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未来を風に託して

近くを散歩していると、黄色い花がちらほら見えた。近付いてみると、まだ1月だというのにタンポポが咲いている。中には、既に綿毛になっているものまである。タンポポといえば春に咲くイメージだったが、調べてみると2月頃には咲き始めるらしい。今年は比較的暖冬なためか、少し早く咲き始めたのかもしれない。この写真を撮った日は穏やかな風が吹いていたが、前日は強い風が吹いていた。そのためか、既に綿毛も飛んでしまって茎だけになってしまったものも見掛ける。
せっかくなので、種を少し分けてもらい、庭で育ててみることにした。セイヨウタンポポは外来種なだけあり、繁殖力は高めらしい。春に撒いた種は、夏まで休眠して秋に発芽し、種の間は乾燥しないようにした方がいいとのことだ。これからは晴れた日の水遣りが日課になりそうだ。

風で既に飛んでしまっていた種は無事に育つのだろうか?飛んだ先は風が知っているかもしれないが、育つかどうかは風すら知らない。行動という種も、いつか芽吹くと信じたい。