトにDJをしています。

 あとはtwitterをご覧ください。観ているアニメや好きな新譜など、大体ツイートしています。

外を知るということ

 2020年はオンラインでありったけのイベントに出た結果、twitterのフォロワーが数百人規模で増えました。そして、それと同時にそれまで大分と福岡のDJカルチャーくらいしか知らなかった自分が、1年足らずで日本全国のDJカルチャー(の一部)を知ることにもなりました。
 筆者はアニクラをメインに活動しているのですが、それでも日本全国にはありとあらゆるアニクラがあり、色んな思いを持ったDJがいるんだなということを知りました。そして、それらが自分にはあまりにも輝いて見えました。
 大分と福岡しか知らなくて本当に良いのか?それだけで満足するのか?その思いは日に日に増して、最終的には「実際に外に出てみよう」という決心に変わりました。
 多分、これが自分自身にとってのDJにおける大きな転機だったと思います。

出会い

 思い立ったら即行動するタイプの人間故、あっという間に飛行機のチケットを取って関東へと向かったのが2020年12月。修学旅行以来に関東へ行くきっかけがアニクラになるとは、おそらく学生時代の自分には想像出来なかったと思います。
 twitter上でしか知らなかった人と実際に会って、実際に関東のDJ文化の1つに現地で触れてみました。当たり前ですが大分や福岡とは全然違う。どちらが面白い、どちらがつまらないとかそんなものはありませんが、大分に持って帰りたいものは間違いなくあるな、そう感じました。
 なんだか自分の中での何か分からないモヤモヤが晴れた気がしました。
 その後年が明けても大分のイベントに出演させていただいたり遊びに行ったりしながら、4月には大阪にDJ出演も兼ねて遊びに、8月には推しコンテンツのライブとアニクラのために関東に遊びに、12月には名古屋に完全に客として遊びに行かせていただきました。

れいてすと!を、現地で

 遊びに行くと同時になんとしても叶えたいことが1つありました。それが「れいてすと!をリアルイベントで開催する」ことです。
 オンライン上で開催してイベント自体の認知度が上がってきたこともあり、やるならこのタイミングしかないと思い、当初は5月の開催を予定していました。しかし、某ウイルスのせいで2度の延期を余儀なくされました。就活とも重なり、正直めちゃくちゃ忙しい時期でもありました。
 それでも、れいてすと!に出てくださる皆さん、期待してくださる皆さん、そして何よりれいてすと!そのものを裏切りたくない。その思いで7月に開催することが出来ました。
 多くの方にお越しいただき、本当に嬉しかったのを今でも鮮明に思い出します。

オンライン→?

 ここまで自分語りになってしまいましたが、本題はここからです。
皆さんは「外」を知ろうとしていますか?界隈としての「外」、地域としての「外」、アニメや音楽ジャンルとしての「外」……。
 オンライン全盛期を乗り越えてきた皆さんであれば、少なからずともそういった「外」を直接見たり聞いたりする機会が1度はあったのでは無いでしょうか。
 何にせよ内側というのは居心地が良く、自身の立ち位置というものも確立されていることが多いため、離れたくない気持ちが働きます。ただ、個人的には内側にいるうちは成長が鈍いし、なんなら止まるのでは無いかと思っています。

 とはいえ内側にいても先輩や周りの人から間接的に「昔、こういうイベントがあってね」「このイベントはこういう感じでこういうところが良いんだよ」といったことを聞く機会はあります。自分もいろいろ教えてもらいました。ただ正直なところ大半がピンとこない。
 昔あったイベントは、今全く同じイベントとして残っていないなら自身が経験することは無いため、自身でイベントを運営するときには一例として参考になるかもしれないけど全く同じ感動は得られない。
 他のイベントを教えてもらっても音楽とイベントの雰囲気と地域性と…そんな五感をフル活用しないと分からない情報を口伝いに聞いたところで、とりあえず自分にとって全く興味ないかとりあえず興味あるか、くらいしか分からない。
 前者は無いものはもう仕方ないにせよ、後者は全く興味ないなら別としてやっぱり行ってみないと分からないでしょう。それを内側の口伝いの情報だけで満足して終了、はもったいない気がします。
 もしかしたら交通費がどえらいことになるかもしれません。でも、何回も行くならまだしも年1回とか2回なら行ける気がしませんか?
 ちょっと勇気出して、行ってみましょうよ。下調べをちゃんとしているなら、絶対後悔はしないはずです。

外を知ったから

 また自分語りをさせてください。
 外を知る前の筆者は、とりあえず正解も分からないままがむしゃらにDJの事を考えていました。アニクラに遊びに行った時も、自分が中学生高校生くらいの時にリリースされたのであろうちょっと刺激の強いゲームの曲がたくさん流れて、でもそれが地域性なんだろうと思ってフロアで聴いていました。
 個人的には新しいアニメの曲だったり声優の曲だったりがもっと聴きたかったけど、それは地域で見れば少数派なんだろうと思って九州他県のアニクラでその気持ちを発散していました。
 ただオンラインやその後遊びに行った九州外のアニクラを見ると、地域性が違うから当たり前とはいえ新しいアニソンはたくさん流れ、それでいて少し前のそのDJが本当に好きなアニメの曲がしっかりと活きている。
 なんだか九州のアニクラに行った後よりも九州外のアニクラに行った後の方が「このアニメ、観てみたい」という気持ちが強く働く感じがしました。
 それがその地域における「当たり前」では無いのかもしれません。でも、少なくとも自分が経験した範囲ではこれこそが「アニクラ」なんだろうな、と思うようになりました。
 そして、自分は「アニクラ」が好きなんだということに気付きました。
 この筆者自信の気持ちが地域に馴染めるのかは分かりません。ただ、少なくともこれまでのその地域のステレオタイプに囚われない、そんなDJでありたいと思うようになりました。
 れいてすと!もその思いを反映して、大分の皆さんに「これが新しい大分のスタイルの1つですよ」と伝えられるような、そんなイベントにしていきたいです。
 最初は居心地が悪いかもしれません。でも、皆さんに受け入れてもらえるその日まで、絶対に続けていきます。あきらめません。

最後に

 すみません。去年の記事が論だったので、今回は主に自分語りになっちゃいました。
 この1年があまりにも激動だったので、文章に残しておきたいなと思って記事にさせていただきました。
 でもフォロワーの中には筆者よりありとあらゆる場所に飛んでいってる住所不定の人が複数人います。バケモンすぎる。
 筆者は大分が大好きなので、大分に居られる時は大分に居ます。ただ、フラッと九州の外に飛んでいっちゃうこともあるので、その時はよろしくお願いします。ちなみに12月末は関東と北海道に行きます。

 あと告知をさせてください。
 12月18日には主催をしてます「れいてすと!vol.8」が開催されます。

https://twipla.jp/events/491796

上記twiplaリンク先から参加表明をするとドリンクが一杯多く飲めるのでオススメです。

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それでは、皆さんも良いアニクラライフを。